夜までは元気だったのに、朝になると急に体調を崩してしまったり、泣くことは珍しくありません。
小学生という年頃は、自分の気持ちをうまく表現できないのはもちろん、そもそも自分がどうしてこんな気持ちになっているのかわからないことも多いです。
子どもの頃の出来事って、子どもの将来に影響する可能性もあるため、親としてはどうするのが良いのか色々不安を感じてしまいますよね。
決まった答えがあれば良いのですが、子どもの性格や周囲の人たちの反応、親(あなた)の言葉・言い方、その後のフォローなど、あらゆるものが影響して結果が変わります。
他の人が成功したからと言って、その方法が正しいとならないのが子育ての難しいところです。
とはいえ、親としてやった方が良いこと・やらない方が良いこと、小学生の子どもが朝に泣く理由などはある程度分かっています。
ここでは、小学生の子どもが朝に泣いて、「どうしたら良いのかわからない」と困っているという人にぜひ読んで欲しいです。
子どもは言葉で表現するのが苦手な分、感情を表すことで自分の心を守ります。
朝という時間帯は学校へ行く時間が近づいているということであり、泣くというのは、それほど辛いとか怖い、不安などの感情を抱えていると考えられます。
なので、今あなたにやって欲しいことは『学校を休んでも良い』という選択肢をあげることです。
それだけでも子どもにとっての精神的な負担は軽くなりますから。
学校に行きたくない理由は子どもによって様々です。一般的に、小学生が学校に行きたくない理由は以下の通りです。
※詳しくは後半でも説明しています。
親として最初にやっておくことは、どうして学校に行きたくないと言っているのか、その理由を知ることです。
理由を知らなければ、そもそも対策を立てられませんから。
まず、お子さんから学校に行きたくない理由を聞いてみてください。
ただ、上でも伝えたように、小学生だと自分の気持ちがそもそも分かっていなかったリ、うまく言葉にできない人も少なくありません。
話を聞く時にやって欲しいのは、子どもの言っている言葉をよく聞くことに加えて、心の奥に隠れている気持ちにも意識を向けることです。
例えば、勉強が難しいと答えた場合、それだけでは分かりにくい…というか抽象的な感じになります。
色々な理由が考えられます。できるだけ具体的に見ていかないと、適切な対処をするのは難しいです。
「勉強を教えてあげれば解決だ!」と思って、あなたが勉強を教えて教えてあげようとしても、渋ってしまうかもしれません。
というのも、周りにバカにされた傷が癒すことが大事かもしれませんし、そもそも授業中にジッとできないことが原因かもしれませんから。
とはいえ、本人ですら自分の気持ちに気付いていない可能性もあります。勉強ができるようになればいいと思っていたら、本当は勉強をする意味が分からないことが原因かもしれません。
なので、お子さんとよく話し合いながら、アレかもしれない、コレかもしれないというように、色々考えてみてください。
学校に行きたくないと親に伝える時、子どもは限界まで頑張っていた可能性が高いです。
年齢や性格などによっても変わりますが、親に心配かけたくない、迷惑かけたくないと思っているはずですから。
学校に行きたくない、辛いという気持ちが我慢できなくなり、涙と共にあふれ出してきたと考えられます。
なので、ここまで頑張ってきたこと、苦しんできたことについて、褒めたり労いの言葉をかけてあげてください。
「頑張ったね」「辛かったね」「これまで大変だったんだね」など。
このように、頑張ったことを認めてあげるだけでも、子どもにとっては安心できるきっかけになって、落ち着くことがあります。
加えて、「自分の気持ちを打ち明けても大丈夫そう」だと感じ、自分の抱えていた気持ちを話してくれるでしょう。
自分のやりたいことを抑えつけてしまったため、朝(学校に行く直前)に泣いてしまうことがあります。
なので、やりたいことを好きなようにさせてみてください。
ただ、自分を抑圧し続けてきた子は、自分が何をやりたいのかわからないことが多々あります。その場合は、色々な視点で質問をしてみてください。
返ってきた答えに対して、どうしてそう思うのかを聞いていくことで、お子さんの考え方や価値観が立体的に見えてきます。
