本来、プロポーズという言葉の意味は『結婚を申し込むこと』を表しています。
これって、よく考えたらおかしなことですよね。行動を表す言葉に対して、逆という言葉が付いているなんて。
なぜこうなってしまったのか、というとそれだけプロポーズをするのは男性から、というのが当たり前になっているからです。
事実、『ゼクシィ結婚トレンド調査2021(15ページ)』によると、逆プロポーズをした人の割合は1.4%でした。調査した年によっては1%を切ることもあります。
ちなみに、男性からのプロポーズはほとんどが80%以上です(それ以外はなしor無回答)。
だからこそ、女性のあなたからプロポーズをすることに対して、不安を強く感じてしまうのでしょう。
ここでは、逆プロポーズの失敗談をテーマに扱っていて、失敗談をたくさん紹介しているため、読むほどに不安が強くなってしまうかもしれません。
ですが、後半部分には逆プロポーズの成功率を上げる方法についてお話しているので、ぜひ参考にしてください。
5年以上も付き合っている彼氏にプロポーズしたら、普通に断られた…。
断られた理由は言えませんが、私に魅力がなかったから失敗したのかな。
半年付き合った彼氏にプロポーズしたのに、「わからない」と返されてしまいました。
彼氏のことが好きだからすごく辛いです。ちなみに、「来年なら結婚を考えられるの?」と聞いたら、「それもわからない」と…。
彼との関係に悩んで、毎日のようにケンカをしていました。
そんなある時、ケンカの勢いに任せて、泣きながら「なんで私のことわかってくれないの?私はあなたのことが好きで結婚したいのに!」と言ってしまいました。
ケンカ中だったということもあり、彼からは「今言われても困る」と。
結局、逆プロポーズは失敗し、しばらくして別れてしまいました…。
結婚に向かって進んでいる気がしないことに焦りを感じ、私の親と会食を企画することに。会食の時に、私の親に「2人は将来を考えているの?」と聞いてもらうようにしました。
その質問を受けた彼氏は、少し驚いた表情を見せた後「ゆっくり考えます」と返答。
元々結婚を焦っていたこともあって、その回答が気になった私は、後日「あの時ゆっくり考えるって言ったのはどういう意味!?」と問い詰めると、彼氏に策を立てたのがバレました。
そのことに腹を立てた彼氏と、結婚を焦っていた私は大ゲンカに発展。
結局、「親を使って結婚を迫ってきたことに冷めた」と言われ、別れることになりました。
私の年齢が30歳目前で、5年付き合っていることもあり、そろそろ結婚を考えて欲しいと焦っていた私は、逆プロポーズを計画しました。
やっぱり、女の方からするものだったとしても、プロポーズと言えばロマンチック&サプライズが良いと思い、彼の誕生日にプロポーズを実行することにしました。
その内容は、高級ホテルの夜景がキレイなレストランで、デザートと一緒に「結婚してください」と書かれたプレートを彼に渡してもらうというものでした。
レストランにディナーの予約と、手書きのプレートを渡して準備を完成させ、迎えた当日。
彼とディナーを楽しみつつ、私はどうなるかすごく緊張していました。彼自身は、誕生日&おいしいディナーでいつもよりも楽しそうな姿を見て、心の中では「もしかしたら上手くいくかも…!」と不安と緊張がピークに。
デザートが運ばれた皿の上には、私の手書きのプレートが乗っていて、それを見た彼氏は「お!手紙じゃん!」と嬉しそうな表情を見せてくれました。
「この調子でOKをもらえるかも!」という淡い期待は、数秒後見事に打ち砕かれました。
プレートの文字を読むや否や、すぐに嫌そうな表情になり「結婚する気はないって言ったよね?こんなことしても結婚する気はないから」と言われました。
さっきまでの楽しかった気分から、一気にどん底まで落とされたような気分でした。
以前から結婚する気はないと言われていたから、断られる可能性も考えてはいました。でも、あの嫌がる表情とセリフで別れを決意しました。
ショックのあまり黙って席を立ち、そのまま家に帰って、彼の連絡先を全て消し、彼とはその日で別れました。
もっと早くに別れを考えておけば良かった。5年も付き合ったのに。
遠距離恋愛中の彼と居酒屋デート後、彼の自宅で飲み直している時、思い切って「この先も私と付き合うなら結婚して欲しい」と言いました。
当時の私は周りの友達が結婚ラッシュで焦っていたこともあり、お酒と眠気でボーっとしていたから、ついつい本音がこぼれたという感じでした。
