一人暮らしを寂しいと思わない人と、寂しさでいっぱいになる人がいます。
私の場合、実家を出るときは彼氏(今の夫)と同棲するときだったので、一人暮らしの経験はありません。
ただ、彼が学校の実習で家を空ける必要があり、1カ月だけ一人暮らしをしたことがあります。
そのときは、孤独と向き合うのが下手だったので、寂しくて寂しくて仕方なかったです。
とは言え、一人暮らしには憧れがあります。自分の好きなものに囲まれて、自由に生活したいですよね。寂しさとさえ上手く付き合えれば、今すぐにでも一人暮らしをしたいという人もいると思います。
ここでは、一人暮らしを寂しいと思わない人の特徴を紹介します。
一人暮らしで寂しいと思う瞬間とは
普段は寂しさとは無縁で生活している人でも、ある日ふと寂しさに襲われることがあります。それは、いつもと同じメンタルではないときです。
- 体調を崩したとき
- 夜中にふと目が覚めたとき
- 遊びに来ていた友達が帰ったとき
- 誕生日やクリスマスといったイベント日に一人のとき
- 気持ちが落ち込んでいるとき
- 不安感を抱えているとき など
どんなに強メンタルな人でも、元気な人でも、心が不安定になることはあります。寂しさは心が弱っているときにセットで訪れるものです。
一時的な寂しさなら気にする必要はない
寂しさが募ると、ネガティブな気持ちになりますが、誰でもそういうときはあります。
翌朝になったらケロッとしているとか、風邪が治ったらすっかり元気になったということであれば、あまり気にする必要はないと思います。
寂しさは定期的に訪れるものだと認識して、対処法をいくつか持っていると気持ちが楽になります。
私の対処法をいくつか挙げるとこのような感じです。
- 眠れそうなら早めに眠る
- 考える暇がないくらい掃除をする
- 笑える動画を観る
- ウォーキングに出かける(早歩き)
- 人の気配が感じられる場所に行く
寂しいときは、とにかく頭を使わないように気を付けています。
たとえば読書をすると、本の内容を理解しようと頭を使っている間に、いつの間にか寂しさにつながるようなことを考えてしまうので、結局読書に集中できません。
とくにおすすめなのは、掃除とウォーキングです。どちらも体をひたすら動かすので、頭を空っぽにできますし、爽快感もあるので寂しさに振り回されずに済みます。
日常的に寂しさを抱えているなら、一人暮らしは待ったほうがいいかも
一時的な寂しさなら、その場しのぎの対処法でも十分だと思います。寂しさは人間が感じる自然な感情なので、徹底的に排除しなくてもいいと思うからです。
ただし、日常的に寂しさを感じている人の場合は事情が変わってきます。
寂しさにつながる思考の癖を持ったまま一人暮らしを始めてしまうと、しんどい思いをしてしまいます。
寂しさを感じやすい人は、孤独との向き合い方について勉強する必要があるでしょう。
一人暮らしを寂しいと思わない人の特徴5つ
一人暮らしを寂しいと思わない人は、一体どんなことを考え、どんな生活を送っているのでしょうか。
その特徴についてまとめました。
好きなこと・やりたいことがある
一人暮らしを寂しいと思わない人というのは、好きなことややりたいことを持っています。
例えば、映画・ドラマ・マンガ・ゲームなど一人でも楽しめる趣味を持っている人は、夢中になっているだけでも充実した1日を過ごすことができます。
充実しているのであっという間に一日が過ぎますし、心地よい疲労感でぐっすり眠れるでしょう。
居心地のよい環境をつくっている
一人暮らしを寂しいと思わない人は、心地よい空間作りを大切にしています。
好みのインテリアで統一した部屋にいると、気持ちがいいですよね。くつろげる椅子があったり、おいしい料理、お酒なんかあれば、より楽しめます。
部屋はストレスを感じない程度に片付いているでしょう。
ペットを飼っている
一人暮らしを寂しいと感じない人は、家にいる幸せを持っているものです。そのなかでもペットは大きな存在です。
鳥や魚、犬や猫、ハムスターなどのペットと触れ合ったり、眺めたりしていると、寂しさなんて感じないでしょう。
自分以外の存在が家にいて、自分を慕ってくれるというのは寂しさどころか、幸せを感じるものです。
悩み事があっても解決するための行動を起こしている
一人暮らしを寂しいと思わない人というのは、一人が好きな人もいますが、そうでない人もたくさんいるでしょう。
それでも寂しさに支配されないのは、悩み事があっても解決するために努力しているからです。
たとえば、そろそろ結婚がしたいと考えている場合、積極的に出会いを求めて行動を起こすでしょう。
今現在は独身で一人暮らしだとしても、結婚するための行動を起こしているなら寂しさを感じている暇はありません。