例えば、勉強をしている時が楽しくないと答えた場合、どうして勉強が楽しくないと思うのかについて聞いてみてください。
勉強しても意味がないと思っているかもしれませんし、強要させられているのが苦痛だと思っているかもしれません。人によって理由はそれぞれです。
こうして、どんどん掘り下げて質問してみてください。
分からないと答えた場合は、あなたが「こうかな?」と思うことを考えてみてください。「勉強している時間が長いと感じる?」とか「勉強している意味が分からない?」など。
ある程度掘り下げて聞いていくと、お子さんとどうやって付き合っていけば良いのか見えてくるでしょう。
ただ、考え方や価値観というのは変わっていくものなので、時々話を聞いてあげてください。話をする時は雑談感覚で話した方が良いです。
かしこまった感じで話をすると、本音が言いにくくなったり、変に緊張して疲れさせてしまうことがありますから。
勉強したくないという理由が、親(あなた)にやらされていたからだとすると、本人を前になかなか言えない場合があります。
返ってくる答えが全然違う内容になったり、言っていることがちぐはぐの場合、何かをごまかそうとしている可能性があります。
その場合、質問するのではなく、あなたから聞いてみてください。「私が勉強しろっていうから?」というような感じで。
「うん」というだけなら、答えてくれる可能性が高くなりますから。
辛いと伝えた時、「大丈夫!」「もう大人でしょ」「泣かないで」というように言われると、どんな気持ちになりますか?
恐らく、辛いという気持ちが強くなるのではないでしょうか。
大人同士でもよくあるやり取りではありますが、よく考えてみると、このやり取りはキャッチボールになっていません。
このやり取りを要約すると、「辛い…助けて」→「頑張れ!」みたいな感じです。
大事なのは、辛いという気持ちを受け止めることです。「学校に行くのは辛いよね」「勉強は辛いよね。ママも子どもの頃はすごく嫌いだった」などのように、同調してみてください。
親という、最も身近な人が気持ちを分かってくれるのは、子どもにとってはすごく心強いことです。
似たような経験をしたことがあるのなら、どうやって乗り越えたのかを話してあげるのも良いでしょう。
もしそれで学校へ行く決意をしてくれたのなら、「辛くなったらいつでも相談して」というように、いつでも味方になってあげることを伝えてみてください。
勉強が理由で朝に泣いている場合、一緒に勉強する時間を作るようにしてください。
一緒にというのがポイントで、ただ勉強を促すだけだと、子どもにとっては辛いだけです。勉強にコンプレックスを持っているはずですから、勉強すること自体負担が大きいです。
それに、子どもにとっても身近な存在である親と勉強をすることは、いつもより楽しくできるはずです。
今はインターネットを使えば、勉強方法もたくさん見つかりますし、動画で勉強できます。You Tubeで検索すると、楽しく勉強できる動画がたくさん出てきます。
また、一緒に勉強できない場合でも「終わった後に一緒におやつ食べようね」とか「このあと一緒に遊ぼうね」と約束しておくことで、勉強をする楽しみを感じられるでしょう。
泣くことで感情を表現しているということは、学校に行かなければならないと認識していると考えられます。
行かないといけない、だけど行きたくない…そんな板挟みでパニックになっていたり、罪悪感を感じている可能性が高いですから。
子どもの性格にもよりますが、行かなくても良いと思っているのなら、駄々をこねたりふてくされるという方法で、自分の気持ちを表現するはずです。
なので、上でも伝えたように、学校に行かなくても良いという選択肢をあげることはおすすめです。
加えて、勇気を出して学校に行くと言った時、今後も頑張れるように居場所や逃げ場所を作っておくことは重要です。
保健室登校(別室登校)と言って、保健室に登校し、特定の授業に出席するという方法があります。
教室に登校しなくても出席として認められるので、お子さんがクラスの人達と馴染めないという悩みを抱えている場合、精神的に楽になるでしょう。
保健室登校をしている子同士でコミュニケーションが取れたら、そこから自信回復に繋がるかもしれません。
また、学校に登校するという難題をクリアすることでも自信に繋がりますし、子どもが孤立してしまうことを防ぐメリットもあります。