彼が「少し考えて欲しい」と答えた瞬間、我に返ったのも時すでに遅し、元々結婚に消極的だった彼とどんどん疎遠になり、最終的には自然消滅してしまいました。
失敗談を読んだら分かると思いますが、多くの場合は彼氏が結婚を考えていなかったことに原因があります。
多少は匂わせていたり、人によってはハッキリと伝えていたかもしれません。ですが、男性は自分のペースでしか結婚を考えない生き物です。
なので、逆プロポーズされると戸惑ったり、困ってしまって、とっさに心無い言葉をぶつけてしまうのです。
男性の厄介なところはそれだけではありません。逆プロポーズをして、女性が結婚に対する気持ちを知ったとしても、結婚に対する熱意が変わる可能性はかなり低いです。
結局、男性は自分のペースでしか結婚を考えないのです。
彼氏が結婚に対して何も考えていなかった、今後もあまり結婚について考える気配がないというのであれば、あなたは今後の選択を考える必要があります。
失敗談を見ると分かりますが、逆プロポーズを失敗した後は別れています。
ただ、彼自身から別れを切り出されるというよりは、女性の方からもう無理だと判断しています。
結婚や子育てを視野に入れて焦っている女性にとっては、結婚する気のない彼氏と付き合い続けるのは、ハッキリ言って拷問以外のなにものでもありません。
逆プロポーズをすることに対する恐怖は、彼氏の結婚に対する考え方を知ることへの恐怖も大きいでしょう。最悪、別れることになるかもしれませんし。
ですが、本当に怖いのは彼氏の結婚観に触れることなく、10年・20年とズルズル関係が続くことです。
そういう意味では、早い段階で決めてしまった方が良いです。
「今すぐ結婚したい」というように、自分の希望とも捉えられるように言ってしまうと、そもそもプロポーズだと思っていない可能性もゼロではありません。
結婚したいではなく、結婚しよう!とハッキリ伝える必要があります。
ハッキリ伝えておかないと、都合の良いように解釈されたり、のらりくらりとかわされる可能性がありますから。
例えば、「今すぐ結婚したい!」と言って「そうだね」なんて相づちを打たれたら、プロポーズとして受け取ったのか、雑談として対応したのか分かりません。
ですが、「結婚しよう」に対して「そうだね」と言ったら、プロポーズとして受け取ったと判断できます。
こんな感じで、「プロポーズだと思わなかった」と言われないような伝え方を考えてみてください。
冒頭でも言ったように、プロポーズと言うのは男性の方からするものです。
なので、彼女の方からプロポーズされて戸惑っているというケースもあります。結婚についてあまり考えていなかったところに、急にプロポーズされて答えられなかった…という訳です。
もしかしたら、自分もプロポーズを考えていて、先に彼女の方からプロポーズされて、素直にOKを出せなかったのかもしれません。
可能性としては低いですが。
彼氏の方が戸惑っている場合、これから結婚に繋がる可能性は十分にあります。
結婚したいと思うタイミングは、男性と女性で違います。
女性の場合は年齢…もっと厳密に言えば、出産・子育てが結婚のタイミングに影響している人が多いのに対して、男性は経済的に安定してからという人が多いです。
まだまだ収入に不安がある、という男性は結婚に対して後ろ向きです。
その時期の男性に対して逆プロポーズをしても、ただただプレッシャーを与えるだけで、受け入れてもらえる可能性は限りなくゼロだと言えます。
「私とこれからも一緒にいたいなら結婚して」
これは男性にとって脅迫だと言えます。
確かに、あなたにとってはこれからも一緒にいるための最低条件と考えているかもしれませんが、直接伝えると脅迫になってしまいます。
結婚のことを考えていない、もしくは結婚して支えていく自信のない男性にとっては、不快でしかありません。
他にも、親を使って彼氏が断りにくい状況で言質を取ろうとすると、その行為を不快に思うことがあります。
「自分の力ではどうにもならない、でも早く結婚したい!」と思っていると、このような行動に出てしまうかもしれません。
ですが、想像してみてください。ある日突然、年配の女性があなたの元に訪れて「私の息子とはいつ付き合ってくれるの?」と言ってきたシーンを。
例え、その男性のことが気になっていたとしても、きっと冷めると思います。
早く結婚したい!確実に結婚に持って行きたい!と思う気持ちも分かります。ですが、親の力を使うのは相手にとってもすごいプレッシャーになるのでやめてください。
