PSPにはまだまだ名作が眠っています。
ということで、早速ですがRPG好きの私が実際にプレイして面白いと思ったシミュレーションRPGを4つ、ランキング形式で紹介します。
他におすすめのPSPのゲーム↓
言わずと知れたディスガイア。ゲーマーならプレイしたことがなくても、ディスガイアの名前ややり込み要素のスゴさについて一度は耳にしたことがあると思います。
やっぱり、多くの人に評価されているゲームだけあって、面白い!と思える要素満載で、本当にいつまでもプレイしてしまいたくなるような作品でした。
ディスガイアはシミュレーションRPGの中でも、王道中の王道ですから1位にするのはどうなのか悩んだのですが、やっぱり私がプレイした中では1番でしたので、1位にしました。
ディスガイアといえば、やっぱりやり込み要素。
キャラの育成方法がいくつもあるから、色々な部分で強くなっていくのが楽しく、つい時間を忘れてしまいます。
私も、「キャラのレベルを上げよう」「次はアイテム」「次は魔法を覚えさせて…」というように、あれやこれやをやっていたら時間があっという間に過ぎていました。
しかも、経験値を多くもらう方法もあり、その準備を整えたり、効率的に育てるにはどうしたら良いんだろうとか考え出すと、キリがありません。
他のRPGとかだと、レベルやスキルポイントだけでキャラを育てるというパターンが多いのですが、ディスガイアはこれだけ色々な所で育てられますので、全然飽きませんでした。
やり込もうと思ったら、本当に底無しなんじゃないかと思います。
『ストーリーをクリアするのはチュートリアル』と言われているように、ストーリーをクリアした後に出てくるステージやアイテム界に潜って育てるという要素が凄く深いです。
逆にいうと、ストーリークリアまでは「本当に億単位のダメージを出せるのかな?」というくらい成長速度が遅いのですが、あるステージが出現し、コツが分かると一気に数百レベルもアップしますから気持ちが良いですよ。
ディスガイア=やり込み要素ばかりが注目されがちですが、ストーリーがしっかり作り込まれているのが良いです。
基本的にギャグテイストで話が進んでいきますが、感動できる部分もあり、最後は結構シリアスな展開になります。
エンディングがいくつか用意されているのですが、グッドエンドは本当に感動しました。
アイテムの名前やモンスターも実にユニークなものばかり。
例えば、すごい剣とか宇宙銀河ブレード、正義の弓とかです。
モンスターにも一人一人名前が付いており、恐らくランダムで付いているのですが、ましゅまろとか、悪代官、校長、桃色吐息などふざけた名前も多いから少しクスッときます。
また、名前ではありませんが、パロディネタも多めなので元ネタが分かると面白いのもポイントです。
PSPには、通常版(?)と通信対戦はじめました。の2種類があるのですが、通信対戦の方を強くオススメします。
違いは通信対戦ができるようになったのと、技を出すときのデモがカットできるという点くらいなのですが、カットが出来るという機能がかなりでかい!
というのも、ディスガイアはレベル上げをするために何度も何度も繰り返して技を繰り出すのですが、ノーカットだと数十秒もかかるものもあります。
それが何十回、何百回、もしかしたら何万回と繰り返されることになりますので、カットできるかどうかで、時間効率がかなり変わります。
ですから、購入する際は必ず通信対戦はじめました。の方にしてください。
ちなみに、私は最初通常版でやっていて、途中から切り替えたらかなりの時間効率の良さにびっくりしました。データを引き継ぎできるから良かったものの、そうでなかったらかなり時間のロスになっていましたよ(汗)
>>魔界戦記ディスガイア PORTABLE 通信対戦はじめました。はコチラ
ディスガイアシリーズを出している『日本一ソフトフェア』の作品、『ラ・ピュセル ラグナロック』。
PS2にも2つ出ており、それに機能追加と修正したリメイク版がPSPの『ラ・ピュセル ラグナロック』です。
このゲームもディスガイアと少し似ている部分もいくつかあるのですが、この作品は違ったやり込み要素や、シミュレーションRPGとしての面白さが詰まっています。
この作品では、『浄化』というシステムがあり、それを上手く活用することで、既に行動終了しているキャラクターがもう一回行動できるようになります。
しかも、もう一度行動してもまた浄化すればまた行動できるというように、1ターンの間に数回の行動が可能になりますので、戦略次第では多少格上のステージや敵にも勝ててしまいます。
上手くいった時の気持ち良さは結構クセになりました。
それとは逆に、レベルをガンガン上げて脳筋プレイをするという楽しみ方もできるのも、ラ・ピュセルの魅力です。
登場人物が魅力的な人ばかりでした。
シナリオの一つ一つに深みがあり、どれも感動的なものばかりだったのも良かったです。
キャラ同士のやり取りを見ていても面白いですし、最後には衝撃的な展開や熱くなれるシーンなど、盛りだくさんの内容になっています。
次はどうなるのか気になって、時間を忘れてプレイしてしまいました。
ストーリーも作り込まれていますので、ゲームを楽しむだけでなく、「これどうなるの?」みたいにストーリーに引き込まれること間違いなし!