自分の居場所がないと感じる場所に居続けるのは、大人・子ども関係なく辛いですよね。
お子さんが教室でそう感じながら過ごしているのなら、学校にいる間はずっと辛い思いをしています。
担任と話し合っておくことで、辛くなった時はいつでも帰って良いという許可を出してもらうのも手です。
人間の心理は不思議なもので、絶対にやらないといけないと言われると逃げ出したくなるけど、やめても良いという選択肢があると頑張れるものです。
もし、学校に行けなくなってしまっても、規則正しい生活だけは崩さないようにしてください。
本来なら学校に行く時間に合わせて、起こし、朝食を済ませておきます。夜は学校生活に支障がないような時間帯に寝かせるようにします。
学校に通うようになった場合、逆転生活をしていると、生活を戻すのが大変になりますから。それに、健康面も心配になりますし。
ただ、日中はやることがなくて退屈に感じてしまう可能性があるので、日中は手伝いや勉強、一緒に散歩をするなど、何かしらやることを準備していた方が良いでしょう。
歯や骨を作る栄養素であることはもちろん、神経の興奮を抑える働きがあります。
不足するとイライラしてしまうので、カルシウムの吸収を促す働きのあるビタミンDも一緒に摂ると効果がアップします。
神経伝達物質の合成に必要不可欠で、不足するとイライラしたり、記憶力の低下など中枢神経の障害を招きます。
また、たんぱく質の代謝をサポートして、皮膚を丈夫にする働きもあります。
トリプトファンは、精神安定や鎮痛作用などがある神経伝達物質のセロトニンの原料となる必須アミノ酸です。
脳に運ばれたトリプトファンは、ビタミンB6やマグネシウムと一緒にセロトニンを作ります。
*セロトニンとは…
ハッピーホルモンとも呼ばれ、精神面に大きな影響を与えます。
・精神的に安定する
・漠然とした不安が和らぐ
・幸福感や満足感を感じやすくなる
などの効果があります。
脳や神経の興奮を和らげ、精神を安定させます。
清涼飲料水や加工食品に多く含まれるリンは、マグネシウムの吸収を妨げるので、摂り過ぎないようにしましょう。
小さな子どもにとって、母親というのは自分を守ってくれる大きな存在です。
そんな存在の母親から離れるというのは、大人には想像できないくらいの恐怖だと考えられます。このように、母親から離れることに不安を感じることを母子分離不安と言います。
成長していくと、母親と少しずつ距離を取っても大丈夫になりますが、まだ母親と離れるのが不安な子どもは離れるのが怖くて、泣いてしまうことがあります。
また、離れる不安を感じるだけでなく、「学校に行っている間にお母さんがいなくなっているかも…」というパターンの不安を感じる子もいます。
保育園や幼稚園など、これまで自由に遊べていた環境とは違い、小学生になると勉強を始めたり、新しい人間関係を築く必要があります。
他にも、学校行事・休み時間・給食・掃除など、ガラッと環境が変わってしまいます。
それくらい大きく環境が変わってしまいますから、上手にできなくて精神的に落ち込んでしまうこともあります。
今までの生活からの変化に対する失敗や不安で大きなストレスを抱えてしまうと、学校に行くのが怖くなってしまうものです。
ただ、悩みを聞いてみると「給食でたくさん食べないといけないから学校に行きたくない…」というように、大人からすると大したことがないような内容だったりします。
ですが、本人にとっては、すごく大きな問題でもありますから、悩みを聞く時は真剣に耳を傾けてあげてください。
小学生の間は、学校に通うことでたくさんのことに挑戦して、成功や失敗を繰り返しながら大きく成長していきます。
ですが、3~4年生って誰かが笑うと周りの子も一緒に笑ったり、からかったり…。
相手の気持ちをそこまで考えずに、その場のノリで傷つけるような言葉を言ったり、そんなつもりはなかったのに…ということが多いです。
そして、友達のちょっとしたひと言を真に受けてしまい、なかなか立ち直れないことがあります。
実際私も、からかわれたことを真に受けてしまい、学校に行くのがものスゴく嫌で、どうにかして休めないものかと思い悩んでいました。
あの時の、泣くことで学校が休めるんじゃないかと思っていたのなら、朝から泣いていたのではないかと思います。
