夫が自宅にいる時間が増えたことで、家事をしてくれるようになったという話を耳にするようになりました。
それと同時に、夫の家事の仕方でイライラするという声もよく聞きます。
僕達夫婦は、10年以上前から二人で在宅の仕事をしていて、家事に関するケンカも何度も何度もしてきました。
僕達の場合、基本的な家事(洗濯・洗い物・トイレ掃除など)は僕がやっていて、妻は料理や汚い部分の掃除などをします。
なので、普段僕がやっている家事を妻がやった時、「こうして欲しい!」とかイライラしてしまう気持ちはよく分かります。
夫の家事の仕方にイライラ、そしてイライラとまでは行かなくても、モヤモヤしている女性は、ぜひ読んでみてください。
よくあるイライラポイント
挙げ始めたらキリがないくらい、多くのパターンでイライラしているようです。
家事の仕上がりにイライラするだけでなく、こんなことにもイライラしている女性も多いです。
せっかくやってもらったのに…というのも、余計にイライラしてしまう原因になるでしょう。
確かに、ちょっと家事をしたくらいでドヤ顔をされたら、「普段もっとたくさんの家事をしている私は何なの?」とか、「毎日家事をしている私のことは褒めないのに、自分は褒めて欲しそうなのがムカつく」と思うのは分かります。
ですが、これは継続的に家事をやってもらう大チャンスです。
夫が家事をしたというのは、継続的にやってもらうか、今回限りで終わってしまうのか、その分岐点に立っていると思ってください。
一時的な感情でイライラしてしまったり、勢いで注意をしてしまってはもったいないです。
夫との家事分担をどう考えている?
考えて欲しいのは、あなた自身がどうしたいのか?です。
考え方は人それぞなので正解はありません。ただ、日常的に家事をやってもらいたいなら、夫との関わり方を見直す必要があります。
夫に家事を続けさせる簡単なコツ5つ
家事をした夫の気持ちも大切にしてあげる
最初に考えて欲しいのは、なぜ夫が家事をしようと思ったのかです。
単に暇だったからとか、たまたま気が向いたからといった理由かもしれませんが、不慣れな家事にわざわざ手を出したという背景を考えてみてください。
きっと、あなたのために行動したのだと思います。少しでも楽させたい、自分が家事出来るようになったら助かるだろうなとか。
ときに、ドヤ顔がムカつく日もあるでしょう。
でも、あなたの負担を軽くさせられたことが嬉しいという気持ちから、あの表情になっているのかもしれません。そう考えると、少しかわいいなと思えてきませんか?
指摘すると怒ったりすねたりするのは、あなたに喜んでもらえなかったことがショックなのかもしれません。
「手伝う?」は上手に聞き流す
夫の「家事を手伝う発言」にイラッとする妻の話はよく聞きます。
僕は家事を毎日やっている側ですが、「手伝う発言」が嫌われるのは不思議に思いました。僕だったら手伝ってもらえたら単純に嬉しいからです。
どうして世の妻たちが怒っているのか、僕自身の環境に当てはめて考えてみました。
押しつけられているのがしんどい
そもそも手伝うというのは、「相手の仕事をちょっとやってあげるよ」という意味合いがありますよね。
僕は洗い物・洗濯・トイレ掃除の3つの家事においては、「自分の仕事」と認識しています。自分がやるべきことだと思っているから、手伝ってもらえると嬉しいのだと気づきました。
ですが、それ以外の家事…たとえばふろ掃除に関しては「一緒にやろうよ(何なら全部やってほしい)」と思っているので、手伝う?と聞かれたら、どこか納得できません。
暗に家事を押しつけられていることで「手伝う発言」は嫌われているんだなと思いました。
こうした押しつけがなければ、結果として家事の負担が変わらなくても精神的には楽になれるかもしれません。
手伝う発言はあえてスルーするのが吉
「手伝う発言」が嫌われる理由を、僕自身に置き換えて考えることができたので、怒る人たちの気持ちは理解できたかなと思います。
ですが、「手伝う?」と聞かれる度に怒っていてはあなたも疲れてしまうし、意味を理解してもらうのもなかなか大変だと思います。立ち止まっている間に家事も溜まってしまいますし…。
