こんな風に思っているなら、誰が軸になっている感情なのか一度考えてみることをおすすめします。
自分のためならぜひ色んなことにチャレンジしてください。知らない世界に飛び込むという体験は何歳になっても刺激的で面白いものです。
ですが、あなたではない誰かが軸になっているなら、ちょっと立ち止まったほうがよいかもしれません。
誰かに趣味を聞かれたときに答えられるようになりたいとか、趣味がないとつまらない人間だと思われてしまうのでは…といったことが動機だと、続けることはできないからです。
この記事では、趣味がない人におすすめの趣味をピックアップしています。簡単に始められるものだけを集めました。
他人のためではなく、自分のために趣味を開拓していきましょう。
趣味のない人が、趣味を持とうとなったとき、恐らく興味があるもの、好きなものを選ぶと思います。もちろん基本的なことではありますが、それだけでは「好き」で止まってしまう可能性が高いです。
「趣味は?」と聞かれたら「特にない」と答える人でも、「好きなことは?」と聞かれるとすぐに答えられる人は多いです。
私もその一人でした。
好きなことと趣味の違いって何なのでしょうか。改めて考えてみる機会ってあまりありませんし、色んな解釈があります。
個人的には「好き」は種で、「趣味」は収穫物のようなものだなと思いました。好きが原点となって、それを育てていくと趣味になるのでは…と。
趣味というのは、「好き」の上に色々なものが加わっていった結果ではないでしょうか。
趣味のない人は「何をやるか?」よりも、「どんな条件でできる趣味か?」を考えるほうが先です。
なぜなら、趣味がない人は行動に移すことと継続することのハードルが高くなっているからです。
好きを育てるための条件は最低でも4つあります。
いくら好きだと思うことでも、予算をオーバーしてしまったら続けることはできません。たとえば車関係や旅行、ギャンブル、ゴルフといった趣味は、それなりの予算がないと始めることすら難しいです。
とはいえ、予算がなくてはいけないというわけではありません。
もし、趣味費の確保が難しいのであれば、お金のかからない趣味を探しましょう。
いくら好きなことでも継続するとなると、面倒に感じたり、うっかり忘れたりするものです。
趣味と言えるまで育てていくには、毎日でなくてもいいので習慣を身につけてください。
たとえば、毎週土曜日の夜は趣味の時間にする…というように、いつやるのかだけは最低限決めておきましょう。なぜなら、趣味は絶対にやらなくてはいけないものではない分、習慣化させるまでに時間がかかってしまうからです。
とは言え「いつやるのか?」だけを明確に決めておくだけで十分です。あとはそのときの気分で楽しんでください。
疲れている日は30分だけでもいいですし、30分も無理…という日は関連する動画をぼんやり見るだけでもいいです。好きなことに触れる・考えることが大切です。
好きなことを楽しむ場所も、「好き」を育てるためには重要です。
たとえば、筋トレを趣味にしようと思ったとき、ジムに行かなくてはいけないという縛りをつくってしまうと、それだけで継続のハードルが上がってしまいます。
ジムには専門的なアイテムやマシンがありますし、人の目もあるのできついトレーニングも頑張れるという側面はあります。
ですが、ジムに行かないと筋トレができないという状況をつくってしまうと、ジムに行くまでが億劫になってしまう日も出てくるでしょう。
残業で帰りが遅くなったとか、友達と会うことになったなど、イレギュラーな予定が入ると、生活リズムが崩れやすくなります。
そんなとき、家でできる趣味だったら気軽に継続できると思いませんか?
筋トレはマシンがなくても実践できます。トレーナーをつけたいならオンラインで個別トレーニングができますし。
スポーツジムに通うとしても、家でできるメニューもあらかじめつくっておきましょう。
家でできる趣味は今の時代にぴったりですし、趣味がない人にとってもメリットは多いです。
趣味は一人で行うものと、複数で行うものがあります。おすすめしたいのは、一人でも実践できる趣味です。
複数で行う趣味は、今日やりたいと思っても相手の都合を考えなくてはいけません。また、世の中の状況を見て控えなくてはいけない場合もあります。
趣味にまで育てるなら、一人でも楽しめるものを選ぶのがベストです。
趣味がない人にはこのような特徴があります。
趣味がない人の多くは、何かしらの継続が難しい要素を持っています。これらを小さくしていくことが大切です。
趣味がない人にとって大切なのは、趣味にまで育てる環境作りだとお話しました。「予算」「時間」「場所」「一人でできるもの」をクリアしている趣味に挑戦してみましょう。おすすめしたい趣味は5タイプあります。
家でできる趣味だけを集めたので、ステイホーム中でも楽しめますよ!
受動的な趣味は、自分では何もしていないという点で「趣味とは言えないのでは?」という意見があります。
ですが、何もしていないということはありません。受動的でも学びや気づきはたくさんありますし、感性を鍛えることができます。
趣味がない人は、完成されたものを鑑賞するという趣味のほうが長続きしやすいという意味でもおすすめです。
趣味がない人のなかには、金銭面で躊躇しているケースもあるでしょう。
確かに、生活がギリギリのなかで趣味費を用意するのは大変ですし、そこまでしてやる必要もありません。
ですが、癒しややる気の向上につながることを考えると、金銭面だけで諦めるのはもったいないです。
お金のかからない趣味は、受動的なものから能動的なものまで色々あります。
たとえば筋トレは、健康やスタイルUPにもつながる素晴らしい趣味ですが、お金をかけなくても実践可能ですよね。
生活に役立つ、もしくは生活の一部を趣味にすると、継続しやすいです。
食事は毎日欠かせないものなので、仕方なく自炊をしている人は多いと思います。ですが、仕方なく…ではなく、楽しいと思えたら毎日できる趣味へと変化します。
私は仕方なく料理をやっていた時期が結構長かったのですが、このときはレパートリーが少なく、盛り付けも雑でした。ご飯の上に野菜炒めをバーンと乗せるだけ!というのが定番でした。
それが今ではレパートリーが桁違いに増え、盛り付けも意識するようになり、好みの器を買い集めるようになりました。調理器具も置き場所に困るくらい増えました。
生活と密接につながっている趣味というのは、意識せずとも続けられるのでおすすめです。
成長や結果が目に見えて分かるというのは、たとえば「周りからスタイルがよくなったね」と褒められたり、趣味でやっていることが販売できるくらいまで上達したりといったことが挙げられます。
結果が見えると、もっとやろう!というモチベーションにつながるので、継続しやすい趣味になります。
心からリラックスできる時間があると、明日も頑張ろうと思えますし、何より癒しを求めて自発的に行動できるようになります。
たとえばベランダガーデニングをしている人だと、土いじりによってセロトニンが分泌されやすい環境をつくれます。
土いじりが精神の安定に大きく貢献することは、研究によって明らかになっています。
(参考:ニューズウィーク日本版)
その他にも、アロマテラピーは香りで癒され、ヨガや瞑想は自分と向き合うことによって心の安定が得られるでしょう。
日々、ストレスに押し潰されそうな毎日を送っている人は、心が安らぐ趣味を試してみるとよいでしょう。
趣味がない人は、色々難しく考え過ぎている面があるかもしれません。
趣味選びは、これくらいシンプルな基準で選ぶのがベストです。
【関連記事】