結婚に限らず、不安や恐怖を感じているというときには、人恋しくなったり寂しさを感じてしまいがち。
ですが、その不安や恐怖をどうやってなくしていくのかを試行錯誤しているだけでも、寂しさが軽減されます。
寂しさを受け入れている
人は寂しさを感じるものだと受け入れている人は、寂しさに支配されることはありません。
(一人暮らしを寂しいと思わない人…とはズレてしまいますが)
たとえ寂しいと思ったとしても、気にならなければ悩み事ではありません。
一人暮らしで寂しいと感じやすい人の特徴
寂しいと感じやすい人は、一人暮らしを始めたときに後悔してしまう可能性が高いです。
もし、あなたが寂しいと感じやすい人に当てはまるのなら、一人暮らしを始める前に改善する努力を始めてみましょう。
実家では常に誰かが家にいた
実家にいる時はつねに誰が家にいたという人は、帰ってきた時に誰も出迎えてくれない、自分以外の人が家にいない状況に寂しく感じてしまいがちです。
ケンカばかりしていた親や兄弟でも、いざ離れてみると寂しいと感じてしまうもの。仲良く会話をしていたのなら、なおさらです。
テレビや動画を見る習慣のない人はシーンとした部屋の中で、人恋しく思うかもしれません。
テレビや動画を流す
人の声や音楽などが流れているのと、シーンとした空間とでは全然部屋の雰囲気は違います。
実家では常に誰かが家にいたという人は、一人暮らしをする前にテレビや動画などで、好きな番組・ユーチューバーを探しておくことをおすすめします。
ペットを飼う
自分以外の存在があると、寂しさがかなり軽減します。
直接触れ合うことが滅多にないようなペットでも、同じ空間で生活しているだけで一緒に暮らしている感覚を得られます。
趣味がない
趣味がない人は家にいるとき退屈に感じてしまうものです。そして、退屈は寂しさを加速させます。
家族と一緒に生活している間は、暇なときに会話をして時間を潰すことができたかもしれません。ですが、一人暮らしとなるとそうもいかなくなります。
趣味を探す
趣味を見つけることで、寂しいと思う時間が少なくなるのはもちろん、充実した時間を過ごしやすくなります。
特におすすめなのは一人でも楽しめる趣味。
一人でも楽しめる趣味なら、他の人の都合に関係なく自分のタイミングでできますから。家でできる趣味であれば、いつでも気軽にできてなお良いですね。
家でできる趣味に関しては、映画・読書・ゲーム・DIY・筋トレ・ダンス・料理などがあります。
低予算で始められるものも多いので、ぜひ色々なものに挑戦してみてください。
家でできる趣味を極めよう!だんだん楽しくなるステイホーム中の過ごし方
人の趣味に付き合うのもおすすめ
自分ではなかなか良い趣味に出会えないのなら、友達や家族の趣味に付き合ってみるのもおすすめです。
自分では気付かなかった魅力についても教えてもらえますし、共通の趣味ができればそのことで会話も盛り上がるようになるため、話をするのも楽しみになります。
副業を始めてみる
寂しいということは、時間が空いているということでもあります。その空いた時間を利用して、副業に挑戦するのもおすすめです。
今まで分からなかったような、自分に向いている仕事に出会える可能性もあります。
色々なことに挑戦することによって、寂しいと思う時間も少なくなりますし、働くことでお金にもなりますよ。
暇なときに人に連絡を取りたくなる
寂しがり屋の人は、時間が空くとついつい誰かと連絡を取ってしまいます。
気付いたら友達にラインを送っている、空いた時間は誰かと電話していることが多いという人は、一人暮らしになった途端に寂しさが爆発してしまうでしょう。
暇な時間を作らない
寂しがり屋の人は、暇になるとより強く寂しさを感じてしまいがちなので、極力暇な時間を作らないようにしましょう。
趣味や副業に挑戦してみるのも良いですし、勉強をしてみるのもおすすめです。夢中になれることに出会える可能性もあります。
自分の興味あることから、積極的にやってみてください。
自分に自信がない
自分に自信のない人は他のこと、他の人で埋めようとしてしまう傾向にあります。その結果、寂しいと感じてしまいます。
以下に当てはまる部分が多いほど、自分に自信がない可能性は高いです。
・人に優しくされる価値がない
・大切な人に見捨てられるかもしれない
・他人の評価が気になる など
自信がないなら、自信を付けるというのが近道ではありますが、そんな簡単にできることではありません。
とはいえ、このまま一人暮らしに突入してしまうと、大きな失敗に繋がってしまうリスクもあるので、自信を付けるためにできることを紹介します。
自分を許す力をつける
自信を付けるというと、自分を成長させることが近道だと思うかもしれません。
