【子供がなりたい職業】と【親が望む職業】どっちが大事?

雑談

いつの時代も、子供がなりたい職業と、親が望む職業は大きくかけ離れていて、それが悩みの種になっています。子供は夢を、親は安定(=お金)を求めますから、仕方のないことかもしれませんが。

私も進路については、親と何度か衝突したことがあります。

私「商業高校行きたい!」

親「普通科に行きなさい!」

私「専門学校行きたい!」

親「大学行きなさい!」

「私の人生なのに、なんで邪魔されるの?」と当時は思いましたし、すごく腹も立ちましたが、結局、どちらも親の希望通りに進みました。

結果としては、今の職業に何の関係もないので、学生時代が社会人に影響したわけではありません。

だけど、当時は私の夢に耳を傾けてもらえなくて悲しくなった記憶があります。親もきっと話を聞いてもらえなくて責められて辛い思いをしたでしょうから、どっちもどっちなんですけどね。

子供がなりたい職業と、親が望む職業がかけ離れた時、どう話し合っていけばいいのでしょうか。

親が望むのは子供の幸せだ。だから公務員になってほしい??

私の学生時代、親は常々こう言っていました。

「公務員がいいよ~」と。

なんで?と聞いてみたら「家が建つから」だそう。マイホーム欲しい!とは特に思わなかったので、全然心に響かなかったことを覚えています。

父は家を持つこと=安定という考えの人でした。

家を建てるために公務員…。家にいるよりも働く時間のほうが長いのに、家のために公務員…。仕事内容は重要ではないのかしら…?

今もピンときません。笑 賃貸で十分満足な暮らしができているので。持ち家があっても色々不安はありますからね。

で、時は流れ20年後。親が勧めたい職業ランキング1位は今も公務員なんですね!

「親が子どもに勧めたい職業トップ3」のお給料事情。

LIMO↑によると、このようなランキングになっています。

1位:国家公務員・地方公務員など

2位:SE・データサイエンティスト・AI技術者など

3位:医者・歯医者・薬剤師・看護師など

個人的に興味があるのは、2位ですかね。SEの仕事は面白そうです。

やはり、①お給料が高い!②長く働ける!この二点は親心として外せないでしょう。

「幸せであればOK!」の親心はどこへいった?

職業のことで親と揉めるケースは多いでしょうが、ちょっと気になることがあります。それは「親はどんな時に安定を求めるのか」ということです。

というのも、「親として子供に望むことは何ですか?」と質問されたらこんな答えが返ってきますよね。

「幸せであればいい」「思いやりのある人に育って欲しい」「友達を大切にして欲しい」「自分のことは自分で決断できる子になって欲しい」など。

うちの親も”お前のやりたいようにしなさいスイッチ”はありましたが、”安定こそ全てスイッチ”に切り替わることも多いです。

このスイッチって、どのタイミングで入れ替わったんだろうなぁと振り返ってみました。そこで気付いたのは、いつまでも親であるからこその葛藤があったんだろうなということです。

経済的な不安が、安定スイッチを刺激する

うちの両親は自営業をやっていて、収入は不安定ながらも私と妹に不自由な思いをさせることなく育ててくれました。

ですが、自営業は収入が不安定というリスクを抱えています。うちの場合、夏は比較的安定するけど、冬は仕事が減ってしまう職種だったので、お金のことで両親が揉めることは多かったですね。

今思えば、お金に困っている時期は私に安定した職業に就きなさいと言うことが多かったです。しかもちょっとキレ気味に。いきなり進路についてきつく言ってくるので、当時は八つ当たり?としか思わなかったです。

だけど大人になった今思うのは、母はきっと経済的に助けてあげられなくなることが怖かったのかもしれない…ということです。

「私たちは助けてあげられないから、自分でちゃんと稼いでね」と言いたかったのかなって。本当は「何かあったら頼りなさい」って言いたかったけど、それができなかったのかなって。

