地震が起こる前に備えておきたい物の中でも、特に大切なのが食料です。
コンビニやスーパーが無事とは限りませんし、仮に無事だったとしても、そこから食料を調達しようとして、多くの人が押し掛けてくる可能性もありますので、地震が起こってから調達するのは難しいです。
ですから、食料は地震が起こる前から備えておいた方が良いのです。
と言っても、日持ちしそうな食べ物をてきとうに集めてしまっているだけでは、いざという時に困ってしまうことになります。
ここでは、絶対にあった方が良い食料やどれくらいの量の食料が必要なのかについてお話します。
あると便利な食糧
白米
日本人は米を主食としていて、普段から食べ慣れていますので、白米を確保しておく事は非常に重要です。
ただ、レトルトご飯は温めないとボソボソしていて食べにくいため、水や火が使えない場合はおいしく食べられません。
それどころか、冷たいレトルトご飯は消化できないでんぷんが主成分となっているようで、お腹を下してしまう原因になってしまいます。
災害時に体調を崩してしまうのは、命にかかわる場合もありますので、アルファ米がおすすめです。
アルファ米はお湯、もしくは水を注ぐだけでふっくらとおいしく食べられる状態になります。この特性により、災害時の備えとして重宝されています。
特に良いと言われているのは、尾西のアルファ米。
尾西のアルファ米は賞味期限が5年と、長期保存が可能なのに加えて、おいしくて食べやすいということで高く評価されています。しかも、以下のように種類も豊富にあります。
これだけバリエーションが豊富なのですから、災害時でも飽きずに食事ができるでしょう。
災害時は食欲がなくなる人も多いので、色々な味を楽しめるのは大きなメリットです。
缶詰
備えの王道なのが缶詰。
水や火も必要なく、開けるだけで食べられる、しかも食品によっては十分な栄養も摂れる、長期保存可能など、メリットもたくさんあります。
最近は缶切りのいらないものばかりですから、「缶詰はあるけど缶切りをなくして食べられない…」ということもないのも安心です。
魚や果物の缶詰だけでなく、パンやビスケットなど、種類が豊富にありますので、数日食べても飽きないように色々な種類のものを揃えておきましょう。
レトルト食品
缶詰よりは優先順位は下がるのですが、レトルト食品も考えておいた方が良いです。
空気を完全に遮断できていないこともあり、缶詰に比べると賞味期限が短くなっていますし、温めないと食べにくいという意味では少し不便に感じるかもしれません。
ですが、3年以上持つ物も多いですし、カレーやシチュー、牛丼、親子丼など色々な種類の食べ物が食べられますので重宝します。
糖分の摂れるもの
チョコレートやクッキー、キャラメルなど、糖分の摂れる物もあると助かります。
甘い物を食べると、糖分の補給ができるだけでなく、気分が落ち着いたり、幸せな気持ちになるなどの効果も期待できます。
精神的に疲れた時に、甘い物を食べて少しでも心が休まるようにしましょう。
備えておきたい食料の量
食料の量は最低でも3日間ストックするのが望ましいと言われています。
というのも、避難場所に行っても場合によっては3日~1週間くらい食料が届かなかったことがあるからです。
いつもどれくらい食べているのかを計算して、できれば7日分、少なくても3日分は用意しておきましょう。
もちろん、水も絶対に忘れないように!
水は食べ物よりも生命維持に大事なものですから、ペットボトルでたくさん用意しておいてください。
まとめ
必ずという訳ではありませんが、カセットコンロとカセットコンロ用ガス、お箸、コップ、紙皿などがあると便利です。
地震の時は、精神的に追い詰められたような気持ちになるもの。だからこそ、少しでも楽しく食事を摂れるように、おいしく、そして多くのバリエーションで用意しておきましょう。
▼こちらの記事もどうぞ▼