確かに、自分にできることが増えたり、人よりも優れた能力を身に付けることで自信を付けることはできます。
ただ、本当の意味で自分を大事にするためには、自己肯定感を上げておくことがおすすめです。
自信と自己肯定感は似ていますが、違いを簡単に説明すると以下のような感じです。
・自己肯定感:(どんな自分でも)自分を認めている
例え苦手なことばかりで、周りの人に迷惑ばかりをかけていたとしても、そんな自分を受け入れていているのが自己肯定感の高い状態です。
その状態になれば、誰かの評価とか辛口な言葉に傷ついてしまうのを防げるようになると共に、寂しさを誰か、あるいは何かに埋めてもらわなくても良くなるでしょう。
そのためにできるのは、自分を許す力をつけること。
仕事ができない、勉強ができない、人を思いやることができないなど、あなたが劣等感を感じている部分を見つめ直し、受け入れていく努力してみてください。
より詳しい方法は以下の記事で紹介しています。
不安や悩みを抱えていることが多い
不安や悩みをかかえているとき、自分以外の誰かにこの苦しみを軽くしてほしい、あるいは取り除いて欲しいと感じるものです。
その気持ちから、寂しいと感じるようになってしまいます。
家族と一緒に暮らしているときは、会話をすることでその不安や悩みを軽減できるのですが、一人暮らしを始めると1人で立ち向かわないといけなくなります。
今の時点では家族という支えがあるから良いかもしれませんが、一人暮らしとなると自分の力だけで生きていくことになります。
誰もいない部屋で、不安や悩みを抱えるのは心の準備をしていないと、かなり辛いと感じてしまうでしょう。
仕事に精を出す
不安というのは、将来のことを考えているときがほとんどです。
上手くいっているときや楽しい将来を思い描いているときには、希望を旨に楽しい気持ちになることもあります。
ですが、人間には防衛本能が備わっており、何かあったときに備えるためにネガティブに考えてしまいがちです。
いきなり仕事がなくなったら、収入が減ったら、このまま生活していても良いのかな…など、将来のことは誰にもわからないものですから、こうした不安が押し寄せてきます。
それなら、今できることに集中するのがベストです。
任された仕事を一生懸命こなしたり、効率的に仕事を終わらせるためにはどうしたら良いのかを考えてみたり。
仕事に精を出すと、どうやったらより成長できるのか、より良い仕事できるのか、そのことばかり考えるので不安に感じている暇がなくなります。
ただし、現在の仕事に将来性を感じていないせいで不安を感じているのなら、転職を視野に入れて求人情報を探してみるのも良いでしょう。
他にやることを見つける
不安になるのは考える時間があるからという考え方があります。
極端な話、全力で50mを走っているときに不安なことを考える余裕はありませんよね。
かと言って、常に全力疾走できる訳はありません。ポイントはそれなりに楽しいことをし続けることです。
それに関しては、上でも説明したように没頭できる趣味を見つけたり、仕事や勉強に力を入れるようにしてみてください。
趣味は内容によりますが、仕事や勉強はやっていて損することはありませんから。
一人暮らしが寂しいときにやってはいけないこと
友達or恋人に埋めてもらおうとする
一人暮らしの寂しさを紛らわすには、人とコミュニケーションを取るのが手っ取り早いと思うかもしれません。
現代はスマホが普及したことにより、人とのコミュニケーションが気軽に取れるようになりました。ライン・メール、電話をするだけで、友達や恋人と連絡を取り合えます。
ただ、友達や恋人はあなたの都合に合わせて連絡を取り合えるわけではありません。
友達や恋人の都合はコントロールできませんので、連絡が取れないときに余計苦しくなってしまう可能性もあります。
また、頻繁に連絡を取ることが負担に感じる人も多いです。頑張ってあなたに付き合っていたとしても、ある日突然「もうあなたとは無理!」と言われてしまうかもしれません。
出会い系・マッチングアプリに手を出す
寂しいからといって、安直に出会い系・マッチングアプリに手を出すのはやめた方が良いです。
出会い系・マッチングアプリを否定している訳ではありません。本来、出会えなかったはずの人とコンタクトを取れる、忙しくてもスキマ時間を利用して出会いができるなどのメリットがありますから。
寂しいからといって、深く考えずに利用するのをやめた方が良いという意味です。
よく知らない人と知り合うというのは、リスクもあります。
写真と違っていたという程度なら良いのですが、詐欺被害に遭ったり何らかの事件に巻き込まれたりすることもあります。
なので、寂しさを紛らわせるために出会い系・マッチングアプリを利用するのは避けた方が良です。