ディスガイアに負けず劣らず、かなりのやり込み要素があります。
というよりも、開発元の『日本一ソフトフェア』のやり込み要素は、このゲームから始まりました。
ディスガイアよりは要素が少ないとはいえ、それでも十分なやり込み要素がありますので、キャラを育てるのが好きな人にとってはかなり楽しめると思います。
私も、キャラがどんどん強くなっていくのが好きなので、時間を忘れてプレイしていました。
レベルも最大9999まで上がりますので、それだけでもどんなにやり込み要素があるのか分かると思います。
個人的には、もっと有名になっても良かったのではないかと思えるほどの良作だと思いました。
他の人のコメントを見ると、ディスガイアとばかり比較されているせいか、知る人ぞ知るゲームになってしまったのはすごくもったいないです。
今からでも遅くないので、シリーズ化しても欲しいくらい個人的に好きなゲームでした。
『クイーンズブレイド スパイラルカオス』は、クイーンズブレイドのキャラでスパロボみたいなシミュレーションRPGにしたゲームです。
結構奥が深く、なかなかハマッてしまう要素も盛りだくさんでした。
このゲームでは、他のシミュレーションRPGにはない鎧破壊システムというものがあり、それがこのゲームを奥深くしています。
各キャラ(女性キャラ限定)は鎧にHPが設けられており、それを0にすると鎧が破壊され、再度同じ部位に攻撃が当たるとダメージが増えます。
それに加えて、破壊時にはその部位が破壊されたカットインも全画面に出てきますので、胸や腰の部位が破壊されたら…。
また、アニメをONにしている時限定で、部位を破壊した時に追加攻撃ができ、この時の攻撃はHPではなく鎧にしかダメージを与えられないのですが、破壊をし続ける限り何度でも攻撃できます。
と言っても、最大で4回しかできないのですが…。
そして面白いのが、全ての部位を破壊されれば、どんなにHPが残っていても、そのキャラは敗北となってしまうという点。
圧倒的にHPの多い敵でも、鎧を全て破壊して勝利するという方法も取れますので、戦略にも幅ができて楽しかったです。
スキル(スパロボでいう精神)を使えば、色々な戦い方ができてより楽しいですよ。
このゲームでは、少しのレベル差が戦いに大きく影響してしまいます。
と言っても、攻撃力や防御力が大幅に上がるとかではなく、命中率や回避率に補正がかかるという点に違いがあります。
ステータスにほとんど違いがなかったとしても、レベル2~3違うだけで攻撃があたらなくなるのです。
自キャラのレベルが低い段階で戦闘を開始してしまうと、全然攻撃が当たらなくて全然ダメージが入りません。
スパロボと違い、避けられたらノーダメージというわけではなく、ヒットした分だけダメージが入るシステムですが、かなりダメージが減少します。
逆に言えば、自キャラを育ててから戦闘に入れば、ダメージを抑えつつ敵を倒せるというわけです。
私は、それを利用してレベル上げをしてから次のステージに進むことで、さくさく攻略できるという楽しみ方をしていました。
キャラのレベルが上がり、そのステージをクリアすると上がったレベル数に応じてステータスを上げられます。
攻撃力を中心に上げたり、防御力を中心に上げたり、全体を満遍なく上げたりと自分の好きなように育てられるのも魅力です。
ただ、これは個人的な意見ではありますが、命中率と回避率はあまり上げなくても良いかもしれません。その理由は上記で挙げた通りです。
レベルさえ上げていれば、攻撃を避けられますし、こちらの攻撃を当てられますから。
話はそれましたが、自由に育てられるのは結構面白いと思いました。
このゲームでは、レベルを上げやすいのも良かったです。
多くのRPGはレベルが上がるほどに必要な経験値が増えるシステムなのですが、このゲームは必要な経験値が固定されており、100の経験値でレベルアップするシステムを採用しています。
このシステムのおかげで、レベル上げに時間がかかってしまう…。ということはほとんどありませんでした。
しかも、自キャラよりもレベルの高いキャラに攻撃・撃破したら、より多くの経験値がもらえますので、3~4くらいレベル差のある相手を攻撃すれば、ガンガンレベルが上がります。
それに、攻撃を1発でも当てればOKなので、育てやすさも加速します。
ある意味、作業ゲーではありますが、サクサク上がるので楽しい作業をしているような感覚でした。
正直、ストーリーはあまり印象に残っておらず、純粋にシミュレーションRPGの部分だけを楽しんでいました。
ある意味ではゲームとしての役割は十分に果たしていると言えますが、ストーリーでそんなに楽しめなかったのは残念でした。
ただ、キャラクターとコミュニケーションを取って仲良くなったり、援護防御や援護攻撃など、シミュレーションRPGとしての完成度は高いと思います。
『クイーンズブレイド スパイラルカオス』の続編で、ゲーム性はほとんど同じなのですが、大きな違いは格ゲーの女性キャラが出演しているという点。
知っているキャラがいるとより楽しめます。懐かしいキャラも登場しますので、格ゲーが好きな人にはおすすめです。(戦闘時以外はボイスはありませんが)
クイーンズブレイドに出てくるキャラ+あらゆる格ゲーの女性キャラが登場しますので、かなりの人数がいます。私が数えた結果、38人+途中で仲間にできるモンスターです。
仲間が多すぎて育てるのがすごく大変というのと、キャラクターそれぞれの特徴を覚えるのが大変というデメリットもありますが…。
良い風に考えれば、好きなキャラクターだけでチームを組婿ともできるということですが、私は満遍なくキャラを育てたいタイプなので、キャラ育成にかなり時間がかかってしまいました。
正直、クイーンズブレイド スパイラルカオスとの違いは、使えるキャラクターが圧倒的に増えたくらいしかありません。
戦闘シーンも前作に出ていたキャラはそのまま使いまわしだし…。
私はゲーム性が好きだから良かったのかもしれませんが、前作をプレイしている段階で飽きているのであれば、今作では楽しめないかもしれません。
シミュレーションRPGはやり込み要素がたくさんあるものも多く、それでいて安くで購入できるものばかりですから、かなりコスパが良いですよね。
下手したら1年は遊べるかもしれないくらいです。どれも1000円以下のものばかりですから、お試し感覚でプレイして見るのも良いかもしれません。
というよりも、個人的には一度はプレイしてみることをおすすめします。