ふきんと言えば昔ながらの「かやおりふきん」ですよね。
かやとは、江戸時代に蚊や害虫などから身を守るために寝床を覆った編のようなもの。
このかやを作った時に余ったものを何枚も縫い合わせたのが、かやふきんの始まりです。
かやおりというのは、平織りとも言われる簡単な織り方で、その中でも特に目が粗いものをかや織りといいます。
今回、ダイソーで「かやおりふきん」を見つけたので、実際に使ってみて使いやすさや吸水力などを紹介していきます。
1袋で2枚入りっていうのはお買得ですよね。この他にも、1枚で100円のもの、1袋3枚入りのものもありました。
かわいいフルーツ柄で、みかんとりんご柄の2種類。ふちの部分がピンクと緑でかわいいです。
「ソフトなガーゼタイプ」とあったので、もっと柔らかいイメージだったのですが、かやおりふきんはちょっとパキッとして硬め。
9枚重ねというだけあって、じーっとよく見ると目の粗い布が何十にも重なっているのがわかります。
最初はキレイに水洗いから。
なんだかぬるぬるしていたので気になって調べてみると…、かやおりは縦糸に上・下・上・下…と横糸を順番に通して織られるので、こすれて負担の大きい縦糸の強度をアップするために糊付けされているんだとか。
だからかやおりふきんはパキッと硬いと感じたんですね。
何度も使って洗い流しているうちに糊は落ちていくので、使うほどにしっくりなじんで使いやすくなるそうです。
一度洗ったものをテーブル拭きとして使ってみると…、普通のふきんのように柔らかい布になるので、とても扱いやすいです。
こびりついた汚れもちょっとの力で簡単に落とすことができました。
乾いた状態で吸水力のチェックをしてみると、100mlの水はあっという間に吸収してくれました。
お子さんがジュースをこぼした時でもサッと拭くことができて便利ですね☆
200mlくらいなら難なく吸収してくれますが、持ち上げた時にポタポタ垂れてしまうのと、テーブルに細かい水滴が残ってしまいますが、ふきんの吸収力としては十分優秀です☆
食器も拭いてみたところ、糊がしっかり取れるまではちょっと硬めなので心配でしたが、かやおりふきん1枚で食器を拭いて片づけることができました。
いつもならキッチンタオルを2~3枚使っているので、節約にもなっていいなって思いました。
ある程度使い慣れるまでは吸水力がちょっと弱い感じがするので、何回か洗って糊をしっかり落として、手になじむようになってから食器拭きに使ったほうがいいかも。
テーブル拭きやガスコンロなどを掃除するにはまったく問題ないです。
濡れた状態でも、しっかり絞れば2時間くらいではキレイに乾いてくれるし、天日干しなら1時間ではしっかり乾いてくれます。
ただ、かやおりふきんは9枚も重なっているので、濡れたまま放置すると恐ろしいくらい雑菌が繁殖してしまいそう…。
使い終わったら除菌効果のある洗剤などでしっかり洗って、風通しのいいところで乾燥させた方が良いかもしれませんね。
かやおりふきんは、テーブル拭きや食器拭きなどに使うことができ、ソフトなガーゼタイプなので繊細な食器も傷つける心配がありません。
その他、ガスコンロや電子レンジの掃除にもオススメだそうです。
サイズは30cm×30cmで、4つ折りにするとちょうど手に納まる大きさになります。
かやが9枚重ねになっているので、ボリュームたっぷり♪
蛍光剤未使用となっています。
【蛍光剤とは】
なんでわざわざ「蛍光剤未使用」と主張しているのか気になり、調べてみることに。
蛍光剤(蛍光増白剤)は、目に見えない紫外線を吸収して、目に見える青白い光(蛍光)に変えます。
パッと見た時の白さを際立たせる効果があります。
ただ、蛍光剤は皮膚刺激やアレルギー反応を起こすことがあり、発ガン性物質や環境ホルモンの1つでは!?と疑いを持たれている化学物質。
なので、食品に混ざってしまう可能性のあるものに使用することは禁止されています。
食品衛生法では、蛍光剤を使用したタオルやふきんで、包丁やまな板、食器を拭くことを禁止!!
「蛍光剤未使用」というのはとっても大事なのです☆
かやおりふきんは初めて使ってみたのですが、吸水性がよく、9枚重ねということもあり丈夫だなって感じました。
最初だけちょっと糊のぬるぬるが気になりましたが、使っていくうちにちゃんと落ちてくれるので心配ありません。
ちょっと硬めなので、テーブル拭きやガスコンロ・電子レンジの掃除などにオススメです。
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