求人情報を見ていると、最低勤務時間が設定されている物を見かけることがあります。
最低と書かれていることから、「もし最低勤務時間を守らない場合はどうなるのか」と不安に思う人もいます。
ここでは、最低勤務時間を守らないとどうなるのか、についてお話します。
最低勤務時間というのは、企業側が「出勤した日はこれくらいの時間働いて欲しい」という希望です。
絶対という意味ではないので、出勤した日に最低勤務時間より早めに退勤しても法的にどうこうという訳ではありません。
例えば、最低勤務時間を4時間と記載していたとしても、用事がある時とか体調がすぐれない時には、早退することもできます。
ただ、企業側の視点で考えると、出勤した際に長時間働ける人の方が採用される確率は高くなります。
最低勤務時間を記載しているということは、その時間は働いて欲しいと思っているということですから。
最低労働時間は必ず守らないといけないという訳ではありませんが、その時間以上に働くのが難しいという人は、他の求人を探した方が良いかもしれません。
最低労働時間よりも短く働くのは、法的には問題ないと伝えました。
ただ、雇用主としては最低でもこれくらい働いて欲しいという希望があるのも忘れてはいけません。
頻繁に最低労働時間を下回るような働き方をしていると、注意を受けることがあります。最悪の場合、辞めてくれと言われるかもしれません。
常識の範囲内で…というと、説明が雑になってしまいますが、最低労働時間より長く働くのが基本だと思って、その職場に応募するかどうかを判断してください。
雇うかどうか、雇い続けるかどうかは雇用主が判断します。
あなたが一生懸命働いてくれるような人材だとしても、最低労働時間を守らないことが増えると、仕事が回らなくなるのであなたの代わりに働いてくれる人を探す必要が出てしまいます。
法的に問題があるかどうかだけを判断基準にするのではなく、どうして最低労働時間が設定されているのか、雇用主にとって有益な人材になれるのかを考えて行動してください。