容姿いじりをされた時、一番の対処法は笑ってごまかすことだと思っていました。変な空気にしたくないから、本当は傷ついていることを知られたくないから、泣かないように、怒らないように…。自分を守るために笑いを取ろうとしてきました。
だけど、最近のメディアではそれを良しとしていないようです。
→「ありがとうブス、バイバイ」 容姿いじりが敬遠される時代、武器を捨てた尼神インター・誠子
いい大人になっても容姿いじりをしてもいいという風潮は、お笑いの影響が少なからずあるのでは…と思います。
芸人さんたちは「おいしい」と思っているからやっているんでしょうし、観ている側の私も笑ったことは何度もあります。
だけど、それはお笑いという世界の中で成り立っていたこと。そしてそのお笑い界ですら、やめておこうという流れになってきています。
もう容姿いじりをされても、無理に笑わなくていいのかしら…。
容姿いじりをされても、笑いに変えられない人もいる
私が学生時代の頃は、容姿いじりをされたらものすごく傷ついていました。いじられるのは主にニキビ。「ちゃんと顔洗ってる?」という定番の(?)質問は何度されたか分かりませんし、「ブツブツ(黙れ)」だの「ぼこぼこ(うるさい)」だの「それどうしたの?(知らんがな)」などなど、色々言われました。
陰で言うなら全然いいんですけどね。なんでわざわざ本人に言うのかな…。お肌がツルツルなのは、単にそういう肌質であって、あんたは何の努力もしていないよね…といつも心の中で毒づいていました。
努力しても結果が出ない人がいる一方で、何もせずとも美肌の人がいる。その現実は変えられないけど、せめて、からかうのだけはやめて欲しいですよね。
本当は傷ついていたけど、ごまかしてきた
私の場合は、学生時代だとニキビ、大人になってからは肥満体型でからかわれてきました。
だけど、傷ついている姿は絶対に見せたくないじゃないですか。からかわれていることが既に恥ずかしいのに、傷ついているなんて悟られたら余計に恥ずかしい…。そう思って、ひたすらごまかしてきました。
男性はからかうのは最初だけで、割とすぐに飽きてくれるのでごまかすのは楽なんですけど、50~60代の女性は結構しつこくて面倒です(あくまで私調べですけど)。上から下まで見てくるあの視線は何なのだろう…。傷つかないように必死で、きつい言葉を払いのけていました。
私は自分の容姿をからかわれた時、笑いに変えることができなくて、それが恥ずかしいことだと思ってきましたが、その認識は間違いでした。
容姿いじりをされた時、笑いに変えられる人もいるし、それが出来ない人もいる。そして笑いに変えてもいいし、変えなくたっていいんです。
本当は嫌なのに空気を読んでおちゃらける必要なんてないんだよ、相手に合わせてヘラヘラしなくていいんだよって、同じ悩みを抱えている人に伝えたいです。
容姿いじりは受け付けない
今の私は容姿いじりをされたら、流すようにしています。「で?」という態度で挑めば、相手は割とすぐに引き下がることを知ったので、相手にしません。
他の話を振ってみたら、すぐに容姿いじりなんて忘れてくれますしね。もししつこく言ってくる人がいれば、今ならきっと「いつまでも言われると不愉快です」って言い返せると思います。
太っていることはコンプレックスだし、痩せなくちゃとも思っているけど、だからといっていじられることに同意する必要なんてありませんから。
まとめ
容姿をいじってくる大人って、きっとコミュニケーションのつもりなんでしょうね。どうでもいいと思うようになったら、彼らの容姿いじりには悪意がないのではということに気づきました。
ということなので、勝手ながら今後は私に対する容姿いじりはただのあいさつだと思うことにします。外国語を訳していると思えば、より響きません。
親せきのおばさん:また太ったね~(訳:ひさしぶり!元気だった?)
私:だからね~(訳:元気だよ~そっちは?)
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