低学年のうちは簡単な基礎を習っているだけのでそこまで大きな差は出ませんが、高学年になってくると難しい漢字は出てくるし、図形や分数など授業がどんどん難しくなっていきます。
たった1つわからないことを放置してしまったことが原因で、後々ついてこれなくなることも…。そして、一度授業についていけなくなると、苦痛を感じるようになります。
先生が何を言っているか分からないから、授業中は退屈です。大人で言い換えるのなら、全く興味がなく、つまらない映画を延々見せられているという状況でしょうか。
退屈であるだけならまだしも、授業ではちゃんとわかっているか指名されるというパターンもあります。
指名されても分からないので、間違った答えを言ってからかわれたり…。からかわれなかったとしても、本人にとってはみんなの前で間違えるというのは恥ずかしいものです。
それに、テストが返ってくるたびに低い点数を目の当たりにするわけですから、精神的にも辛いものがあります。
小学生だと、単元ごとにテストが行われていますので、辛いと感じる頻度が多いのも問題といえます。
授業についていけないというのは、これだけ色々なことがマイナスに働いてしまうものですから、学校に行きたくないと思うのは仕方ありません。
苦手な人がいるというのも、学校に行きたくなくなる理由になります。
これに関しては、小学3~4年に限った話ではありませんが、苦手な人に対する付き合い方がよくわからない時期です。
違うクラスや学年ならまだしも、同じクラスや部活などのように、苦手な人と頻繁に顔を合わせる機会があるのなら、そのストレスも大きくなってしまいます。
高学年になるにつれてどんどんレベルアップすることが求められるので、担任の先生も優しくしていられるわけではありません。
といったことで注意されるのは当たり前ですが、
など、そうしたくても性格的になかなかできないことも注意を受けるようになるので、そのことが大きなストレスに…。
私の場合打たれ弱かったので、ちょっとしたことでも全否定されたように感じてしまい、学生時代を振り返ってみるとほとんどの先生が苦手でした…。
特に辛かったのが「自分で言いなさい」という言葉。
私は人見知りの引っ込み思案で、あまり仲良くない人に対しては自分から話しかけることすらできませんでした。
そんな私の友達は、私のことを思って「○○(私)が体調悪いそうです」みたいな感じで、代わりに伝えてくれていたのですが、当時の担任から「自分で言いなさい」とよく言われていました。
話しかけるのが苦手なのに、自分から話しかけないといけないというのは、小学生の私にとってはすごく苦痛でした。
低学年の時と違って、気の合う子たちでグループを作るようになり、どのグループにも馴染めずに孤立したり、仲間外れにされることもあります。
しかも、高学年になるほど、仲の良いグループというのは固まっていて、新しいメンバーが入ることはあまりありません。
このくらいの年齢だと、学校を自分の世界の全てのように感じていることも多く、
というのは耐え難い状況です。
1人でヒョウヒョウと過ごせる子もいますが、小学生のうちはみんなと一緒になることで安心できたりするんですよね。
また、友達と一緒に居ても、孤立しないために無理して付き合っているパターンも少なくありません。
1人でいるよりは…と思って、少し苦手な人達と付き合い続けるというのは、それはそれでストレスです。
親の立場からすると、自分の子どもには幸せな人生を送ってほしいもの。
人生経験を色々積んできた大人からしてみると、もっとこうした方が良い、あるいはしない方が良いというのが色々見えてしまいます。
すると、「もっと勉強をしなさい」「もっと部活を~」というように、もっと…もっと…と求めるようになり、強いプレッシャーを感じるようになります。その結果、学校に行くのが嫌になってしまうのです。
もちろん、親としては子どものためを思った行動ですが、それが分からない子どもにとっては負担でしかありません。
やりたいことを止められ、やりたくないことをさせられる、こんな状況になってしまうことも珍しくありません。
きっと、あなただってやった方が良い分かっていながらもなかなかできなかったリ、やってはいけないと分かっているのにやめられないことってあると思います。
あなたのためだからと言って、それを強要され続けたら、何もかも嫌になってしまいますよね。