僕は、あえてスルーすることをおすすめします。
「今日から洗い物担当ね!」といきなり任命すると、きっと強く反発されますが、単発で洗い物を頼むくらいなら気軽に応じてもらえるはずです。
「手伝う?」と聞かれたら洗い物をお願いする→感謝する&褒める→「手伝う?」と聞かれたら洗い物をお願いする→感謝する&褒める→
こんな感じで夫が当然のように洗い物をしてくれるまで繰り返すと、結果的にあなたの家事負担は軽減されます。そして、いつの間にか「手伝う」から「夫の仕事」に昇格する可能性も高くなります。
(経験したことはありませんが、子育てってこんな感じなんですかね)
少しの自慢は大目に見る
普段当たり前にやっているあなたに対して、褒めたことも感謝したこともないくせに、自分がやった時だけ得意げにされるとモヤモヤします。
とはいえ、今まで0だったのが1になったのですから、本人の中では嬉しいとか、すごいでしょ?という気持ちにもなるのかもしれません。
子どもが無邪気に「ねぇ僕スゴイ?」とはしゃいでいると思えば、苦笑いながらも付き合ってあげられるのではないでしょうか。
褒めることでできるようになった体験談
体験談とは言っていますが、できるようになったのは僕ではなく妻のほうです。
以前の妻はトイレットペーパーの交換をしない人でした。何度注意してもタンクの上に置いて、僕はそれが地味にストレスでした。しょうもない喧嘩に発展したこともあります。
ですが、ある日妻が注意されなくても交換してたんですよね。ただの気まぐれだったと思いますが、僕は嬉しかったので「すごいね!」と褒めつつ、頭をなでてあげました。
妻は頭をなでられると謎に喜ぶ人です。
それからは、ペーパーを交換したよ!と報告しては頭を突き出してくるようになりました。
妻の気が済むまでこの謎の習慣は続きましたが、毎回褒めるのは面倒と言えば面倒です。「これくらい言われなくてもちゃんとやってよ」とも正直思いましたし。
ですが、褒めるだけで僕のストレスがひとつ解消されるなら安いものだとも思いました。
認識の違いは密かに埋めていく
ゴミ出しをしているだけなのに、「俺だって家事やっているだろ!」と訴える夫がいたら、ムカつくの一言です。僕は家事をやる立場なのでよく分かります。
捨てるだけなら簡単です。「その前のゴミをまとめる作業のほうが労力かかってるから!!」と思いますよね。
ですが、男は注意されるとその内容よりも注意されたという状況に反応してへそを曲げてしまうところがあります。内容を理解しようとしないんですよね。(僕も同じなのでよく分かります)
この場合も、少しずつ時間をかけてやっていくしかありません。
家事の負担を少しずつ上乗せしていく
ゴミ捨てをしたくらいで威張っていたとしても、とりあえずは褒めてあげてください。夫にとっては家事をやっているという認識なら、それはそれで良しとします。
そのうえで、夫の役割を少しずつ増やしていきましょう。できれば夫に気づかれないように少しずつ家事の負担を上乗せしていくのがベストです。
たとえば、ゴミを捨てるだけの夫には、少しずつゴミ集めをしてもらいます。
「寝室のゴミを持ってきてくれる?」「冷蔵庫のなかに賞味期限切れのものが入ってないか見てくれる?」などと頼みます。
そして、夫がある程度慣れてきたところに、「私はトイレ掃除をするから、ゴミ捨てお願いねー」と、ゴミ集めからやってもらってください。
ポイントは、あなたも一緒に家事をやるということです。一緒にやろうという流れにすると、何となく断りにくい空気をつくれるでしょう。
まとめ
注意や指摘を素直に聞いてくれるなら、こんな回りくどいことをしなくてもいいのですが、男ってどうしてもプライドが邪魔をするんですよね…。
僕も直接言われるよりも、褒められて受け入れられながら、育ててもらいたいと思うタイプです。
ですが、イライラを積み重ねていくよりも、夫を攻略するゲームだと思って挑んだほうがストレスは軽減されます。
ストレスが減ると許せる部分が大きくなり、笑顔も増えるので夫婦関係もよい方向に進むのではないでしょうか。
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