子どもの頃、誰もが一度は遊んだことのある粘土。
ぼてっとした粘土の塊を、こねたり丸めたりくっつけたりするだけで、自分の好きなものを作れるのが魅力ですよね。
ここでは、100円ショップダイソーで購入することができる「樹脂粘土」でアクセサリーや小物などいろいろなものが作れるということなので、実際に挑戦しながら紹介していきます。
まずは色作り。
イエローオーカーにブラウンを少し混ぜてみたところ、完全に濃いブラウンになりました…。
ホワイトを1袋プラスしてみましたが、量が増えるだけで濃いブラウンは変わらず。
樹脂粘土を買い直すわけにもいかないので、そのまま続行!!
あとで知ったことなのですが、コリラックマの友だちのチャイロイコグマと同じ色でした。
はじめに、粘土をこねこね柔らかくします。
硬くて指が痛い状態から、だんだんとなめらかになり粘土の伸びがよくなっていくので、顔・体・耳や手足などのパーツ用と3つに分けてそれぞれ作っていきます。
顔は、目や耳・口など細かいパーツを一生懸命作っているうちにいびつな形になり…。
さらに、胴体とくっつけようとするとベタッと潰れて柔道家のような体型に…。
樹脂粘土はそう簡単に修正することはできないので、泣く泣く握りつぶして作り直しました。
顔と体のバランスが悪くて座れなくても、最後の尻尾を調整すればなんとかいいかんじに仕上がるので大丈夫☆
クリーム色を作りたかったのに、なぜかホワイトにレッドを混ぜてしまい、鮮やかなピンク色に。
しょうがない…粘土が足りないのでそのまま続行!!
作り方はリラックマとほとんど一緒で、サイズが小さくなるので目や口などの細かいパーツにとても苦労しました。
柔らかい状態の粘土は形が崩れやすいので、ボテッとロボットのようなコリラックマに完成。
もっと可愛くできあがるはずだったのに…って、結構へこみますが、ここは開き直るしかありません!!
今までずっとヒヨコだと思っていたのですが、キイロイトリなんだそう。
イエローをそのまま使えばいいのでとってもラクでした。
ただ、1円玉ぐらいの大きさなので目や口がスゴく細かい作業になり、ピンセットがあれば便利だな~と思いました。
完全に乾いた樹脂粘土は表面がツルツルスベスベで、粘土だとは思えない質感です。
強度は増しているのに、中は空洞に感じるほどの軽さにもびっくりでした。
できあがったリラックマファミリーは、同じくダイソーにあった可愛いキリンの写真立てと組み合わせて、オリジナルの写真立てにしてみました☆
今年は酉年ということで、余った粘土でトリっぽい生き物をいっぱい飾ったり、ぺったんこになったコリラックマの頭にも1ぴき乗せてみたりと、自分好みにアレンジできる楽しみもあります。
木工用ボンドの「酢酸ビニルエマルジョン」という成分をベースに作られている粘土です。
袋を開けるとぷ~んとボンドの臭いがするので、苦手な方は気分が悪くなってしまうかも。
換気しながら作業することがポイントです。
【特徴】
・自然乾燥させることで硬くなる
・ひび割れが起きにくい
ちなみに、子どもの頃によく使っていたのは…
①油粘土
【特徴】
・扱いやすい(小さい子どもでも大丈夫♪)
・何度でも作り直すことができる
・固まらない
②紙粘土
【特徴】
・自然乾燥させると固まる
・絵の具との相性が抜群☆
・ひびが入りやすい
ダイソーの樹脂粘土は30gとびっくりするぐらい小さく、手の平サイズです。
なので、コスパが悪いように感じました。
手芸屋さんでは200g1000円ぐらいで購入することができます。
初めての方はダイソーの樹脂粘土でいろいろ作ってみて、ハマった方は手芸屋さんでドーンと買ってもいいのかなぁと思います。
乾燥するとパキパキに固まってしまい、保管が大変だったりするので、たま~に作りたいという方はダイソーでその都度買ったほうがいいのかも。
口コミや紹介動画を見てワクワクしながら樹脂粘土を買いに行ったのですが、なかなか見つけることができませんでした。
樹脂粘土って大人気なんだなぁ…と諦めて、普通にダイソーを楽しんでいたところ、わたしにとって意外な場所で発見!!
樹脂粘土って手工芸コーナーにあるんですよ。わたしは粘土コーナーばかりを探していました。
ちゃっかり手工芸コーナーの下の段に身を潜めていたりするので、見つけてあげてくださいね。
口コミによると…
など粘土とは思えない使い心地のようでしたが…
樹脂粘土をうっかりパソコンの傍に置いてしまい、ほんのり温かくなっていました。
嫌な予感がする中、袋を開けてみると…ベタベタに溶けた樹脂粘土の無残な姿が。
袋にひっついたまま取れないし、びよ~んと伸びて切れない上に指にベタベタひっつくので、100円だし捨てちゃおうかなと思ったほどです。
それでも我慢してこねこねしていると、だんだんと馴染んでまとまってくれます。
爪の間に樹脂粘土が入り込んでしまうので、作業をする前に、爪は短く切っておいたほうがいいですよ。
色の種類は…
自分好みの色を作るには粘土を混ぜ合わせる必要があり、マーブル模様からキレイな一色の色ができあがります。
ここで注意してほしいのが、濃い色を混ぜる時はちょっとずつ加えていくということ!!
実際、リラックマはこげ茶、コリラックマはピンク…見事に濃い色にのみ込まれてしまいました。
ちなみに、濃い色が完成するとちょっとやそっとじゃ変えることができないので、色作りは慎重に行いましょう。
また、袋から出した樹脂粘土は乾燥すると硬くなってしまうので、なるべく早く作業していくことがポイントです。
使っていない分はラップで包んだり、湿らせたティッシュを用意しておくといいですよ。
それでもカピってしまったら、とりあえずは頑張って力強くこねこねしてください。
体温でちょっとは柔らかくなるはず!!
樹脂粘土の難しいところは、粘土が少し硬くなった状態でないとマスコットの体を作り進めていけないこと。
一生懸命目や口を作っていると、全体的にベタッと潰れた仕上がりになってしまいました…。
2~3日すれば完全に硬くなります。
ちょっと小さくなり、表面はツルツルスベスベで、中が空洞に思えるくらい軽くてびっくりです。
樹脂粘土は小さい頃から慣れ親しんできた油粘土や紙粘土とはまったく違います。
球体など立体的な形をキープしながら作り進めていければもっと良いのですが、修行が必要ですね。
第一印象はコスパが悪いな~とか、臭いがキツいな~っていうマイナススタートでしたが、こねているうちにどんどんハマっていき癖になる面白さです☆
ただ、一生懸命になればなるほどベタッと潰れた仕上がりになるので、ラクな気持ちで作ってみてくださいね。