少食になって、人生変わった!と思えるような出来事はいくつもありました。といっても、これまでよりは量が少ないというくらいで、こんなルールです。
コーヒーは牛乳とオリゴ糖が入っていないと絶対に嫌!しかも大好き過ぎて絶つのも絶対に嫌!…ということで、ダイエット中もOKにしましたが、牛乳ではなく豆乳を入れることで罪悪感をちょっと減らしました。
ちなみに、その前の食生活はこんな感じです。
こんなに食べていたのなら、そりゃ太りますわという話です…。
私の場合、お菓子を禁止にすることで、なぜか少食に繋がる習慣がついてきました。今回は、その体験談をお話したいと思います。
少食にしたことで、人生変わったと言っている人は、身体のだるさもなくなったと口を揃えます。
調べてみると、人の体は食べ物の消化活動に1日に約1600kcalも使っているとのこと。このカロリーの消費量というのは、体重やペースにもよりますが、ランニング約3時間分相当です。
毎日食べているだけで、これだけ消化にカロリーを消費しているのですから、体がだるくなってしまうのもうなずけます。
私も、たくさん食べた時って、満腹感や満足感はあるのですが、その後だるくてダラダラしてしまうことがあります。
ですが、仕事が忙しい時や食欲がない時を思い返してみると、身体が重いというかだるい感じがありません。
人によっては、ずっと体調不良だと思っていたくらい、長いこと体がだるかったのに、少食になってからだるさがなくなったそうです。
以前はお昼時になると、眠気に襲われて作業ができなくなるという人も、少食にしてからというもの、ウトウトすることがかなり減ったそうです。
食後は血糖値が上がり、そのせいで脳を覚醒させる物質が抑えられて、眠くなってしまうのだとか。
そう言われてみたら、お昼ご飯に限らず眠くなっているような気がしますね。
少食になると、食後にぼんやりすることが減ったと感じる人が多いです。
食後ぼーっとしてしまう理由は、血糖値が下がってしまうからだと言われています。
食後なら血糖値は上がるんじゃないの?と思うかもしれません。確かに、食事の直後は血糖値が上がるのですが、上がり方に比例して、インスリン(血糖値を下げるホルモン)も分泌されるので、その分急激に下がるのだとか。
少食ということは、血糖値もあまり上昇しないため、食後のぼんやりも減るそうです。
確かに、食事を少なくした時は、ぼんやりしている時間が減っているような気がします。
朝食に関しては、血糖値が低くなってしまい、抜いた方がぼんやりしてしまう人もいます。
朝ご飯を抜いたり、少なくするとぼんやりしてしまう、という人は食べる量を増やしてみた方が良いかもしれません。
私は、少食にすると、なぜか体が元気というか、動いても疲れにくくなったような感じがします。
正直、エネルギーを取らないから、余計に疲れる…というかぐったりするんじゃないかと思っていましたが、実際は逆みたいです。
上でも言ったように、消化活動だけで消費されるカロリーがマラソン約3時間分ですから、それだけエネルギーを節約できるということなんでしょうか。
調べてみると、内臓がしっかり休めるから、身体が疲れにくくなるそうです。正確に言うと、疲れやすくなるというよりも疲れが取れやすくなるとのこと。
多少の疲れならすぐに回復できる、結果として疲れにくくなる、というイメージですかね。確かに、そうやって言われると納得です。
私はその感覚はありませんが、睡眠時間が減ったという人もいます。
その人の話によると、少食になる前は8時間寝ても疲れが取れなくてだるかったのに、少食になってからは6時間寝たら1日元気でいられるそうです。
そのおかげで、1日が前よりも長く感じるようになったとのこと。月にすると2日半活動できる時間が増えるということですから、その分色々なことができそうですね。
日中にぼーっとすることが減るのも、睡眠の質が上がるからなのかもしれません。
私は昔からたっぷり眠らないと満足できないので、今のところそこまでの効果は実感できないなぁと思ったら、よく考えたら1時間短くなっていました。
1日に、たった1時間でも月にしたら30時間。丸1日と6時間も増えるということですから、それは結構嬉しいです。
空腹の状態で仕事をすると集中力が増すという話を聞いたことがあると思います。
少食になると、これと同じように頭が冴えて記憶力や集中力が高まると言われています。それに関して、こんな話があります。
人間を含め、動物は空腹状態になると、獲物をしとめるために集中力と緊張感が高まるのだそうです。
逆に、満腹状態だと、すでに満足してしまっている訳ですから、集中力も低下してしまう=頭がぼんやりしてしまうのだとか。
私も、ご飯より仕事を優先している時は、かなり集中していることが多いです。
少食とは少し違うかもしれませんが、朝食前の空腹状態は集中力が高くなると言われていますので、起きてすぐに何か作業をしてみてください。
また、色々な本を読んでいると、寝起きの方が良いアイディアが出やすいという話をよく聞きます。これも、空腹状態だからなのかもしれませんね。
ただし、あまりにもお腹が空いた状態になると、お腹にばかり意識がいってしまい、逆に集中できなくなってしまう場合もあります。この場合は、少し何か食べた方が良いです。
