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子どもがお菓子を欲しがる…我慢させるべき?将来のためにできること

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子育てって迷うことばかりですよね。その中でも我慢に関することで悩んでいる人は結構多いようです。

日常的に我慢させるべきか悩みの種になるのは、おやつやお菓子の我慢に関すること。

おやつやお菓子なら量も少ないし、「お菓子くらいなら…」と我慢させずに自由に食べさせたくても、そうすると際限なく食べてしまう…。

かといって我慢ばかりさせると後で反動がきそう…。というように、考えるほどに分からなくなってしまいます。

お菓子は毎日のことですから、どうやって付き合っていくかを考えるのは非常に重要です。

ここでは、子どもには我慢させるべきなのか、我慢させるならどうしたら良いのかなどについてお話します。

子どもにとって程よい我慢を意識する

「ちょっとお菓子をあげるくらいだから…」と、子どもの我慢の重要性を考えずに行動してしまうと、後々大変なことに発展してしまう可能性もあります。

とはいえ、どちらもメリットやリスクがありますので、まずはその2つを理解しておくべきです。

我慢させるメリットとリスク

【メリット】
・集団生活しやすくなる
・自制心を育てられる
・将来高い能力を身につけられる可能性がある
・物を大切にする
【リスク】
・辛いことがあっても言わなくなる
・どこかで爆発してしまう恐れがある
・抑制する人がいなくなるとやり放題になる

日本人は我慢を美徳だと考える人も多く、我慢強い人が評価されがちではありますが、何事にも一長一短があります。

確かに、集団生活を送る上では必要なことだったり、マシュマロ・テストという実験では我慢した子が将来社会性や学力が高くなるというデータもあります。

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※マシュマロ・テスト…子どもの前にマシュマロ(もしくは子どもの好きなもの)を置いて「少し外に出ているけど食べないで待ったらもっとたくさんあげるよ」と言って15~20分部屋を空けるテスト。

ですが、我慢強いということはストレスを溜め込んでしまい、どこかで爆発してしまう可能性があるのも事実。

素直だった子が将来精神疾患を患うという話も珍しくありません。

お菓子を我慢させて「えらいね~」と褒めるのは、我慢=えらい、我慢できない=悪いことだと認識してしまうリスクもはらんでいますので、注意が必要です。

我慢させないメリットとリスク

【メリット】
・自己主張ができるようになる
・反動で何かをやり続ける可能性が下がる
【リスク】
・要望が通らないと感情的になる
・要求がエスカレートする
・イヤなことがあったらすぐにやめる

我慢させずに育つと、自己主張ができるようになったり、反動でやり続けてしまうことがなくなります。

例えば、お菓子の我慢を強いられて育った子どもが、好きなだけお菓子を食べられる環境になると、際限なく食べ続けてしまうなんてこともよくありますよね。

友達の家に行ったら自分の子どもがずっとお菓子を食べ続けて恥をかいた…みたいな。子どもの頃に限らず、大人になってから制限が効かなくなるなんてリスクも軽減できます。

ただ、リスクとして、すぐに感情的になったり、次から次へと色々なものを要求してきたり、イヤなことからすぐに逃げ出してしまうといったものがあります。

大切なのは我慢のバランス

我慢させすぎるのも、自由にさせすぎるのも子どもにとっては良くありません。ですから、大切なのは我慢のバランスです。

ただ、そのバランスを考えるのは至難の業。

性格がありますから、こうすれば良いといった正解がなく、それを模索しなければなりません。子どもの様子を見ながら、ベストなバランスを考えていく必要があります。

上手に我慢させるためにはどうすればいいのかについてのノウハウを紹介しますので、参考にしてください。

子どもにお菓子を我慢させる方法

辛い気持ちを理解してあげる

お菓子っておいしくて、食べていると幸せな気持ちになりますよね。それは大人子ども関係なく同じです。

もしあなたがおいしくお菓子を食べている時に、そのお菓子を取り上げられたとしたらイヤな気持ちになりますよね。それは子どもも同じなのです。

「もっと食べたかったね。でもそろそろご飯の時間だからその後に食べようね」というように、ちゃんと説明すれば案外理解してくれるもの。

何回説得してもごねるようであれば、「これ1つなら食べても良いから、後はご飯が終わってからね」と少しだけ許してあげてみてください。

怒るのは最終手段だと心得る

親が本気で怒ると、子どもはシュンとなって我慢してくれるかもしれませんが、それを繰り返してしまうと子どもは「言っても無駄なんだ」と学んでしまいます。

そうなると、辛いことがあってもひたすら我慢するようになり、そのうち爆発させてしまうリスクが上がります。

「たかがお菓子で」と思うかもしれませんが、チリも積もれば山となるというように、積み重ねていくと大きなものになりますので、怒って聞かせるのは最終手段だと心得ておきましょう。

約束を絶対に守る姿勢も大事

約束を守る。当然のようであり、結構難しいのがコレ。

「今日はお菓子を買わないよ」と約束したなら、どんなに子どもが泣きわめいても「今日は買わない約束だったよね」と言い聞かせ、その約束を守りましょう。

ただ、人目があるところで泣き喚かれたら、周りが気になって「今日だけだからね」となってしまう人もいるかもしれません。

ですが、それを繰り返すと泣きわめくと買ってくれると覚えてしまいます。ですから、最初に決めた約束は絶対に守るようにしましょう。

また、あなた自身も約束を守る必要があります。

「さっきお菓子食べたよね」とか「今お金持っていないから」というように、あなたが約束を破ってしまっては意味がなくなります。

例えば、「次に来た時にお菓子を買うから」と言ったとしたら、その約束を絶対に守ってください。


子育てに正解はありません。一人一人に性格がありますし、状況に応じて臨機応変に変えていく必要がありますから。

子どものことを一番に理解しているのは、親であるあなたです。

頻繁に訪れるお菓子での我慢は、子どもはもちろん、あなた自身も成長させるためのチャンスでもあります。

たかがお菓子と考えず、子どものためにどう接していくのかを日々悩み、あなたと子どもにとってのベストを探してみてください。

 

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