妻がずっとイライラしっぱなし、というのは本当にうんざりしますよね。
何をやってもグチグチ文句を言われたり、言い返したらヒステリックになったり…。もはや、怒るポイントを探しているのではないかと思うほどだと思います。
イライラしている人のそばにいると精神的な消耗は相当なものです。
ましてや、一緒に暮らしていて、当たり散らされているのですから、その辛さは言葉では表し切れないものだと思います。
ここでは、妻がイライラしていることにうんざりしている人に向けて、今後どうやって行ったらいいのかについてお話します。
正直、どうして妻がいつもイライラしているのか、訳が分からないと思います。
だからこそ、余計に辛いだろうし、そこまで言われる意味が分からない!と、あなた自身もイライラしてしまうのではないでしょうか。
あなたが察することがベストではあるものの、毎日イライラされていて、色々なことを言われていては、何に怒っているのかもわからないと思います。
いくら夫婦でも、十数年と一緒に過ごしている人同士でも、言わなくてもわかるなんてことはありません。
もちろん、ある程度は何となく察することはできるでしょう。ですが、複雑な思考を読み取るなんて、それこそ超能力者でもない限り不可能です。
この話をするのは、あなたが妻に対して気持ちを伝えないと分からないというのはもちろん、妻の気持ちもハッキリと言ってもらわないと分からないというのを、改めて意識して欲しいからです。
イライラしている時って、無意識のうちに「察して欲しい」という思いが強くなっているからだと言えます。
そんな時は、改めて言わないと分からないということを思い出してください。
気持ちの深いところまで話し合わないと、ずっと悪循環が続きます。
言わないと分からないとはいえ、話をする前に妻の本心をある程度考えていた方が良いです。
もし、あなたが思っていたことと違っていたとしても、あなたが妻の立場や気持ちを考えることは、決して無駄にはなりません。
人は理想と現実の差が大きいほど、イライラも強くなってしまいます。
「本当は専業主婦じゃなくて、仕事をしたかった」と思っているとしたら、家で家事や子育てをしている間、理想と現実のギャップにイライラが募ってしまいます。
他にも、「寂しいからもっと一緒にいる時間を増やしたい」と思っているのに、あなたが残業でなかなか一緒にいられないという寂しさから、イライラしているのかもしれません。
あなたの妻は、何を大事にしているのか、どんなことをしたいと思っていたのかなど、過去イライラしていなかった頃の言動を思い出してみてください。
イライラを言葉にぶつけてくるのなら、ある意味ではラッキーかもしれません。もちろん、あなたにとってはすごく不快に感じると思います。
ですが、言葉の端々に妻の心の奥が見え隠れしていることがあります。
例えば、「給料が安い」とか「そんなんだから仕事もできないんだよ」のようなグチばっかりなら、仕事をしたかったのかもしれませんし、もっとお金にゆとりのある暮らしがしたかったのかもしれません。
このように、グチの中に何かしら共通点が隠されていないか、色々思い出しながら考えてみてください。
かつては愛していた相手とは言え、イライラをぶつけてくる人に対して、優しくするのなんて至難の業だと思います。
とはいえ、人はイライラしている時、本音を言いにくいものです。なので、優しく聞くことで、本音を言いやすい環境を作ってあげてください。
「最近何かあったの?」とか、本当の理由がある程度予測できているのなら、「残業が多いの不満に感じている?」と直接切り込んでも良いでしょう。
妻に対して不満が溜まっているので、優しく聞くのも大変だと思います。
優しい気持ちになるためのコツは、幸せだった頃にやってもらったことを思い出すことです。
「最近残業ばかりで寂しくさせてごめん」とか、「お金に不安のある生活をさせてごめん」というように、謝罪から入るという方法もあります。
妻からしてみても、素直に謝罪されることで、自分の非も認めやすくなるはずですから。
正直、仕方ないだろ!とか、なんで俺が!という気持ちもあるかと思いますが、また妻と笑い合えるようになるために、そこはグッとこらえてください。
男性は、謝罪をすると負けたような気持ちになる人もいると思いますが、謝罪によって丸く収まり、妻の笑顔を勝ち取れたのなら、それは勝利と言っても良いのではないでしょうか。
あなたの計画通りにコトが進んだという意味でも、勝ちと言えます。
男と女は、本当に同じ生き物なんかと疑いたくなるほど、考え方やモノの見方が違います。
そんな二人が生活を共にしていかないといけないのですから、衝突してしまうのは仕方のないことかもしれません。
そして、考え方が違う者同士だからこそ、ちゃんと話し合うことが幸せに生活していくために必要不可欠なのです。