便秘がひどい人が少食にしたところ、便秘が解消したそうです。
少食にすると、押し出してくれないので、余計に便秘になりそうなのに不思議ですよね。もしかして、内臓がしっかり働いてくれるようになるから、便秘解消につながるのかもしれません。
これはかなり大きな心の変化です。私は子供の頃から水をあまり飲みませんでした。清涼飲料水や麦茶・ウーロン茶が大好きで、味のない水を飲む意味が分かりませんでした。
しかも、キンキンに冷えていないと嫌だったので、夏だろうが冬だろうが氷を使っていました。
ですが、今は水を甘いと感じるようになりました。2ℓで60円くらいの水も美味しいですが、「いろはす」や「ボルビック」のほうがより美味しいなと思います。今でも冷やすことはありますが、常温でも飲みます。
子供の頃から水は大嫌いだった私が、水が好きだと言えるなんて…。少食で人生が変わったと思っても過言ではない出来事のひとつです。
少食って空腹との闘いだと思っていました。実際、過去に手をつけたダイエットの全ては、空腹で挫折してきましたから。
ですが、体にいいとされるものを少しずつ口にしていく中で、空腹との付き合い方が分かってきました。
私の場合、野菜スープは満腹まで食べても、すぐに我慢できない空腹に襲われてしまいます。だけど、ゆで卵2個なら空腹になってもなぜか我慢できる範囲内で済むことが分かりました。
これまではお腹が空いたら必ず我慢できない空腹が襲ってくると思っていました。ゆで卵のように空腹を感じても我慢できる食べ物があるんだと気づいてからは、色んな食べ物で試してみました。
その中でお気に入りの食べ物は、今のところ8個見つかっています。
人が生きていくためには、食べ物が必要です。言い換えるなら、生きている限り食費が発生するということです。
その金額は、平均で1人約4万円と言われています。
少食になって食べる量が半分になったとしたら、単純計算で月2万円の節約になるということ。1年にすると24万円、10年続けると240万円。
私の場合、それを貯金できたらいいのですが、余った分はついつい他のことに使ってしまいました…。
まぁ、それでも自分の趣味に使えるお金が増えたのですから、心のゆとりにゆとりができました。
少食で節約できるのは、お金だけではありません。時間も節約できます。
計っていませんので正確な時間は分かりませんが、食べる時にかかる時間が1食30分くらいから、10分程度になりました。
場合によって食べない時もありますから、洗い物も少なくなり、その分仕事や趣味の時間に充てられます。
洗い物って、結構時間がかかってしまいますので、その分の時間が節約できるのは大きいです。
少食で人生が変わったと一番思うのは、食事の質です。食べ物の選び方も変わりましたが、それだけではなくて、食事の時間そのものの質が上がったという感じです。
まずウキウキするんですよね。「やったー!ご飯だ!」って。大人になってからこんな気持ちになるなんて、意外でした。
肥満に悩むようになってからの食事は、お腹を満たすためにどんどん口に運ぶことしか考えていなかったように思います。だからものすごい早食いでした。
今も早食いはちょいちょい出てきますが、朝ご飯はかなり時間をかけるようになりました。
朝は基本的にゆで卵2個とチーズ、炭酸水と決まっているのですが、これだけのメニューを20分くらいかけて食べています。これまでなら2分以内でペロッといってしまったので、この違いもかなり大きいなと感じています。
少食で人生が変わったことを色々とお話してきましたが、ダイエットに興味がある人が気になるのはやっぱり体重だと思います。
私の場合、1年に1~3キロくらいのペースで増え続けて、下手したら3桁にいってしまうかもと怖かったです(身長は165cm)。だけど、どんなダイエットをしても続けられないので、維持することはあっても減ることはありませんでした。
少食生活を取り入れるようになった今、生まれて初めて計画的に体重を減らすことができています。開始2カ月半で4.1キロ減。正直、もっと減るんじゃないかと期待していましたが、減ったのは素直に嬉しいです。
今回、ダイエット目的でお菓子制限生活を始めましたが、そこから少食生活に移行するとは思ってもみませんでした。
体重の減少は理想通りではありませんが、体調の変化をモチベーションにこれからも無理なく続けていけそうです。
痩せない限り、慢性的な体調不良は続くのかと思っていたのに、まだまだ肥満体型なのに体調は明らかに良くなっている…これは全く予想してなかったです。
少食で人生が変わったよというお話がしたかったのは、この体調の変化が嬉しかったからです。
太り過ぎてしまうと、目標体重が果てしなく遠く感じて、ダイエットの意欲がなくなってしまいます。だけど、実際にはちょっと減っただけでも体調が良くなりました。それだけではなく、服を選んだりメイクするのも楽しめています。
どうやらダイエットは、痩せたという結果を手にしなくても、嬉しい変化をすぐに感じられるみたいです。
私と同じように太り過ぎて何から手をつけたらいいか分からないという人は、ぜひ少食生活を取り入れてみてください。まずはお菓子を減らすことからおすすめします!