普段あなたが何気なく飲んでいる飲み物。それが花粉症の症状を重くしているのであれば、今すぐに辞めたほうが良いです。
逆に、飲み物によって症状を軽くしている可能性もあります。
少し飲み物に対しての知識があるだけで、あなたの花粉症を改善できるかもしれませんので、ここで知ったことは覚えておいた方が良いでしょう。
もしかしたら、薬を使うことなく花粉症の多い季節を乗り切れるかもしれませんよ。
花粉症対策に役立つといわれる食べ物についてはこちら↓
目次
花粉症に良いとされる飲み物
乳酸菌飲料で腸内環境を整える
花粉症と腸内環境は大きく関係しています。
アレルギー反応によって引き起こされている花粉症は、免疫細胞が花粉に対して過剰に反応することで、くしゃみや鼻水などの症状が起こります。
腸内環境を整えることによって、免疫細胞の働きを正常に整え、花粉に対して過剰に反応するのを抑ますので、症状の改善効果が期待できるのです。
乳酸菌飲料は善玉菌によって腸内環境を整えてくれます。普段から意識して飲み続けていきましょう。
甜茶(てんちゃ)でヒスタミン過剰分泌を抑制する
甜茶といえば、花粉症に良い言われることも多いので、既に知っているという人もいるかもしれませんね。
甜茶に含まれているポリフェノールには、アレルギーの原因となっている物質、ヒスタミンの過剰分泌を抑制する働きがあります。
その働きにより、花粉症の症状を予防したり抑えたりするそうです。
それに加えて、抗炎症作用もありますので、鼻やのど、目などの症状を軽減する効果も期待できます。花粉症の人にとってはすごく役立つ働きをしてくれますね。
甜茶には種類がありますが、花粉症対策のためには甜葉懸鈎子100%がおすすめです。
花粉症に効果的なハーブティー
ハーブティーには、花粉症を和らげる効果が期待できるものがたくさんあります。
リコリスティーはヒスタミン抑制+免疫力向上
リコリスティーは、あまり聞きなれない名前かもしれませんが、ハーブの中でも抗ヒスタミンや抗アレルギー作用が高く、花粉症対策の飲み物として注目されています。
ヒスタミンが過剰に働いてしまうとアレルギー反応が起こってしまいます。リコリスにはそのヒストミンを抑える働きがあるわけですから、花粉症対策にも良いと言われているのです。
のどの痛みや炎症を和らげる働きもありますので、花粉症によって炎症を起こしてしまった場合でも、その炎症を和らげてくれます。
花粉症予防はもちろん、改善にも効果が期待できるそうですから、ぜひ飲んでみることをおすすめします。
また、免疫力を高める働きもあり、風邪予防にも役立ちます。
カモミールティーで花粉症の症状軽減
カモミールティーに含まれているアピゲニンにも抗アレルギー作用・抗ヒスタミン作用がありますので、リコリスティーと同様に、症状を和らげてくれる効果が期待できます。
カモミールティーの場合も、アズレンが炎症を抑えてくれる働きも期待でき、鼻や目、のどの痛みを軽減してくれるそうです。
それに加えて、頭痛や不眠、婦人病などの症状にも効果があると言われていますので、体のために普段から飲むものとしてもおすすめできます。
リコリスティーと似通っている部分が多いのですが、花粉症だけでなく、ストレスによる不眠や頭痛がある人は、カモミールティーが良いかも知れません。
ルイボスティーで活性酸素を除去する
ルイボスティーは花粉症に良いとテレビでも取り上げられ、話題になったこともあります。それだけ、花粉症対策として効果が期待できるという意味なのかもしれませんね。
花粉症対策に良いといわれる理由は、活性酸素を除去する働きがあるSOD(スーパーオキシドジムスターゼ)が含まれているからです。
活性酸素は本来、殺菌力が強く体内に侵入してきた細菌やウイルスを取り除く役割があるのですが、活性酸素が過剰にできると、体に対して悪さをしてしまいます。具体的に言えば花粉症の症状を悪化させてしまいます。
つまり、ルイボスティーを飲んで活性酸素を除去すれば、花粉症の症状を改善できるということです。
それに、活性酸素は細胞を傷つけて動脈硬化、老化、ガンなどを引き起こす原因にもなりますので、健康のためにルイボスティーをを飲むのもおすすめです。
ちなみに、ルイボスティーはカフェインゼロですから、妊娠中の人も飲めます。
緑茶でヒスタミンの過剰分泌を抑える
緑茶といえば、何となく健康に良いというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それだけでなく花粉症にも良いと言われています。
緑茶にはポリフェノールが豊富に含まれており、ヒスタミンの過剰分泌を抑えてくれます。
それから、緑茶に含まれているカテキンは、約10杯でアレルギー反応を半分にするという研究結果も出ており、その効果はアレルギー治療薬に使われているトラニラストと同じくらいの効果だそうです。
これだけ高い効果が期待できるのであれば、どんどん飲みたいと思うかもしれませんが、カテキンは胃を刺激する成分でもありますので、大量に飲むのはおすすめできません。
胃の強さは個人差がありますが、胃に負担にならない程度の量を飲み続けてください。
べにふうき茶で花粉症の症状緩和
『べにほまれ』と『ダージリン』を配合してできたお茶で、漢字で書くと紅富貴となります。
べにふうき茶には、他のお茶よりもメルチ化カテキンが多く含まれており、それが花粉症に効果的だといわれています。
ヒスタミンの分泌を抑えることによって、花粉症の症状を緩和するという実験結果も出ています。しかも、結構早い段階で効果を実感できるそうです。
花粉症を悪化させてしまう飲み物
牛乳
牛乳に含まれている動物性たんぱく質は、人の体を作るための大切な栄養素でもありますが、動物性たんぱく質は消化が悪いので、摂り過ぎてしまうと、免疫力低下に繋がります。
その結果、花粉症の症状を悪化させてしまう可能性があるのです。
花粉の季節だけでも牛乳は控えたほうが良いかも知れません。
アルコールの含まれているもの
アルコールを摂取すると、アレルギー症状の原因となるヒスタミンが体内で増加してしまいます。
そうなると、当然花粉症の症状は重くなり、くしゃみや鼻水が出てしまうのです。
それに、アルコールは血管を拡張する働きもあるため、鼻の粘膜がむくんで鼻詰まりがひどくなったり、頭痛が悪化してしまうことになります。
それに加えて、花粉症の薬との相性も悪く、成分がアルコールに溶けてしまって効果が変わってしまったり、肝臓への負担が大きくなったりと、様々なリスクがあります。
→冷たい飲み物も控える
冷たいもの、体を冷やすものは症状を悪化させる可能性があります。
アイスクリームやジュースなどの飲み物は極力控え、温かい飲み物を選びましょう。
「飲み物ぐらいで…」と、考えている人もいるかもしれませんが、食べ物と同じで人が口にするものは体を作る土台となります。
分かりやすい例で言えばコーヒーです。飲みすぎると眠れなくなりますよね。
食べ物も大切ですが、飲み物にも気を使うことであなたの花粉症を改善できるかもしれませんよ。まずは花粉症の良いと言われる飲み物の中でもあなたが好きなものから始めてみましょう。

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