ダイソーに手作りスプーンとフォークのキットがあると聞きつけ、さっそく挑戦してみることにしました。
キットの中には
・1cmくらいの厚みがある板材1枚
・目薬くらいのサンドペーパー2枚
・細長いカーボン紙1枚
・説明書
が入っていました。
キットっていうか…板だよねっていうのが正直な印象(笑)
カッターや小刀など自分で揃える道具もけっこうあり、私はダイソーの彫刻刀4本セットとカッターなどを用意して、いざ作業開始です☆
初心者の私がスプーン、得意分野のお父さんにフォーク作りをお願いしました。
まずは板材に下書きをしていきます。
自分好みに書くこともできるし、説明書に下書きの見本があるので、それを書き写してもOKです。
スプーンの板材にはスプーンの先のくぼみが丸く彫られていて、フォークの板材には先端の凹凸が彫られてあるので、それらを元に下書きをして、あとはひたすら彫っていきます。
初心者の私はどう進めていったらいいのかわからず、最初は彫刻刀で表面から彫ってみたのですが、ダイソーの彫刻刀は使い物にならないし、終わりの見えない作業に途方にくれてしまいました。
作業を始めて30分後…。
イライラが爆発して、新たにダイソーから200円ノコギリを購入(笑)
余白の部分が広いので、思い切ってノコギリで攻めてみたのですが、板が小さすぎてカットしにくく断念…。
やってみてわかったのが、板材は表面から彫っていくんじゃなくて、左右からカッターや小刀などで削っていったほうがいいということ。
利き手でカッターや小刀を持ち、もう片方の手で板材をしっかり握り締めて、ごぼうのささがきのように削っていくとやりやすかったです。
見た目は危なっかしいですが、初心者がケガをしないための最も安全な方法だと思います!!
作業を始めて3時間後…。
地道にひたすらカッターで削っていく作業なので、利き手が限界をむかえました。
もっとラクに楽しくできるものだと思い込んでいたので、甘かったなぁ…ってちょっと反省。
お父さんのほうはフォークの形がしっかり完成していましたが、私のほうはまだまだ…。
ズバリ言ってしまうと…。諦めも肝心(笑)初心者が1人で作るのは無理です!!
難しい部分は意地を張らずに、上手な人に手伝ってもらいましょう♪
そうすることで、もうちょっと頑張ろうって気合が入り、心が折れずに作業を続けることができます。ということで今日はここまで!
翌日、作業を再開。
ひたすら下書きに沿ってカッターで削っていきます。
開始10秒… 左手の人差し指を負傷(笑)。
1回1回力を入れて削っていくので、ちょっとのズレがすぐケガに繋がるので気を付けないといけませんね。
作業を始めて5時間後…。
ようやくスプーンの形ができたので、サンドペーパーで磨いていきます。
このサンドペーパーが笑っちゃうくらい小さいんですよね。
自分でもサンドペーパーを用意したほうが、思う存分磨けてキレイに仕上がります。
作業を始めて6時間後…。
ようやく磨き終わり、スプーンらしくなりました☆
ゴツゴツしていたり、傷があったりもするのですが、これも手作りの味ということで(笑)
削るのも磨くのもずっと俯いての作業になるので、ぶっ続けでやっていると気分が悪くなってきます…。
ストレッチをしたり、ちょっと外の空気を吸ったりしながらマイペースに進めていくのが良いかもしれませんね。
仕上げにいらない布で食用油を塗りこめば完成です。
アルプスの少女ハイジに出てきそうなスプーンやフォークで、大満足の仕上がり☆
ちなみに、お父さんはだいたい3時間くらいでフォークを仕上げ、わたしは6時間半くらいかかりました。
2日間にかけて頑張った分、作業をしたスペースは木くずと木の粉まみれになっているので、片付けるのもひと苦労(笑)
正直、思っていたより100倍くらい疲れたし、手間も時間もかかりましたが、その分大きな充実感と達成感を得ることができました。
実際に使うというよりは、頑張った思い出として飾っておこうと思います。というよりも、大きすぎてかなり使いにくいです。
手作りで自分だけの食器を作ることができる、ダイソーの「手作りキットカトラリー」です。
「ディナースプーン」と「ディナーフォーク」の2種類があります。
キットの内容は次の4点セットになっています。
・板材1枚
・カーボン紙1枚
・サンドペーパーミニ2枚
・説明書1枚
この他にも、カッターや木工用小刀、彫刻刀、食用油、布、筆記用具などは自分で用意する必要があります。
板材には日本産のヒノキを使用していて、税込み108円の商品です。
久しぶりの工作は、なんだか昔を思い出して楽しかったのですが、挑戦したのが難しかったのか、すごく疲れました…。
それでも、可愛らしいスプーンとフォークができたので良しとしておきましょう(笑)。