ギャンブルに手を出す
寂しさを紛らわせるためにギャンブルに手を出してしまうと、抜け出せなくなることがあります。
ギャンブルは刺激が強く、やっている間は寂しさどころか、不安や恐怖などのあらゆる負の感情から解放されます。
ですが、最初は寂しさを紛らわせるためだったのに、いつの間にかギャンブルをしていないと寂しいという逆転現象が起こることが多いです。
そうなってしまうと、寂しさや不安などを感じているときはギャンブルしたくて落ち着かなくなります。
ギャンブルは胴元が勝てるような仕組みになっているため、ギャンブルに手を出すほど生活が苦しくなってしまいます。
一度ギャンブルにハマってしまうと、抜け出すのが難しく、せっかく抜け出してもその頃には借金まみれになっていた…、なんてパターンも。
勢いに任せてペットを飼う
上記では、寂しさを紛らわせる方法として、ペットを飼うことを紹介したのですが、ペットを飼った経験のない人は勢いで決めるのは絶対にやめてください。
というのも、ペットを飼ってみると「思っていたのと違っていた」と感じる人が多いからです。
ペットを飼った後、理想と現実のギャップで保健所に連れて行ったり、捨ててしまう人もいます。
ペットを飼ったことがない人にとって、ペットを飼うというのは、ただかわいがるだけだとか、楽しく過ごしている思い出が残るなどのイメージが強いと思います。
実際に飼う前に、どんなデメリットがあるのかについて必ず知っておいてください。
動物を飼っている人の動画が人気で、見ているだけでも癒されますし、動画の飼い主さんも楽しそうなため、「自分もこんな生活を送りたい」と思うかもしれません。
ですが、動画からは伝わってこない現実があります。
よく言われているのが、世話やニオイの苦労です。毎日トイレの世話をするのは結構大変です。ニオイもスゴイですし。
世話というと、散歩も地味に面倒です。習慣化すれば面倒に思う気持ちも薄らいでくるのですが、疲れているときや落ち込んでいるときに散歩に行かないといけないのは気乗りしません。
室内で飼う場合は、あちこちに毛が付着していますし、噛んだり引っかいたりして破壊してしまうこともあり、片付けが大変です。
それから、お金の問題も見逃せません。
毎日のエサ代はもちろん、ペットを飼う上で必要なグッズ、ペットが喜ぶグッズを購入するのにもお金が必要になります。
そして、忘れてはいけないのが医療費。
全額自己負担で支払う場合、結構な金額を請求されます。
私はハムスターの手術で3万円くらいかかりましたし、通院で月に8千円くらいかかりました。病院に通い始めて半年くらいで、合計10万円以上は使いました。
ペット保険もありますが、ペット保険は適応される病気が限られていることもあり、「毎月払っていたのにイザというとき役に立たない…」なんて可能性もあります。
ペットを飼う前によく調べてみたり、ペットを飼っている友達から、どんなところが大変なのかを聞いたうえで飼うかどうかを検討してください。
「一人暮らし寂しい…」を回避するのに役立つグッズ
テレビorパソコン
音があるというのは、それだけでも寂しさを紛らわせる効果があります。
音楽をかけるのも良いですが、おすすめはテレビや動画などで人の声を流すこと。自分と対話していなくても、人の声が流れていると寂しい気持ちがかなり和らぎます。
スマホでも特に問題はありませんが、やはり大きな画面で見られる方が良いです。その辺はあなたの好みでも決めてください。
あと、パソコンがあれば、勉強や副業に挑戦したり、映画・ドラマなども視聴できるなど、色々なことができるのもポイントです。
ぬいぐるみ
男性にとってはあまりパッとしないと思いますが、ぬいぐるみは寂しさを回避するために向いているグッズです。
ほとんどの場合何らかの生き物の形状をしているため、一人暮らしであるという感覚が和らぎます。
すごく大きい物を部屋に置いておくのも良いですし、手頃なサイズのぬいぐるみをいくつか並べて置くなど、どのパターンが一番寂しさを紛らわせられるのか、試してみてください。
キャンドル
キャンドルの光の揺れ方は独特で、それを眺めていると気持ちが落ち着いてきますよね。
時間が空いたとき、ぼんやりとキャンドルに灯した日を眺めるのも良いですよ。
ただし、火を使っているので近くには燃えやすい物を置かないように注意したり、万が一火が広がってしまった場合でも、すぐに消化できるように備えておきましょう。
まとめ
一人暮らしを寂しいと思わない人についてお話しました。
一人暮らしは、自分の生活スタイルを干渉されることはありませんし、同居している人に気を使う必要もありません。
すべてが自由のなかで生活できるのは最高です。
自由を満喫するためにも、寂しさに支配されない考え方は大切です。