私たち夫婦は一度喧嘩が始まると、とてつもなく長いです。
平均で5~6時間、下手すると8時間に及ぶこともあります…。
なぜこれほど喧嘩が長いのか?については諸説ありますが、簡潔にまとめるならどちらも諦めが悪いのでしょう。
夫婦喧嘩は悪いことばかりではありません。相手の本音、自分の本音に気付けたり、心の状態を知ることができます。感情的になるのは未熟な証拠とも言いますが、学ぶことも多いです。
ただ、長時間の喧嘩については極力避けたいと思うようになってきました。以前よりもものすごく疲れるんですよね…。体調も崩してしまいますし。
長時間の夫婦喧嘩を減らすにはどうしたらいいんだろう?と話し方や態度を改めてみたりもしましたが、それよりももっと効果がある方法も見つけました。
それは、自宅駐車場の車のなかで喧嘩をするという方法です。
なんで車?駐車場で喧嘩したら何が変わるの?と思うでしょうが、家でする喧嘩とは色々異なる点が見つかったのでご紹介します。
相手の目を見て話しなさい!と子どもの頃からきつく言われてきたからか、相手の顔を見ないで話すことが苦手です。
顔が見えないと壁に向かって話しているような気持ちになるのです。
しかし夫は、顔を見て話すのは苦手だと言います。通常時は目を見て話しますが、喧嘩のときは一切見ないようにします。
理由は、私の怒気に満ちた顔を見るから余計に腹が立つそうで…笑
思えば、私も夫の顔を見て余計に苛立ったことがあったような気がします。
家で喧嘩をすると、私は夫の顔が見えなくてイライラし、夫は顔を覗かれてしまうことにイライラし、余計に感情的になってしまう感じでした。
その点、車なら運転席と助手席は向かい合うことがないので自然と前を見つめて話しています。それは喧嘩の短縮にかなり影響していると思います。
試しに、家で喧嘩したときに顔を合わせないように話してみると、やっぱり夫の怒りレベルが下がるなと感じました。
自宅だとどうしても顔を見ようとしてしまう癖が出てしまうので車のほうが楽ですね。
私のようについ顔を見てしまう、目を見て話したくなる人は、車中がおすすめです。
喧嘩の理由は様々ですが、パターンは大体決まっています。
私が問題提起をする→夫がその問題から逃げる→私が追いかける→夫はもっと逃げる…という流れです。これを何度も繰り返して、私の説得(怒り)を少しずつ受け入れていきます。
夫は逃げたい気持ちでいっぱいだから、喧嘩のときに目を合わせるのが嫌なのでしょう。というか、視線だけではなく体全体を背けている感じになっています。
メンタリストのDaiGoさんによると、視線を逸らしたり体を背けるのは不誠実の表れなのだとか。雑誌で読んだことがあります。
確かに問題から逃げることしか考えていない夫は不誠実と言えば、そうなのかもしれません。
だけど、夫のすごいところは逃げたい衝動を必死に抑えて何時間も留まることです。
夫と出会って16年ほど経ちますが、喧嘩を投げ出したことは数えるほどしかありません。
そう考えると、目をそらす、体を背けるくらいは見逃してあげたいなという気持ちになってきました…。
これまでの夫婦喧嘩は、結論が出るまで続くのでヘトヘトに疲れていても、エネルギーを絞り出してお互いに頑張ってきました。
とは言え、いくら頑張っても無駄なときは無駄ですよね…。それは分かっているのですが、喧嘩を中断するという選択肢がなかなか作れないまま十数年を過ごしてきました。
だけど、車で喧嘩をするようになってからは冷戦も取り入れられるようになってきました。
車にいるとトイレに行けないし、喉が渇いても冷蔵庫はないし、お腹が空いても満たすものはない。
すべて一旦車の外に出ないといけないので、このタイミングで冷戦を取り入れるようになりました。自宅の駐車場ならすぐに帰ることができるのもポイントです。
冷戦状態に入ると、家のなかで気まずい空気がしばらく続きますが、冷静に考えることができます。何より喧嘩の疲労を癒せるのがとてもありがたいです。
家で喧嘩をすると、つい結論が出るまで衝突し続けてしまいます。その点、車ならいずれは外に出なくてはいけないので、強制的に一時休止ができるのは、大きなメリットだと感じました。
私たち夫婦は冷戦状態に入ったとき、暗黙のルールがあります。
それは無視をしないということです。あとはご飯を夫の分も必ず作ることも大切にしています。
出来る限り普通の生活をすることが、無駄に冷戦状態を長引かせない秘訣だと思います。
私たちの場合、長くてもひと晩で喧嘩になった原因についてもう一度話し合うようにしています。
一度落ち着いて考えている分、感情的になることが少なくなり、いい話し合いができるようになりました。
車で夫婦喧嘩をする大きなメリットとして、顔を見なくて済むことと生理現象(空腹・トイレなど)により喧嘩を中断しやすいことを挙げました。
注意点としては、運転しながらの喧嘩はしてはいけないということですね。安全に短時間で済ませたいなら、自宅の駐車場に停めるのがベストです!