「両親へのお年賀は現金にしよう」と決めたは良いものの、その相場やマナーはどうなのかを知らなければ、恥をかくかもしれません。
実の親なら恥というほどではないにしても、「自分の子どもは常識も知らないのか…」と心の中でガッカリされるかもしれません。
ということで、現金を渡す場合の相場とマナーについて紹介していきます。
社会人として安定した生活を送れるようになった時や結婚をきっかけに、お年賀を現金で渡す場合も増えているようです。
その相場を調べてみると…1~3万円程度となっています。
1万円なら渡す側もあまり負担にならず、受け取る側も気兼ねなく受け取れる金額です。
「1万円だとちょっと少ないかな…」という人は、2万円渡す人もいます。
両親にそれぞれ1万円ずつ、感謝の気持ちを込めてのこの金額です。
年末年始は何かと出費が重なるので、渡す側にとっては結構な出費になりますが、両親を喜ばせるために3万円渡す人もいます。
年金暮らしの場合にはとても嬉しい金額でしょう。
生活に余裕ができた時や、なかなか実家に帰省できない人などは5万円渡す人もいます。
ただ、自分の子どもから現金を渡されると複雑な気持ちになってしまう場合もあるので、そのへんは前もって聞いてみるのもいいかもしれませんね。
あげたい気持ちはあるのに、家のローンや子どもにお金がかかる…という場合には、無理をしなくても大丈夫。
両親としては金額が問題ではなく、子どもからお年賀をもらえることが、親としての表彰状のように感じるそうです。
お年賀は新年の挨拶として渡すものなので、1月1日から3日までの三が日の間に渡しましょう。
ただし、元日や午前中はできるだけ避けるようにしてください。
お年賀として渡していいのは、遅くても松の内(1月7日)の期間まで。
それ以降は「寒中見舞い」「寒中お伺い」という表書きにします。
お年賀は両親や親戚、お世話になっている人たちへ、新年の挨拶と感謝の気持ちを込めて贈るものなので、直接手渡しするのがマナーです。
デパートで購入してそのまま宅配便で送ったりするのはマナー違反にあたります。
お祝い事なので、紅白で蝶結びの水引のついたご祝儀袋に入れます。
「御年賀」の名目で、下段には父親やご主人の名前を書いて渡します。
いつもお世話になっています、などひとこと添えるのもいいですね。
両親それぞれに渡すのではなく、1世帯に1つでOKです。
お年賀として両親へ現金を贈る場合、相場としては1~3万円が多いようです。
感謝の気持ちは金額で表すものではないので、無理なく相手に喜んでもらえるようにしましょう。
できれば三が日の間に直接手渡して、元気な顔も見せてあげられるといいですね。