マンガにはよくあるパターンが存在します。敵だったものが味方になる、美人キャラが料理下手、怒ったら怖いおっとりキャラ、糸目キャラが強いなどなど。
その中でも王道ともいえるのが、ギャグマンガからのバトルものに路線変更すること。
マグミクスの「マンガあるある「ギャグからバトルものへ転向」…“その逆”は存在する?」という記事が面白かったので、そこで紹介されていた作品を軽く紹介しつつ、僕が見つけたあるあるの逆パターンについて紹介します。
ギャグマンガだと思っていた作品が、急にバトルものに変わることがあります。
マグミクスで紹介されていたのは、『ドラゴンボール』『ジャングルの王者ターちゃん』『家庭教師ヒットマンREBORN!』などです。
僕はどの作品も読んだことがあるのですが、ギャグからバトルものに変わっていった作品です。
個人的には、『ドラゴンボール』は最初からバトルものってイメージです。確かに最初の方はギャグ要素も強かったですが…。
途中からほぼギャグがなくなり、シリアスなバトルばかりになっていました。
『ターちゃん』は基本的にバトル+ギャグという印象ですね。寝ながらおもらしでパワーアップをするシーンなんかは、バトル+ギャグという象徴をしているシーンです。
個人的には、途中から路線変更したというよりも、最初からバトル+ギャグで描かれていて、終盤にはシリアスが増えていったという記憶があります。
結構前に読んだ作品なので、うろ覚えですみません…。
家庭教師ヒットマンREBORN!は、結構長い期間ギャグマンガとして連載していました。
調べてみると62話からバトル要素が組み込まれていたそうです。
僕は最初から最後まで読んでいたのですが、結構長い間ギャグ回が続いていました。好評だったみたいですが、僕としてはバトルものになってから急に面白いと感じるようになりました。
キャラそれぞれの性格を活かしつつ、元々ギャグマンガだったとは思えないほど、バトルもしっかり描かれていたのも良かったです。
これは、僕が読んでいて思ったギャグからバトルものです。
べるぜバブは、最初から不良のバトルもの+ギャグって感じだったのですが、中盤以降はバトル要素が強くなっていったという印象です。
ただ、終盤はギャグ要素が強くなっていたように感じました。
シティーハンターは、最初からギャグ要素も取り入れていたのですが、回を追うごとにギャグ要素も強くなりました。
連載初期はハードボイルド色が強かったのですが、明るい作風にするために、コメディ色を強くしたそうです。
少年ジャンプなのに、下ネタも割と多く出てくる作品でしたね。
グラップラー刃牙シリーズは、最初は真面目に戦っていたような感じだったのですが、ぶっ飛びすぎてどんどんギャグっぽくなっています。
シャドーで対戦相手が見える、宮本武蔵が現世に復活、トリケラトプス拳、エアみそ汁、ゴ○ブリに土下座など、挙げ始めたらキリがないくらい面白いシーンが盛りだくさんです。
しかも、絵の雰囲気はいたって真面目というのも面白さに拍車がかかっていると思います。
とはいえ、僕は刃牙シリーズが大好きです。
バトルシーンは、惹きつけられるほど迫力がありますし、キャラクター一人一人に味があります。
なにより、僕がスゴイと感じているのは、フォームを美しく描いているところです。
僕は空手を経験し、あらゆる格闘技が好きなのですが、作者の板垣さんが描くフォームは、それぞれの格闘技をよく調べた上で描いているなぁと、感心するほど美しいです。
バトルからギャグ(?)になった今でも、高い人気を維持している作品です。
テニスなのにバトルものというとちょっと違うかもしれませんが、次第にギャグっぽくなっているマンガ、テニスの王子様(通称テニプリ)。
最初は多少(?)現実離れしたテニスマンガだったのに、次第にテニスの枠を超えてきたことにより、ギャグ+バトルマンガみたいになっています。
分身、場外まで吹き飛ばされる技、ダブルスで裏切り、突飛なキャラクターなど。
ただ、あくまで個人の感想ですが、続けて読んでいる間はそこまで違和感がないんですよね。冷静に考えてみると、「アレ?これおかしくない?」という感じになります。
バトルからギャグマンガに路線変更をしたマンガも結構あります。
とはいえ、作者は自覚なく、ストーリーの流れがそうなっているだけかもしれませんが…。
弱そうなのに強いという展開はよく見かけますよね。代表的なものだと、ドラゴンボールの亀仙人、BLEACHの浦原喜助、HUNTER×HUNTERのビスケット=クルーガーなどです。
では、その逆に強そうなのに実は弱かったというキャラクターについて調べてみました。
ジャック・ハンマーやジョセフは、実は弱いというよりも、思っていたより弱かったみたいな感じです。
強敵と善戦している描写も多いですし、ジョセフは敵に勝利している訳ですから。
ヤザワについては、作品を読んでいないのでわかりませんが、僕のイメージだと強運で上り詰めているという感じなので、元々強そうな印象はありません。
仲間になったら弱くなるというのもマンガのあるあるです。
代表的なキャラで言うと、ろくでなしBLUESの鬼塚、キン肉マンのウォーズマン、ドラゴンボールの天津飯などです。
ニコ・ロビンは、敵だったころから強かったのですが、クロコダイルに手も足も出なかったことから、あまり強くない印象でした。仲間になってから強いと感じることが増えた気がします。
早乙女芽亜里は、賭ケグルイの最初の相手だったからか、主人公にあっさりとやられたのですが、仲間になってからはかなりの強さを見せるようになりました。
スピンオフ『賭ケグルイ双』では主役を務めているほどです。正直、賭ケグルイ双を読んでいると、なんであんなにあっさり敗れたのか不思議です。
ただ、ギャンブルものって、頼りなかった仲間が急に強くなるような印象があります。噓喰いの梶とかもそうですが。
そして、木刀の竜も最初はかなり弱かったのに、仲間として登場してからは頼れる存在でした。
マンガのあるあるって、やっぱり読んでいる人が楽しめたり、熱い展開だと感じられたり、良い部分も多いです。
僕が好きなあるあるは、強敵だった人と共闘するとか、強いキャラクターが出揃うといった展開です。
あと、「これは独り言なんだが…」とか「俺はこれを置いていくけど、決して取るんじゃないぞ」みたいなもの好きです。
この記事では、逆パターンを色々紹介してみましたが、あるあるだろうが、逆パターンだろうが、面白いものは面白いですね。
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