それは大人になってから感じる場面が増えていきました。

両親が経済的に安定すると、今でも私たち姉妹に何かしてあげようとします。

この前なんて、母が洋服を買いたいと言うから車を出したのに、何度も私に服を買え!って言ってくるんですよね。だけど、子供の頃みたいには親のお金に手を出せないので、迷ったあげく、セールになっていたパジャマとクッションを買ってもらいました。

パジャマは800円、クッションは250円だったので私も罪悪感はないし、母も私に服を買ってあげて満足そうにしていました。

こんな風に、ちょこちょこ何かを買ってもらうことは今もあります。

だけど、仕事が少ない冬は、今でも私の職業についてチクチク言ってきます。冬はやっぱり安定スイッチが入りやすいですね。

子供の頃は八つ当たりだと思っていた親の干渉が、守ってあげたいけど、それができないかもしれないという不安だったこと、そして愛情だったことは、気づけて本当に良かったなと思います。

とはいえ、本当は子供時代に気付けていたらもっと良かったのですが。

あの頃は、結構ケンカしました。お互いきつい言葉をぶつけ合っていました。

【親が望む職業】VS【子供がなりたい職業】進路を話し合う時の注意点は?|親御さん向け

大人になった今、進路に悩む親子に伝えたいのは、自分が思う正しさを押し付けないで欲しいということです。

私は20代後半くらいまでは親とケンカばかりしていました。2人とはソリが合わないとか、人の話を全く聞かない分からず屋とか思っていて。

だけど、それではいけないな…と反省する機会があって、そこから話し方を自分なりに工夫し、今では最後にケンカをしたのは何と3年前。昔は顔を合わせる度に何かしら言い争っていたのに、こんなに成長しました。

子供としての立場からですが、私がやってみて上手くいった小さな工夫を親御さんに読んでもらえたら嬉しいです。

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①子供がなりたい職業を馬鹿にしない

親は現実を知っているから、職業=安定だと信じて疑いません。それは正しいと思います。だけど、子供にとっては職業=夢です。

私が子供だった頃、夢を語ると、親は決まって鼻で笑い(そんな風に見えました)、社会の厳しさを説いてくるので気分が沈んだものです。あ~大人になるの嫌だな…って。笑

だから、子供がなりたい職業や夢を大切に聞いてくれる大人と出会うと、とても嬉しかったです。

私が試したこと

私の仕事については、大人になってからも馬鹿にしているかのような態度・発言はちょこちょこありました。

そんな時は、両親の仕事について尊敬していることを伝えるようにしています。すると、何も言わなくなるんですよね。

最近分かってきたのですが、うちの両親は自分たちの仕事にコンプレックスを持っています。どんなに一生懸命働いても、安定しないものだから、やさぐれてしまったのかもしれません。

コンプレックスって、人を苦しめ、卑屈にさせてしまう厄介なやつですよね…。

②子供の頃、なりたかった職業を思い出してみる

子供ってカワイイ職業、カッコイイ職業に憧れませんか?

私はお花屋さん(カワイイ職業)とか、イラストレーター(カッコイイ職業)、盲導犬訓練士(カッコイイ)、カメラマン(カッコイイ)になりたいと思ったことがありました。

子供時代の夢を思い出してみると、我が子の話も同じ目線で聞けるようになると思います。

私が試したこと

私の言い分に対して、母が頑なに耳を貸さない時は、「お母さんが私と同じくらいの年齢にはどんなことを考えていたの?」と聞いてみます。

すると、母の言い方がほぼ必ずといっていいほど和らぐんですよね。

この時、「お前よりもお母さんのほうがずっとしっかりしていたよ」と、マウンティングのようなことをされても「へーそうなんだ。さすが母は違うね」などと、反発しないのがポイントです。

