バナナは1本当たり約86kcalと、低カロリーなのに豊富な栄養素が含まれています。ダイエットをしている人、健康促進のために食生活を変えたい人は、ぜひ生活の中にバナナを取り入れていきましょう。
ここでは、バナナにはどんな栄養素が含まれていて、どんな効果が期待できるのかについてお話します。
バナナに含まれている栄養素
・タンパク質
・食物繊維
・葉酸
・ナイアシン
・ビタミンB群
・マグネシウム
・ポリフェノール
・トリプトファン
・糖類
バナナには、体に良いと言われる栄養素がこれだけたくさん含まれています。それでいて低カロリーなのは本当にすごいです。
これらの成分はどんな効果が期待できるのかについて紹介します。
バナナを食べることで期待できる効果
むくみ予防&解消
バナナにはカリウムが多く含まれています。その量はリンゴ約3個分になります。
そのカリウムには体内にある余分な水分を排出する働きがありますので、むくみ防止と改善に効果があります。
二日酔いの予防&改善
バナナに含まれているナイアシンは、アルコールを分解する働きのある酵素を助けてくれますから、二日酔いを予防するのに効果的です。
また、アルコールを摂取するとビタミンB6やカリウムが失われてしまいますが、この2つの栄養素はバナナに多く含まれていますから、二日酔いを改善してくれる働きがあります。
便秘予防
バナナには果物の中でも食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維と言えば、便秘予防に効果的だと知られていますよね。その中でもバナナに含まれている食物繊維の多くは不溶性食物繊維で、便のかさを増してくれます。ですから、高い便秘予防効果が期待できます。
美肌効果
ビタミンB群は美容ビタミンとも言われています。ビタミンB6は肌の潤いや弾力を保つ、肌荒れを予防する、ビタミンB2は新陳代謝を高めるといった働きがあります。
また、ポリフェノールには肌の酸化を予防効果があります。この3つの成分が肌の美しさを高めてくれるのです。
疲労回復
ビタミンB1やビタミンB2は、体内のエネルギー代謝に関わっており、疲労回復効果が期待できます。
タンパク質の代謝を高めるB6も含まれていますから、バナナはスポーツ選手にも愛用されています。
ストレス軽減
バナナには、心を安定させるマグネシウム、イライラの解消や安眠効果のあるセロトニン、そのセロトニンの生成を助けてくれるビタミンB6などが含まれていますから、ストレスを軽減効果が期待できます。
集中力を高くする
バナナに含まれているトリプトファンには、脳の働きを活性化させ、集中力を高めてくれるセロトニンの合成材料にもなります。そして、ビタミンB6はそのセロトニンの生成を助けてくれます。
さらに、脳のエネルギー源となるブドウ糖も豊富に含まれていますから、勉強をする時のおやつにピッタリです。
食べ過ぎには注意!
バナナは栄養素が豊富なのに低カロリーですから、ダイエットをしている人にとってはありがたい存在なのですが、食べ過ぎは厳禁!
バナナに含まれている糖分を多く摂りすぎてしまうと、太ってしまう原因になりますし、カリウムを摂りすぎると、本来はむくみの予防になるはずですが、逆にむくみを引き起こしてしまう原因になったり、不整脈や血圧低下の原因になります。
また、青いバナナにはシュウ酸が多く含まれているため、食べ過ぎると尿路結石になるリスクもあります。
一日に食べても良い本数は2本までと言われていますから、多くても2本までにしてください。
まとめ
ダイエットや健康のことを考えると、バナナを食生活の中に取り入れるのは有効な手段ではありますが、食べ過ぎないように注意しなければなりません。
バナナには限りませんが、何事もやり過ぎは禁物です。適度に食べて、健康的な生活を目指してください。
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