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妊娠中のお菓子はどのくらいまでが許容範囲?

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妊娠中は何かと食欲が増してしまうもので、手軽に食べられるお菓子をついつい食べてしまうという妊婦さんも多いようです。

お腹の子の分まで栄養を摂る必要がありますから。

だからといって食欲に任せてお菓子を食べ過ぎてしまうと、赤ちゃんはもちろん母体であるあなた自身にも負担となり、何らかの症状が現れることがあります。

では、具体的にドコからが食べ過ぎになるのかについて解説します。

お菓子を食べ過ぎることによるリスク

お菓子を食べ過ぎるとこんなリスクが…。

【胎児】

・低血糖症のリスク上昇
・神経の異常

【妊婦】

・体重増加&肥満
・妊娠線ができる
・妊娠糖尿病
・妊娠高血圧症候群

あなた自身、そして赤ちゃんの安全のためにも、食べ過ぎないようにお菓子や食事量を調節していくことも非常に大切なことなのです。

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我慢するべき?妊娠中にお菓子がやめられない…胎児への影響とは
お菓子はおいしく手軽に食べられるように作られていますので、妊娠していなくてもやめられないくらいなのですが、妊娠中はさらに手が止まらなくなります。 それには理由があるのですが、だからと言って次から次へと食べ続けてしまうと、あなた自身はも...

結構少ない!妊娠中の摂取カロリー

1日に必要な摂取カロリーは、身長・体重・年齢・性別・運動量などによって変動しますが、妊娠中ということですから、20代・30代女性であまり身体を動かさない人を基準に紹介します。

1日に必要な摂取カロリーは20代は1750kcal、30代も同じ1750kcalです。

また、妊娠中は初期・中期・後期によっても摂取カロリーは変わりますので、それぞれについて説明します。

妊娠初期(0~4ヶ月)

妊娠初期の1日の摂取カロリーは、1800kcalです。基準となるカロリーに+50した数値です。

体内で赤ちゃんを育て始める時期ではありますが、赤ちゃんはまだ小さいのでそこまで多くのカロリーを摂取する必要はありません。

もちろん、赤ちゃんのために栄養価の高い食べ物を摂るようにするのも大切です。

特に、葉酸やたんぱく質は意識して摂るように食生活に気を使ってください。

お菓子で例えると以下のものが当てはまります。

カントリーマアム1枚・パイの実2粒・サッポロポテト小袋9g・アルフォート1枚 など
※目安です

いつも食べている量に、これらをプラスするくらいな感覚ですね。

妊娠中期(5~7ヶ月)

妊娠中期の1日の摂取カロリーは、2000kcalです。基準となるカロリーに+250した数値です。

食欲が増してどんどん食べてしまいやすくなる時期だと言われています。+250になったからといっても、そこまで増えたわけではありませんので、食べすぎには注意!

この時期は血流が活発になりますので、鉄分を多く摂取するように食生活を整えてください。

250kcalをお菓子にするとこんな感じになります。

チョコレート40g・クッキー5枚・シュークリーム1個・ビスケット6枚・プリン約60g・ワッフル100g など
※目安です

そこそこ増えていますが、カロリーが高めのものを食べるとすぐにオーバーしてしまいますので、その辺に注意する必要があります。

妊娠後期(8ヶ月~出産)

妊娠後期の1日の摂取カロリーは、2200kcalです。基準となるカロリーに+450した数値です。

この時期が一番カロリーをとってもいい時期となりますが、塩分や糖分の摂り過ぎにも気をつけないといけませんので、食べるものを意識してください。

450kcalのお菓子はこんな感じになります。

トッポ1袋・ショートケーキ1つ・カステラ2.5切・たい焼き200g・まんじゅう300g・クッキー90g・ソフトクリーム300g など
※目安です

妊娠中は運動も制限されますので、食事でカロリーをコントロールしていかないといけないのが大変。必要以上のカロリーを摂らないように工夫するのも大切です。

カロリーをたくさん摂ったのに、何かを食べたくなった場合はカロリーのないお菓子を意識して食べましょう。

もちろん、糖分や塩分にも十分注意してください。

妊娠中の糖分はなるべく控える

妊娠中は糖分を摂りすぎると、妊娠糖尿病になったり、赤ちゃんが低血糖症になるといったリスクが上がります。

妊娠中期~出産までの間は運動量が減少してしまうこともありますから、糖分の摂りすぎには十分に注意しなければなりません。

とはいえ、具体的にどれくらいからNGという数値がないのも厄介です。

摂取カロリーに注意したり、甘い食べ物ばかり食べない、頻繁にお菓子を食べてしまう人は、1日の量を決めてその量を守るというように、血糖値が上がり過ぎないような対策をしてください。

自然の甘みを楽しもう

市販のお菓子やスイーツなどは糖分がたくさん入っているものばかりですから、野菜や果物から甘みを摂ることをおすすめします。

果物や野菜は人工的な糖分ではありませんから、市販のお菓子やスイーツよりも体に良く、栄養も豊富です。

例えば、バナナは食物繊維が豊富に含まれていて、便秘の予防・改善効果が期待できますし、サツマイモは食物繊維に加え、カリウムも豊富ですから妊娠中のむくみ改善や妊娠糖尿病予防効果にも期待できます。

このように、自然の甘みを摂ることで健康的に甘いものを食べたいという欲求を満たせます。

体重の増え方に注目!

妊娠中は体重の増え方にも注意しなければなりません。

1週間単位で300~500gが理想と言われていますので、体重がいきなり増えてしまった場合は食事量を見直してみてください。

逆に、体重がなかなか増えない場合は、低出生体重児のリスクがあります。

とはいえ、体重の増え方には個人差がありますので、医師に相談しながら体調を整えてください。

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