クリスマスと言えばケンタッキーを思い浮かべる人も多いでしょう。実際、クリスマスというか23~25日はケンタッキーに人がごった返します。
私は4年間ケンタッキーでアルバイトをしていた経験がありますが、そんな私が4回のクリスマスを経験した結果、あまりケンタッキーをおすすめできない理由をお話しします。
クリスマスにケンタッキーを注文したことのある人は分かると思いますが、かなり多くの人が行列を作っていて、お店の外にまで並んでいます。
私が働いていた店舗も、クリスマスになると「これ全部客なの?」とビックリするくらいの行列になっていました。
私は並んだ経験がないのですが、聞いた話だと2時間くらい待たされるのだとか。
クリスマスという24時間しかない限られた時間の中、2時間も待ち時間に使ってしまってはもったいないのではないか、と個人的には考えてしまいます。
クリスマスのケンタッキーは本当に忙しく、アルバイトや社員もフル稼働です。
私が働いていた店舗では、クッカー(チキンを揚げる圧力鍋みたいな機械)が5台あったのですが、それもフル稼働させるために、かなりハイスピードでチキンに味付けします。
味付けというのは、白い液体とフラワー(味の付いている粉)を付け、フラワーを適度に落とすという作業なのですが、これが結構雑になってしまいます。
すると、味が濃くなったり薄くなってしまったり、場合によっては形の悪いチキンが揚がるということです。
とにかく、ガンガンを作り続けないといけないので、どうしても質より量になってしまうのです。
私は並ぶのがイヤで、クリスマスはケンタッキーを食べたことがないのですが、クリスマスの時に作ったチキンは普段作っているチキンより味が悪いのではないかと感じてしまいます…。
もちろん、それでも美味しいのがケンタッキーのチキンのすごいところですが。
クリスマスのケンタッキーでは、みんなオープンからクローズ(閉店)まで働くことになります。高校生は22時までですが、それ以外の人は7~24時まででした(^^;
その間2時間の休憩がありますが、3日連続でこの時間働くことになりますので、かなりキツイです。
私もその例にもれず、3日連続7時~24時までというハードスケジュールをこなしました。
でも、体はキツイんだけど、みんなハードな仕事をしているからなのか、一つの目標に向かって頑張っているからか、テンションが高くて終始楽しいんですよね。
みんなキツイキツイ言いながら、顔は楽しそうというか、充実感があるような感じで、冗談を言い合ったり、踊り出す人もいたりとすごく楽しい時間でした。
もちろん、終わった後はぐったりですが、それでも良い思い出になりました!
機会がありましたら、ぜひあなたも経験してみてはいかがでしょうか(笑)
クリスマスは1日で1000羽分のチキンが作られているそうです。1店舗だけでです。
1羽=9ピースなので、9000ピースもチキンを作り続けているということ。
7~24時までフル稼働でチキンを作り続けていると、だんだんチキンが食べ物ではなく、物のように見えてきます。
他の店舗の人も同じように言っていたから、ケンタッキーのクリスマスあるあるみたいですね(^^;
ケンタッキーのチキンはクッカーを使って、180℃の油で揚げており、それをフル稼働させているのに加えて、厨房はアルバイトの人でいっぱいです。
換気をしているとはいえ、クリスマスでクーラーを付けているのに暑いです。外に出た時に気持ち良く感じるくらい。
みんな汗だくになっていますが、もちろんチキンに汗が付かないように、こまめに拭っていますので安心してください。
クリスマスの前からですが、店内では竹内まりやの『すてきなホリデイ』が2曲に1曲くらいの割合で流れてきます。ケンタッキーのCMでもよく流れているアレです。
他の曲を挟んでまた『ホリデイ』、クリスマスの曲を挟んで『ホリデイ』という流れなので、バイトが終わっても脳内でリピート再生されます。
クリスマス前にケンタッキーに行く機会があったら、ぜひ意識してBGMを聞いてみてください。あなたも頭から離れなくなりますよ(^^;
ケンタッキーの従業員としてそれを聞くと、「そろそろクリスマスかぁ、気持ちを引き締めないとな!」となっていました。
クリスマスにケンタッキーを買わない方が良いと言いましたが、もちろん、ケンタッキーを貶めようと考えている訳ではありません。
むしろ、ケンタッキーでアルバイトをしていた時期は楽しかったですし、私自身もケンタッキーのチキンは大好きですから、今でもよく食べます。
もし、クリスマスにケンタッキーを食べる機会があれば、迷わずかぶりつくでしょう。
ただ、私個人としては、クリスマスに食べるよりも日にちをずらして、27日以降にすることをおすすめします。(26日も結構お客さんがいました)
この記事を通して、あなたがもっとケンタッキーを好きになってくれれば幸いです。
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