夫と出会って16年。その内、半分以上は一緒に仕事をしているので、二人で過ごす時間がものすごく長いです。
しかし、夫のことをどれくらい理解しているかと言えば、60%くらいかなぁと思っています。(夫に聞いてみると「50%くらい」と言われましたが)
なかでも、夫のプライドについての理解は足りていないなぁと実感する日々です。
そんな私が、夫のプライドが高い問題を攻略するためにやっていることを紹介していきたいと思います。
夫のプライドは、いつも高いわけではありません。普通に生活しているなかでは気にせずに過ごすことができます。
ただ、突然プライドが高まる瞬間があるんです。
プライドが高いゾーンに入っている夫と関わるのは、正直めんどくさいです…。
私の言い方や態度、話すタイミングまで事細かにチェックされ、批判されてしまうからです。
プライドが高いゾーンに入っている夫は、私という人間の情報や私と過ごしてきた年月をどこかに忘れてしまっているかのように責めてきます。
すべてを愛してとはもちろん言いませんけど、すべてを否定されるのもまた違うというか。
あとは何かとマウントを取ってくるのもめんどくさいですし、人のせい、環境のせいにしてくるところもイライラして、つい感情的になってしまいます。男のプライドを傷つけてはいけないとは分かっていても、つい反撃してしまうんですよね。
そうなると喧嘩の規模が大きくなり、規模が大きくなると夫のプライドが傷つく場面が増えてしまい…という悪循環に陥ってしまいます。私もけっこう傷だらけですし…。
そこで今試していることが、客観的になる練習です。
夫のプライドが高まっているときには、夫の攻撃的な言動を真に受けず、話の本筋から外れないように努めています。
客観的になれば、理不尽に思える彼の批判も冷静に対処できますし、傷つけ合うことなく話し合えます。
とはいえ、客観的になり過ぎると、それはそれで「全部悟った気でいるみたいだけど、お前は何も分かってないからな!」と怒られるんですけどね。
難しい。
まだまだ私の修行は続きそうです。(めんどくさい…)
プライドが高いゾーンに入り、夫が感情的になってしまったら、私にはそれを鎮める力が足りません。
そこで最近挑戦しているのが、夫のプライドが高くなった!と感じたときの言葉選びです。
夫のプライドが高まるときというのは、自己肯定感が低くなっているときなので、できていない部分よりも、できている部分を並べて心を落ち着けてもらうようにしています。
すると私の話に耳を傾けてもらいやすくなるので、夫のプライドを傷つけずに話し合いができます。
いまのところ、プライドが高くなる瞬間を見極めることができず、失敗8割…という感じですが、場数を踏んでいけば成功率を上げていけそうです。
プライドが高い人の言動や態度、心理は、正直受け止めるのが大変です。
手を貸したいと思っても、その手を攻撃だと思ってはじき返してしまう…そんな感じなので、油断するとこっちが感情的になってしまいます。
しかし、それが自己肯定感の低さゆえに起こっていることなら、妻として受け止めてあげたい。そして楽に生きられるようになるレベルまで自己肯定感を高める手助けをしてあげたい。
この守りたいという気持ちを行動に移していければ、夫をまたひとつ理解できるようになるのではないかと思っています。
夫のプライドが高いゾーンに入っているときこそ、私自身の弱みを見せるというのはいい接し方だなと感じています。
弱みを見せることで「私はあなたを攻撃していません」という証明になるからです。
プライドが高いゾーンの夫に、いくら口で「私は味方だよ!」と伝えても、聞く耳を持ってくれません。口では何とでも言えますから。
夫のプライドが高い→自己肯定感が低くなっている。それはつまり、夫が傷ついているということです。
それならば、私も傷を見せたらいいと考えました。
つい最近、大喧嘩中に初出し&特大級の弱みを見せたところ、険悪な流れを変えることができました。
夫に披露していない弱みならまだまだたくさんあるので、もうしばらくは説得力のある”味方アピール”ができそうです。
心の傷も役に立つものですね。
夫のプライドが高いと、コミュニケーションが難しいですよね。何を言えば伝わるのか…と途方に暮れてしまいます。
せっかく夫婦というチームになったのだから、夫の問題は妻である私も一緒に背負っていきたいとは思います。
しかし、夫本人が動かない限りは何も変わらないのが現実です。私はちょっとした助けにしかならないでしょう。
私にできることは、夫が問題と向き合うための土台をつくることくらいです。
夫のプライドが高い問題に直面すると、「めんどくさい」「なんで私がそこまでしないといけないの?」と思う日もあります。(というか、そう思わない日はないかも)
そんなときは、「すべては自分次第なんだ」と言い聞かせるようにしています。夫に変わってほしいのなら、私が変わっていけばいいんです。
すべては自分次第…っていい言葉ですよね。とてもそうは思えない現実にぶつかるときもありますが、それでも自分次第なんだと信じて前に進んでいきたいです。