普段見慣れている果物、バナナ。その茎で洋服が作られるようになった、と話題になっています。
茎は本来、廃棄されるだけのものであり、年間10億トンが捨てられています。処分の際には二酸化炭素が発生したり、土壌汚染の原因になるなど、環境問題にもなっているそうです。
この問題を何とかできないかと考えた結果、バナナの茎から洋服が作れるようになったのです。
その活動自体は素晴らしいことですが、消費者側からするとこんな疑問や不安が浮かんでくるのではないでしょうか。
ここでは、バナナの茎に作られた洋服について、デザインや丈夫さ、着心地などについてお話します。
デザインというのは、言葉や文章から想像するのは難しいので、まずは以下の動画を見てみてください。動画では、バナナの茎で作られた洋服について紹介しています。
デザインに特化した内容ではありませんが、所々で映っている洋服のデザインを見ると、良いものばかりであることが分かります。
ファッションは好みや組み合わせがあるので、一概には良いとか悪いとは言えませんが、個人的には好みです。
バナナの茎で作られた洋服の着心地はリネンと似ています。
通気性がよく、サラサラの質感で湿気が時や暑い時も気持ちよく着られるのが特徴です。また、吸水性も高いので、夏には重宝します。
バナナの茎で作っているとは言っても、100%という訳ではありません。
コットンをブレンドすることによって、肌触りを良くして服の強度をUPしています。
強度もコットンとリネンとほとんど同じなので、洋服の生地として十分な強さです。
ネット上では、本当に環境に良いのか?という点において物議を醸しています。
バナナの茎で作られた洋服を紹介しているネット記事やニュース記事では、こんな感じで情報を伝えられているからです。
バナナの茎が毎年大量に処分され、その際に排出されるCO2が環境問題になっている。だから、バナナの茎で洋服を作ることが環境に良いこと。
環境に良いということに関して、確かに明言はしていないものの、そんな印象を受けるのは確かです。
私自身、一度読んだだけだと、環境のことを考えて行われた取り組みだと思い込みましたから。
ですが、他の人の意見を見て「確かになぁ」と思いました。こんなことが書かれていたからです。
ニュース記事では、一つの視点からしか書かれていないから、あらゆる視点で見た結果、実際はどうなのかについて分からない内容になっています。
最近始まったばかりの取り組みなので、これからどんどん改善されていくと思います。
環境のためにも、今度も努力を続けていって欲しいですね。
現在(2022年6月)は、そこまで多くの人に知られている訳ではありませんが、今後はさらに注目を浴びる可能性があります。
たくさん流通されるようになれば、より安く高品質な洋服が作られるようになるでしょう。
環境問題という面では、現在は色々な疑問が残った状態ではありますが、これからより良くなっていく可能性を考えると楽しみですね。
・破れやすいんじゃない?
・着心地悪そう…