鏡餅は新年に下りてこられる「年神様」をお迎えする目的で飾られるようになりました。
丸い形は神事で使われた青銅製の鏡や円満の意味があります。
市販されているものの多くは二段になっていますが、地域によっては三段の鏡餅を飾っている場合もありますよね。
神様にしつれいのないようにするには、二段と三段どちらの鏡餅が正しいのでしょうか。
鏡餅はお正月にお迎えする「年神様」へのお供え物として飾られます。
年神様は初日の出と共に現れて、それぞれの家に1年間の幸福を運んでくれる神様なので、丁重にもてなしたいところですよね。
それでは、二段と三段でどのような意味があるのか説明していきます。
一般的に市販されている鏡餅です。
二段の鏡餅には陰(月)と陽(太陽)を表していて、
といった意味が込められています。
また、神仏に捧げる、神と人間を繋げる、といった意味もあります。
関西地方や一部地域で飾られています。
火の神様やかまどの神様などの荒神様にお供えされる鏡餅で、台所に飾られることが多いです。
鏡餅に二段と三段のものがあるのは、地域や置く場所によって異なり、どちらが正しいということはありません。
鏡餅の段数ではなく、お餅を重ねることそれ自体が重要なのです!!
鏡餅は年が明けてから飾るものではなく、末広がりで縁起のいい「8」の字がつく12月28日が最も良いとされています。
当日に慌ててしまわないように、前もって買っておくようにしましょう。
年神様は家のあらゆるところに分霊されているので、玄関や子ども部屋などそれぞれに飾ってもいいのですが、床の間は特に重要となりますから、一番立派なものをお供えしてくださいね。
鏡餅は年神様へお供えするもので、二段か三段かという問題ではなく、お餅を重ねることに大きな意味があります。
小さなものでも構わないので、鏡餅を飾って一年間を幸せいっぱいで楽しく過ごせるといいですね。
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