親がプレッシャーを与えていなくても、子どもがプレッシャーを感じていることは珍しくありません。
子どもの性格によっては、親の期待を敏感に感じ取ってしまう人がいます。仮にあなたが何も言わなかったとしても、反応を読み取ってしまうのです。
褒めて欲しい・認めてもらいたいという気持ちから、親(あなた)の希望を読み取って、頑張りすぎてしまう子がいます。
頑張り屋さんだったり、我慢強い子ども、素直な良い子と評価されがちです。
そんな子が、日々の重圧に耐えられなくなると、ある日突然緊張の糸が切れ、「学校に行きたくない…」となってしまいます。学校だけならまだしも「何もしたくない」と、無気力になってしまうことも…。
普段、甘えたり涙を人前で見せるような子ではない場合、精神的に限界を迎えてしまった可能性があるので、今後の付き合い方が大切です。
子どもが「学校行きたくない~」と泣いていると、「とにかく行って来なさい!」と言ってしまうかもしれません。
お子さんの将来を考えると、ちゃんと学校に通ってもらいたいのが親心です。なので、言葉で説得するのが難しいと感じたら、ついつい「とにかく~」に頼ってしまうと思います。
ですが、「とにかく!」というのは、相手を無視する言葉です。
そう感じるのは子どもだからではありません。もしあなたが夫に向かって「この洋服買いたい」と言った時、「とにかく今あるものを使いなさい」と言われたらどう思いますか?
「とにかく」というのは、理屈は良いから黙って言う通りにして!みたいな意味があります。
それを使われた子どもは、突き放されたような気持ちになって、行き場のない苦しみを感じるようになります。
最悪、お子さんからの信頼関係を揺るがしてしまうリスクもあります。
「○○(人の名前)も頑張って学校行っているんだから!」というように、他の子と比べてはいけません。
それは劣等感を感じてしまう原因になり、子どもが自己否定を始めてしまう原因になります。
あなただって、「○○ちゃんの親はもっと優しくしてくれる」なんて言われたらショックですよね。子どもだって同じです。
そもそも、全く同じ環境でも性格や価値観、出会う人などによって落ち込み方や乗り越え方が全然違います。他の人と比べたところで何の意味もないのです。
その子にはその子にあった乗り越え方があって、それが他の子とは違うだけかもしれません。
人と比べるのではなく、自分の子どもはどうやったら乗り越えられるのか、心が楽になるのかを一緒に考えてあげてください。
よく言ってしまいがちな言葉、「普通は~」。
言う側の立場からすると、だから頑張ればあなた(自分の子ども)だって大丈夫!と伝えたいのかもしれません。
ですが、言われる側からするとできていないことを指摘されている訳ですから、「お前は普通よりも劣っている」と言われているような気持ちになります。
その結果、「自分はどこかおかしいんだ…」と思わせてしまい、自尊心を低くしてしまう恐れがあります。
褒める時は良いとしても、それ以外には使わない方が良いです。
学校に行きたくない理由が分かりにくい、言っていることがちぐはぐ、子どもの悲しそうな顔を見るのが辛いなど、あなたにとっても強いストレスを感じるでしょう。
何より、子どもの将来を考えると、不安が強くなってしまう気持ちは分かります。
ただ、感情的になって子どもを叱りつけてしまうと、子どもは殻に閉じこもってしまいます。
あなたに気持ちを打ち明けることがなくなったり、誰にも相談できないという苦しみから、精神的に大きな負担を感じるようになることがあります。
あなたはあなたでストレスを感じているはずなので、別のところで発散するように心掛けてください。
「子どもを甘やかしていると思われるかもしれない」「自分の子どもが不登校なんて近所の人になんて思われるか…」こんな感じで悩んでいる人もいるでしょう。
ですが、それは子どもに関係ありますか?
ハッキリ言いますが、それはあなたが困ることであって、子どもにとってはそれどこではありません。
あなたが人目を気にすればするほど、子どもも同じように人の目を気にするようになります。自分の好きなように生きることができなくなります。
行動するたびに自分のやっていることが正しいのか気になり、そのストレスはいつか爆発します。
赤の他人の意見はそんなに大事ですか?あなたのお子さんの気持ちを無視するほどですか?