こちらが「あなたを否定しませんよ」という姿勢を見せると、必ず母もそれに応えてくれます。

③話を最後まで聞く

話を最後まで聞くって、コミュニケーションを取る上ですごく大切なことですが、身内ほどそれが難しいですよね…。つい話を遮ってしまいます。

話を遮られてらイラッとして、仕返しのように子供の話も遮ってしまったら、イライラはどんどん増幅していきます。

だけど、ここは我慢です。まずは子供の話を最後まで聞いてあげましょう。

そして、あなたのターンになった時は、一呼吸おいてゆっくり話し始めるようにしてください。間髪入れずに話し出してしまうと、子供は遮られた時と同じような感覚を持ってしまいます。

私が試したこと

うちの親(特に母親)は、自分が言いたいことを言わないと気が済まない性格。その上、同じことを繰り返し言うので、話し終わるまで聞いていたらすごく長いです。

だけど、もう言葉が何も出てこなくなるまで、ひたすら聞いています。母が気持ちよく話せるような相槌もしっかりうちます。

母は言いたいことが言えて、ちゃんと聞いてもらえたと感じると、割とそれだけですっきりするので機嫌がよくなります。そのタイミングで、私の気持ちを話すようにすると、聞いてもらえる確率が上がります。

④親が望む職業は「安定」以外の要素も伝えて

あなたが親として公務員になることを子に望むとしたら、安定以外にも魅力を伝えるようにしてください。子供に夢を与えるような話をしてあげましょう。

”公務員”でまとめるのではなく、どんな仕事でどんなやりがいがあるのかを教えてあげるのです。

あなたが公務員をしているならぜひやりがいや面白さを伝えてあげてください。知り合いに公務員の友達がいるなら、ゲストに呼んで話をしてもらうのもおすすめです。

私が試したこと

今でもたまに「公務員になれば良かったのに」と言ってくることはありますが、そんな時は「公務員のどんなところが魅力なの?」と聞いてみます。すると、安定以外特に出てこないんですよね。

公務員という響きが両親にとっては、心地よいものなのだと思います。親にとって憧れの職業なんですよね。

子供時代に、公務員を勧めてくる両親を否定せずにもっと話を聞けば良かったなぁとちょっと後悔しています。

まとめ:お互いの気持ちを伝え合える関係を目指そう

子供がなりたい職業と、親が望む職業で衝突してしまった時、目指すのは「引き分け」です。

お互いがお互いの言い分に「一理あるね」と思えたらゴールなのではないかと。あとは子供の選択を尊重してあげてはどうでしょうか。

親の意見・考え・態度は、子供にとってものすごく大きな影響を与えると思います。だからこそ、反対するにしても一旦は子供の気持ちを受け止めてあげて欲しいです。

浅い考えだな、そんなに社会は甘くないよ…など、子供の言い分には、色々抜けはあると思いますが、今はそれでいいと思います。

子供たちはこれから厳しさを学んでいくのですから、今は分からなくていいんです。

『ジェミニマン』という映画でこんなシーンがありました。

主人公とそのクローン(クローンと言っても、細胞から子供が作られ育てられたので、親子ほど年が離れている)のやり取りの一場面です。

主人公はクローンのことを息子のように可愛がっていて、クローンの方も主人公のことを慕っています。

クローンが「俺はこんな風に生きたい」と言うと、主人公は「それはやめとけ、俺もやってみたけど失敗したから。だからお前も絶対に失敗する」と。

失敗させたくない親心みたいなものもあったと思いますし、何より自分自身のことですから、親子以上に向き不向きが分かります。最初から自分に合うことをさせて、成功させたいと思ったのでしょう。

ですが、クローンの方はこう言います。「その失敗も自分で経験したい」。このシーンは終始和やかな雰囲気で進んでいますが、本当の親子のやり取りと似てるなと思いました。

私もそうでしたが、社会の厳しさは親からの情報よりも、経験を通してしか学べないと思います。

子供の一生を左右するかもしれない、職業に関する悩み。

親として心配する気持ちは最もだと思いますが、夢や目標に子供が目を輝かせているなら、それを守るのも親の務めではないでしょうか。




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