噛めば噛むほど味が出て、どんどんおいしくなってくるするめ。おやつにもピッタリで、私も大好きです。
最初は硬いのに、噛むほどに柔らかくなってくるところとか、ジワジワ味が出てくるのがたまらないです。
そんなするめですが、体に悪いという話を耳にしました。
ということで、するめは本当に体に悪いのかについて調べてみました。
するめに含まれている栄養素は、こんな感じになっています。
この中でも、特にタウリンが多く含まれているそうです。
タウリンについて調べてみると、体の細胞を正常の状態に保つ作用があるとのこと。例えば、高くなった血圧を下げる、視力の衰えを防ぐなどがあるそうです。
また、たんぱく質も豊富に含まれています。タンパク質は筋肉、臓器、肌、爪、髪、免疫物質などを作るために必要な栄養素です。
するめは、イカを乾燥させて作られた食べ物ですから、イカの栄養素が凝縮されています。
ですから、栄養素だけ見るとするめを食べることは体に悪いどころか、体に良さそうです。
その他にも、こんな効果が期待できるのだとか。
栄養素が摂れるだけでなく、こうした効果も期待できるのなら、日常的にするめを食べた方が良いと思うかもしれません。
ですが、これだけの情報で良いと判断するのはまだ早いです。
『火のない所に煙は立たぬ(噂になるからには、何らかの根拠があるはず)』ということわざがあるように、するめが体に悪いと言われる理由があります。
一般的にするめ…というか、イカは消化に悪いと言われています。それに関しては、日本赤十字社 岐阜赤十字病院の情報からもわかります。
このサイトによると、消化に悪いという表現ではなく、注意したい食品と書かれており、よく噛んで食べたり、量に注意することで胃への負担が軽減されるそうです。
するめは元々硬い食べ物ですし、噛めば噛むほど味が出てきますので、自然と柔らかくなるまで噛むと思います。
柔らかくすることをより意識して噛むことで、消化に悪いというデメリットも軽減できそうです。
するめのカロリーは100gにつき334kcalです。
一般的に、間食のカロリーは1日200kcalが望ましいと言われていますので、カロリーの観点から1日約60gまでに抑えた方が良いということになります。
するめが好きな人にとっては、少し物足りないかもしれません。
するめは、コレステロールが高いという話は聞いたことがあると思います。実際、コレステロールは高いと言えます。
ですが、コレステロールを下げる働きのあるタウリンやEPA、DHAが豊富に含まれていますので、適量であればそこまで心配する必要はないそうです。
するめの塩分は、100gにつき3~4gです。
厚生労働省の日本人の食事摂取基準(20年版)によると、1日あたりの塩分摂取量の目標値は、男性7.5g未満、女性6.5g未満とあります。
ということは、100g食べてしまうと、1日の半分くらいの塩分を摂取していることになります。
日本人は元々塩分を摂りすぎる傾向にありますので、するめも食べ過ぎないように注意しなければなりません。
食べ過ぎに気を付けて適度に食べようという結論になりました。ありきたりというか、何事もそうですよね。
するめの推奨されている量は1日に約30gと言われています。それを目安に、食べる量を調節しましょう。
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