ケンタッキーのアルバイトに限らず、仕事を新しく始めようと思った時、色々不安が頭をよぎると思います。そんな時に参考になるのが、実際に働いた経験のある人の話です。
私はケンタッキーで4年間働きました。仕事内容や職場の雰囲気、嫌だったこと・良かったこと、あらゆる経験をしてきました。
ここでは、私の経験から、ケンタッキーではどんな仕事があるのか、きついのか、クリスマスが大変と言われるのは本当なのかについてお話します。
面接ではどんなことの注意して臨んだらいいのかもお話していますので、ぜひ参考にしてください。
ケンタッキーのバイトは、大きく分けて厨房(キッチン)・フライヤー・カウンターという3つのポジションがあります。
各ポジションではどんな仕事をするのかについて紹介しましょう。
※店舗によって仕事内容が若干変わります。
厨房は、主に男性が付くポジションです。仕事内容は以下のようになっています。
私が担当していたポジションは厨房でした。厨房は仕事に入る時間帯によって変わります。
朝~15時くらいまでは、オリジナルチキンを作りながら夕方(忙しくなる時間帯)に向けての準備をして、15~20時くらいまではチキンを作りまくります。
それ以降の時間は清掃という流れになっています。
主に男性が付くと言いましたが、私が4年間働いていた間で女性が付いたのは、年配の女性1人だけしか見たことがありませんでした。
【ケンタッキーのバイト】キッチン(厨房)の仕事内容と私の体験談
フライヤーは、主に女性が付くポジションです。
レジと厨房の間で仕事をすることになるポジション。レジの人が受けた注文をフライヤーの人が箱に詰めて、お客さんに提供します。
他にも、ポテトやクリスピーなどのサイドメニューを作ったり、注文が入った時にはサンドやツイスターなども作ります。
私はこのポジションについたことはありませんが、商品が足りないというようなパッキングのミスで注意されている人を何度も見ました。
慣れてくるまでは結構しんどいかもしれません。
フライヤーは主に女性が付くポジションと言いましたが、忙しい時間帯になると、男性でも店長や副店長・社員が入ってくることがあります。
接客も主に女性が付くポジションです。
注文を受ける時はもちろん、パッキングに関してもお客さんと直接関わるポジションです。そのためか、小さなミスでも注意されていました。
私はこのポジションを経験したことがないのですが、よくパッキングのミスで注意されている人を見ました。
ケンタッキーのアルバイトをしている人、もしくはした経験のある人の口コミには、きついというものもチラホラ見かけます。
それに関しては、個人の相性や感覚、労働環境、シフトに入る曜日や時間帯などによっても変わります。
ですから、私が働いてみて個人的にきついと感じたことをお話します。
接客のポジションで働いている人は良くわかりませんが、厨房やフライヤーは開店~閉店前まで高温度の油が近くにある状態です。なので、蒸し暑いです。
換気をしていますし、空調も効いているとはいえ、冬でも半袖でいられるくらいの暑さはあります。
ただ、夏だったら暑いのか?と言うとそうでもありません。空調のおかげで夏も冬も同じくらいの暑さでした(私の体感ですが…)。
フライヤーやクッカー(オリジナルチキンを揚げる圧力鍋)の近くに長時間いなければ、汗だくになることはほとんどありませんでした。
ケンタッキーのバイトは、休憩中以外は立ちっぱなしです。
6時間でシフトに入った時は、休憩なしでずーっと立ち仕事をしているので、体力がない人にとってはキツイかもしれません。
当時の私は運動していたので、肉体的にきついと感じることはあまりなかったのですが、連続で出勤すると腰や脚が痛くなることはありました。
ケンタッキーのメニューを見てもわかるように、商品の多くは揚げ物です。ですから、仕事が終わる頃には少し油臭くなります。
と言っても、近づかれないと気付かれない程度です。
仕事が終わったら、ベッドに直行したくても、お風呂に入らないといけないのは面倒くさいなぁと感じることがありました。
人によっては感じないかもしれませんが、厨房は油が劣化したようなニオイがありました。
私はニオイに敏感なせいか、出勤した時はいつも「臭いなぁ」と感じていました。まぁ、1時間も経つ頃には慣れますが。
その他にも小さなことがありますが、長くなってしまいますので以下の記事にまとめています。
ケンタッキーのバイトがきついって本当?4年間働いた経験者の体験談あり
