最近ではキラキラネームと呼ばれる、読みにくい漢字で構成された名前だったり、当て字のような名前、一般認識としてマイナスな印象を持つ名前などの人が増えてきました。
もしかしたら、周りから名前をバカにされて、「変えてしまいたい！」と思っているのかもしれません。
ですが、名前を変えるには正当な理由が必要で、簡単に変えられる訳ではありません。
ここでは、名前を変えるための条件、手続きの仕方について解説します。
代々当主になる人が世襲名を名乗っている場合は、本名まで変更する必要があります。
これも同様、本名まで変更する必要がある場合は認められます。
当て字のような名前だったり、一般的に読みにくい名前。
一般的にキラキラネームは、珍奇な名前と言えるでしょう。全て許可されるという訳ではありませんが。
近所に同姓同名がいる、結婚することで親戚と同姓同名になった場合です。
有名な犯罪者と同姓同名である場合、周囲から風評被害に遭う可能性があります。
男なのに女と間違えられる。またはその逆。
親が過去の恋人の名前を付けていて、そのことが発覚した場合など。
小さな頃に虐待を受けていたというように、名前を呼ばれると精神的な苦痛を連想させるような場合。
長年使われている通称名があれば、そのまま本名として認められる場合があります。
出生届の時に謝った感じで届け出てしまった場合。
性転換をした後に相応しい名前にしたい場合。
日本人なのに外国人だと勘違いされるような名前である場合。
前提として覚えておいて欲しいのは、当てはまるからと言って確実に変えられるという訳ではないということです。
あなたにとっては正当な理由だとしても、判断するのは人間ですから、その人が認められないと判断してしまえば、名前は変えられないのです。
ただし、再申請も可能ですから、どうしても変えたいのであれば、違う理由で申請してみるのも良いでしょう。
１５歳以上なら、自分で申立てができますが、１５歳未満の場合は、親が本人に代わって申立てを行うことになります。
申立てをする際は、必要な書類を家庭裁判所に提出して、出頭日の連絡が来るのを待ちます。
指定された日に出頭すると、面談を行い、それから許可されるか却下されるかが決まります。
ほとんど同じような事例でも、認容される時と却下される時がありますので、一概には大丈夫とは言えませんが、救いなのは再申請ができるという点です。
年々認容される確率は下がってきているのですが、それでも２０１５年度は６７．７％、つまり３人に２人は名前を変えられています。
「私には無理なんじゃ…」と諦めずに、まずは手続きをしてみてください。