結婚相手として考えられないというパターンは少なくありません。
簡単にまとめると、一緒に生活をしていくのに不安を感じている場合、結婚相手として考えられません。
もし、あなたに対して不満や不安を感じているような場合は、逆プロポーズをする前に改善するように努めてからが良いでしょう。
逆プロポーズで失敗をした女性の中には、「自分が女としての魅力がなかったのか」と感じる人もいます。
ですが、これに関しては不安に感じる必要はないというのが個人的な意見です。
というのも、女としての魅力を感じていないのなら、そもそも付き合っていないからです。付き合っている時点で、女としての魅力という部分はクリアしていると言えます。
女性にもタイミングというものがあると思いますが、女性の場合は子どもが関係しているから、比較的わかりやすいです。
対して、男性は先月まではOKだったのに、今はちょっと待って欲しい。逆に、先月まではダメだったけど、今なら大丈夫!という具合に、男性が結婚に対するタイミングは非常に難しい部分があります。
そのタイミングは以下の4つです。
1つずつ解説していきます。
男性は結婚に対して、責任を取るべきものだと思っています。その責任とは、平たく言うと経済力です。
経済力がなければ家庭も、パートナーも支えることはできません。事実はどうであれ、男性はそう思っている人が多いです。
言い換えるなら、経済力に自信がついた時に結婚を考えられるようになるということです。
逆プロポーズをする時は、収入が安定し始めた時、収入の目途が立った時などのように、仕事がうまくいっている時がチャンスです。
彼氏が嬉しそうに昇進の話をしてきたり、昇給の話をしてきた時を見逃さないように。
昇進・昇給の話をするやいなや、すぐに逆プロポーズをするのは避けた方が良いです。
というのも、継続して稼ぐことができるのか、という点で不安を抱えているからです。同じように、転職をする時にも結婚の話はあまりしない方が良いです。
「結婚したら子ども2人と、大きな家でゆっくり暮らしたい」というように、結婚後の話をするようになったら、結婚に対して前向きに考えている可能性が高いです。
もしかしたら、経済的に支えられるという自信がついたら、すぐにでも彼氏の方からプロポーズをしてくるかもしれません。あまり過信するのは危ないですが…。
少なくとも、結婚のことを意識していること、プラスに見ていることが分かるので、逆プロポーズをするのにいいタイミングだと言えます。
身近な人が結婚をすると、嫌でも結婚を意識します。「そろそろ自分も…」と思っているのなら、逆プロポーズも受け入れてくれる可能性は上がります。
ただ、結婚に前向きなのかどうかはよく見ておいてください。
結婚したいと思っているなら良いですが、「結婚なんて大変なだけなのに、よくできるなぁ」みたいな感じだったら、価値観を変えていく必要があります。
子どもが生まれたばかりの家庭というのは、幸せムードが漂っていて、見ているこちらも微笑ましい雰囲気に包まれています。
身近な人のその姿を見ることで、結婚に対して良い印象を持ったり、「自分もこんな風になりたい」と思ったりする可能性があります。
友達や兄弟だと、幸せエピソードも一緒に聞けるはずですから、彼氏の様子をうかがってみてください。
逆プロポーズの成功率を上げるために、抑えておくポイントは1つ。彼氏の心配事をなくすということです。
男性が抱えている不安はこんなものがあります。
これらの不安がジャマをしてなかなか結婚に踏み切れないという男性も多いです。
逆に言えば、不安要素を取り除くことさえできれば、結婚に向かって前向きに考えてくれる可能性が高いのです。
詳しくは以下の記事で紹介しています。
後半部分は逆プロポーズの成功率を上げる方法についてお話しましたが、もし彼が結婚する気がない、家庭を作る気がないというのなら、別れるという選択肢があることを忘れてはいけません。
その価値観は覆すのが難しく、説得しようと思ったら年単位で時間がかかることも珍しくないからです。
逆プロポーズを考えるくらい結婚に焦っているのでしたら、年単位で時間をかけてしまうと、取り返しのつかないことになる可能性もあります。
もし、逆プロポーズに失敗してしまった場合、それでも彼氏との結婚を目指すのか、それとも自分の人生を歩むのか決断に迫られることになります。
逆プロポーズをする前に、そのことだけは覚えておいてください。