ケンタッキーのチキンやクリスピー、ビスケットなどが好きな人にとっては、まかないがあるかは気になるところでしょう。
ケンタッキーのバイトには、まかないはありません。
ただ、私が働いていたところでは、休憩中に限り5割引き(半額)で食べられました。
調べてみると、3割引きだったという口コミもありましたので、もしかしたら店舗によって違うのかもしれません。
どちらにしても、まかないとして食べることはできないと思っておいた方が良いです。
ケンタッキーのバイトにはまかないが出る?元バイトが本当のことを教えます
ケンタッキーのバイトをしたら太るんじゃないかと心配している人は、恐らく休憩の時にチキンを食べたり廃棄されるチキンをもらって食べられると思っているかもしれません。
ですが、上でも言ったようにケンタッキーのバイトをしても頻繁にチキンを食べられるようになる訳ではありません。
もらうというよりは安く買えるようになるだけですし、そもそも私が働いていたところでは休憩の時にしか割引してもらえませんでした。
また、廃棄処分されるチキンをもらえることもあるのですが、それは店舗の方針や社員の判断によって異なります。
つまり、ケンタッキーでバイトをしたからと言って太るとは言えません。私が働いていたところでは、太っている人の方が少なかったですし。
「ケンタッキーで働いてから太った」という話も私の周りでは聞いたことがありません。
ケンタッキーのクリスマスは本当に大変です。
私の場合は、23~25日は朝の6時~24時(休憩3時間)のシフトとなっていて、ほぼ一日中チキンを作り続けました。
24時に仕事が終わって、次の日の6時には仕事が始まるというのは、肉体的にはとてもハードで、睡眠時間も4時間くらいしかありませんでした。
そんな3日間ですが、精神的にはすっごく満たされていました。
クリスマスは入ったばかりの人以外全員出勤で、みんなが一つになって一生懸命働きます。
忙しいおかげでみんなテンションも高くて、冗談を言い合ったりふざけたり。(ふざけると言っても、チキンに変なことをする、なんてことは絶対にやりませんからご安心を)。
時間を忘れてひたすらにチキンを作りまくるので、時間が過ぎるのもあっという間で、暇な時間を過ごすよりも早く仕事が終わったような錯覚すらありました。
それだけ充実した時間を送れたので、大変ではありましたが良い経験をしたと、今でも思っています。
もし身近にケンタッキーのバイト経験者がいるなら、クリスマスのことを聞いてみてください。盛り上がること請け合いですから。
実際、私が働いていたケンタッキーでも、クリスマスが近くなると、去年の話をして盛り上がりました。未経験の人に大変さを語ったりするのも楽しかったです。
ここまで読んで、ケンタッキーで働いてみたい!と思ったなら、面接対策について知っておきましょう。
と言っても、ハッキリ言って面接で落とされることは滅多にないでしょう。少なくても、私が働いていた期間の4年は、面接で落ちた人は15人中1人しかいませんでした。
相当態度が悪かったそうです。内向的な性格な人もいましたし、多少ガラが悪い人もいました(話してみると気の良い面白い人でしたが)。
ですから、私が言いたいのは、リラックスして臨めば大丈夫ということ。一般的なマナーを身に付け、地味目な服装で面接を受けたら採用してもらえると思います。
とはいえ、不安に感じる部分もあると思いますので、ケンタッキーのバイトの面接でよく聞かれることをまとめました。
詳しくは以下の記事にまとめています。
【ケンタッキー】バイトの面接ではどんなことを聞かれる?元バイトが教えます
ケンタッキーで働いていた頃の記憶は、時々思い出すくらい良い思い出です。みんながみんなそう感じる訳ではないと思いますが、私は楽しい4年間でした。
実際に働いてみて思いますが、ケンタッキーのアルバイトは、仕事内容よりも一緒に働く人の影響が大きいです。
ですから、できることなら働きたい店舗の雰囲気をチェックしておくことをおすすめします。店内で食事を摂り、レジや厨房にいる人達にの声にそっと耳を澄ませてみてください。ある程度職場の雰囲気が分かりますから。
ケンタッキーに限らず、あなたが楽しく仕事ができる職場と出会えるように、色々な部分に目を向けて、働くところを探してみてください。
・どんな仕事なんだろう
・自分には合っているだろうか
・キツかったらどうしよう…
・職場の雰囲気はどうなのか?