お子さんのことを想うなら、お子さんが学校に行かないことを恥じるのではなく、気持ちに少しでも寄り添ってあげてください。
周りの目を気にしてはいけないと言っても、やはり良くない噂を流されるのは気持ちの良いものではありません。
実際に噂を流されなかったとしても、人間は負い目があると周りの目が気になってしまうものです。
そもそも、人目を気にすること自体は悪いことではありません。周囲の人達と波風を立てることなく生きていくために必要なことなのですから。
ただ、学校に行きたがらない子どもがいる場合、周りよりも我が子を大事にしないと、さらに大変なことになるので、人目を気にしない努力をするのも大事なのです。
とはいえ、人目を気にしなくなる方法はあるにはありますが、すぐに身に付けることはできません。
ここでは基本的な方法を紹介しますので、普段から意識して行動してください。やればやるほど自分軸で考え・行動できるようになりますから。
泣き出してしまうくらい学校に行きたくない気持ちになっている子どもは、将来のことよりも今の自分を見て欲しいと思っています。
確かに将来のことを見越して行動することは大切です。ですが、今の問題から目をそらして将来はありません。
むしろ、将来の話をされた方にとっては、今の自分を無視されたような気持ちになって、余計に追い詰められてしまうでしょう。
お子さんにとって一番の味方は親であるあなたです。そんなあなたに、気持ちを理解してもらえないというのは、お子さんにとっても辛いことです。
理由を考えるとは言いましたが、「サボりたいだけだ」とか「友達とうまくいっていないからだ」というように、ある程度予測できたとしても決め付けてはいけません。
理由によってアプローチの方法が変わってきますから、間違ったまま対処された子どもは理解されない辛さで苦しむことになります。
例えば、あなたは友達とうまくいっていないと思っていたら、実は勉強がついてこれなくて嫌な思いをしているということもあるでしょう。それなら、友達との付き合い方を教えるよりも、勉強を教えた方が良いですよね。
お子さん自身も、行きたくない理由をちゃんと分かってないかもしれませんので、ほぼ確信に近かったとしても、仮説だと思ってアプローチし、違っていると感じたら変えてみるというように、臨機応変に変えられる柔軟性を持ちましょう。
お子さんが前向きに生きられるようになったら、方向性は合っていると考えられます。
ただ、悩みは流動的ですから、一つの悩みが解決しても別の悩みが生まれているかもしれません。それも視野に入れながらお子さんと接してみてください。
本心を探るとは言いましたが、「どうして行きたくないの?友達となんかあった?先生に何かされた?勉強がうまくいっていないの?」というように、質問攻めにしてはいけません。
自分の気持ちが分からない時に、色々質問されるとパニックになってしまうものですから。
質問は一つ一つゆっくりやっていきましょう。子どもが何も話そうとしない場合、少し待ってみてください。
焦る気持ちは分かりますが、親が感情的になって質問を続けても、パニックになって余計に答えてくれなくなってしまいます。
小学生になると新しいことの連続で、お子さんは不安定な状態になりがちです。
そこで大切になるのは、お父さん・お母さんがたくさんスキンシップを取ってお子さんの気持ちに寄り添い、安心させてあげること。
その他にも、勉強が苦手な子には一緒に勉強する時間を作ったり、精神面を安定させる効果のある食材を取り入れた食事を作ってあげましょう。
しっかり話をするという空気が苦手な子どももいます。その場合は、雑談の中に質問を織り交ぜながら接してみてください。
小学生になると新しいことの連続で、お子さんは不安定な状態になりがちです。
そこで大切になるのは、お父さん・お母さんがたくさんスキンシップを取ってお子さんの気持ちに寄り添い、安心させてあげること。
その他にも、勉強が苦手な子には一緒に勉強する時間を作ったり、精神面を安定させる効果のある食材を取り入れた食事を作ってあげましょう。
お子さんを責めるのではなく、ゆっくりじっくりと向き合うことを意識してください。
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