※上の画像はイメージです。
ジュラシック・パークの続編、ロスト・ワールドを観たのでその感想を伝えます。
結論から言うと、かなり面白くて満足できました。ネット上の評価を見てみると、意外に評価が低かったのですが、個人的にはおすすめできる作品だと思います。
具体的には、どんなところが良かったのか、それと、どんなところが微妙だったのかについてもお話します。
※極力ネタバレしないように配慮しています。
20年以上前の作品だと思えないくらい恐竜がリアルで、本当にそこに存在しているような迫力があります。
恐竜の重量感、質感などもかなりリアルに感じました。
ティラノサウルスの顔が近づいてくるシーンなんかは、観ているこっちもドキドキして、息をするのも忘れるくらい。
ギリギリの状況が上手く演出されており、ハラハラドキドキの連続です。
人間関係を描いているシーン、恐竜に襲われるシーンなどが交互に行われるので、飽きることなく最後まで楽しめました。
人が恐竜を捕まえようとして、ひどいことをしていたり、その人達との確執や協力。
そして、落ち着いた頃にまた恐竜に襲われるというように、ちょうど良いバランスで展開されます。
冒頭部分で、ネット上では意外に評価が低いと言いましたが、その大きな理由は前作との比較です。
確かに前作は優れていました。ドキドキハラハラのシーンの演出が上手く表現されていて、本当に自分がその人物になったと錯覚するかのような没入感がありましたし、ストーリーもキレイにまとまっていました。
ロスト・ワールドは、どこか他人事…というとちょっと違うのですが、登場人物を応援する側という気持ちになっていました。
とはいえ、個人的には前作が星5つだとしたら、ロスト・ワールドは星4つはあります。
キャラクター一人一人の魅力が、前作に比べて薄い印象があります。
今作の主役は、前作にも登場していたマルコム博士なのですが、出演時間が短い前回の方がキャラが濃かったくらいです。
僕は、前作のようなマルコム博士は好きだったので、今作で主役になると聞いて嬉しかったです。ですが、終わってみればなぜかそこまで印象に残っていません。
また、その周りにいる主要人物もどこか印象が弱くて、細かい部分を覚えていないくらいです。
感情的になっているのを表現したかったのだと思いますが、登場人物が同時にしゃべるシーンが多く、何を言っているのか聞き取りにくかったです。
中盤以降はほとんどないとはいえ、序盤は結構多く、何を話していたのかも忘れてしまいました。
それを見て思ったのは、他の映画は話すタイミングが被らないように、上手く調整しているんだなということがわかりました。
記事の後半はロスト・ワールドのいまいちな部分を述べたので、もしかしたら悪い印象の方が強く残ってしまったかもしれません。
ですが、冒頭でも述べたように、個人的にはかなり面白かったです。
パニック映画やホラー映画が好きな人には、ぜひ観て欲しい作品だと思っています。
あの迫力は映画館で観られたら最高だっただろうなぁ。
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