運動会の楽しみといえば、リレーや玉入れ、綱引きなどで一生懸命頑張っている子どもたちを応援することですよね。
そして、もう1つの熱い戦い…そう「保護者リレー」です!!
お父さん・お母さんの戦いが繰り広げられます。
ここでは、運動会の保護者リレーで速く走るためのポイントを紹介していきます。
保護者リレーで速く走るポイント
念入りに準備体操をする
保護者リレーに急遽参加することになった場合には、念入りにストレッチやもも上げなどの準備体操をすることが大切です。
特に、昔は足が速かった!!と自信のある人は要注意!!
足の筋力は20代をピークに減少していくので、昔の感覚で走ろうとすると足がなかなかついてきてくれず、転倒してしまいます。
毎年ずっこけてしまう保護者がいるのも無理はないのです。
バトンは右手で受け取って左手に持ち替える
バトンの受け取り方がスムーズに行けば、それだけスムーズに加速できますので、はやくスピードに乗って走ることができます。
受け取る際のポイントとしては、前走者が最後の直線にさしかかって5メートルくらい手前になったらゆっくり走り始めます。
バトンは右手で受け取って、素早く反対の手に持ち替えてください。
この時、次の走者にバトンが渡しやすいように、端のほうを持つようにします。
あとはひたすら前を見て、猛ダッシュするのみ!!
まっすぐな姿勢を心がける
速く走ろうと気持ちだけが焦ってしまうと、猫背のような前傾姿勢になり、足が前に出にくくなってしまいます。
逆に、後ろにのけ反ると重心が後ろになってしまうので、加速するのが難しくなります。
重心は前に置くことを意識しつつ、かと言って前のめりにならないように、頭から1本の棒が体に入っているようなイメージで走るようにします。
脇を締めて、手を大きく振る
走るときの手の動きは足と連動しているので、正しく手を振ることが重要です。
腕は90度に曲げて脇を締め、手は軽く開いた状態で、素早く大きく上下に振るようにします。
この時、手をグーにして握り締めてしまうと、肩に力が入って上半身の力を下半身にスムーズに伝えることができないので注意してください。
手は力を抜いて軽く開いた状態で、肩からしっかり腕を振るのがポイントです。
コーナーは少し緩める
実は、学校のトラックは半分以上が曲線になっています。
なので、前もって練習するなら直線練習だけではNG!!
直線と同じ間隔でコーナーを走ると、遠心力が働いてコースアウトしたり、足がもつれて転倒する可能性もあります。
コーナーをスムーズに走るには、スピードを少し緩めて歩幅を小さくし、足の回転を速くします。
この時、体を内側に少し傾けることがポイントです。
本番の前に実際のコースを走って、感覚をつかんでおくといいですよ。
バトンを渡すときは声をかける
バトンを次の走者に渡すときには、渡す相手を間違わないように、前もってしっかり確認しておきましょう。
前後の走者と合図を決めたり、名前を呼んでもらえるとわかりやすいです。
次の走者の位置を確認できたら、そのまま加速しながら「はい!!」と声をかけてバトンを渡すようにします。
リレーはどれだけ速く走れるかというより、どれだけバトンパスをスムーズに行うことができるか、という勝負と言っても過言ではありません。
本番の前にバトンの受け渡しだけでもサラッと確認して、呼吸を合わせておきましょう。
まとめ
運動会の保護者リレーは激しい戦いが予想されます。
・念入りに準備体操をする
・バトンは利き手で受け取って持ち替える
・まっすぐな姿勢を心がける
・脇を締めて、手を大きく振る
・コーナーは少し緩める
・バトンを渡すときは声をかける
などのポイントを押さえて、全力疾走で駆け抜けてください。
保護者リレーで大活躍して、かわいい子どもの自慢のお父さん・お母さんになれるといいですね!
ただし、全力疾走は体はもちろん、心臓にも大きな負担をかけてしまいます。
活躍したい一心で無理しすぎると体調を崩してしまう恐れもありますので、普段運動しない人は、運動会本番まではウォーキングやジョギングなどで、体力を付けておきましょう。