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「自分の本心が分からない…」本当の自分に戻れなくなったときの対処法3つ

本心が分からない
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自分の本心が分からないという悩みは、人間関係をほぼ絶つまで持ち続けていました。

誰が設定したのか、いつの間にか染み付いた自分というキャラ設定に忠実であろうと謎に必死で…。

「私だったら、きっとこんな風に言うだろう」と即席の台本に沿って自分という人間を演じていました。

友達の前、親の前、職場の人の前…。どこにいても無意味な台本はあったと思います。

こんなことを延々とやっていると、いつの間にか自分の本心が分からなくなってしまいます。

自分の本心が分からないなんて、今思えば不思議な話です。今なら、本心を探すなんて簡単なことなのに。

ここでは、自分を見失ってしまう理由は何なのか、そしてどうやって本当の自分に戻るのか、私の体験を元にお話ししたいと思います。

自分の考えが分からなくなってしまう理由とは

自分の本心が分からないというのは、何度経験しても混乱します。

思いつく限りの選択肢を並べてみても、どれもしっくりこない。かと言って他に選択肢があるとも思えない…。

とくに重要な決断を前にこんな心境になってしまったときは、途方に暮れたものです。

私の場合、自分の本心が分からなくなってしまった理由ははっきりしています。

それは他人の軸で生きることに慣れてしまっていたからです。

友達の考え、親の考え、偉い人の考えなど、とにかく他人の考えを取り込むことしか考えていませんでした。

仮に自分の本心が分かったときでも、それを貫こうと思ったことは数えるほどしかありません。

他人の考えなら失敗しても自分のせいではないと思っていました。自分の人生は自分でしか責任が持てないという当たり前のことに、二十代半ばまで気付きませんでした。

自分の本心が分からないときの対処法3つ

自分のことに見向きもせず、他人の考えに合わせることに意欲的だったのは25歳くらいがピークだったと思います。

人間関係を極限まで小さくしたことがきっかけとなり、自分の本心と向き合い始めました。

しかし、向き合おうと思ったからといってすぐにそれが叶うわけはなく…。

自分の本心・考えをスムーズに引き出せるようになるまで10年はかかりました。

とは言え、その間ずっと苦しんでいたということではないですよ。

向き合おうと思ったときから、心はうんと楽になったし、自分を知るという作業は新しい発見の連続で面白かったです。

自分の本心が分からないときの対処法で、お気に入りのものは3つあります。

誰にも相談はしない。自問自答で答えを探す

誰からに相談することで、悩みや問題があっさり解決したことは数えきれないほどあります。たくさん助けてもらいました。

しかし、自分の本心が分からないときに他人を心に招いてしまうのはおすすめできません。

相談するのは最後の手段にするとして、まずは自問自答で対話を重ねてください。

自分に質問するときは「あんたはどうしたいの?」といった抽象的なものではなく、具体的なほうが答えが見つかりやすいです。

たとえば「AとB、どっちにする?」と選択肢を絞り込むと、答えられると思います。

あとは極端な質問もいいと思います。

旦那との大喧嘩をしてものすごく腹が立っているときに「じゃあ別れる?」と問うと、冷静になれます。

別れたいとまでは思ってないということに気付けると、対処法を考える方向に舵を切ることができます。

自分への質問はシンプルにすることがコツです。

考えるときは必ず一人で

自分の人生を他人任せにしてきた人は、物理的に一人になることも重要です。

私の場合、考え事をするときは一人ドライブか、夜中一人になったときと決まっています。

ドライブは車を走らせていると、自分の問題が解決に向かっている(前に進んでいる)ような気がするし、ポジティブになれるので好きです。自分ひとりの空間なので、誰の影響を受けることもなく対話ができます。

そして、夜中の考え事はネガティブになれるのが気に入っています。

夜の考え事はやめたほうがいいと言われていますが、私はそうは思いません。

たしかにネガティブになり、メソメソ泣くことも多いのですが、この感情におぼれるという感覚が自分の本心が分からないときに役立っています。

感傷的になっていると、普段は隠れている自分のドロドロした嫌な感情も一緒に出てくるのですっきりするんですよね。そして、ドロドロをかき分けていった先に、本心が隠れていることが多いです。

本来の目的(本心を知る)を果たせて、心のデトックスもできて一石二鳥です。

ポジティブだろうがネガティブだろうがどちらでもいいので、自分の本心を知るには、感情を極端に傾けることが大切だと思います。

心のなかを一旦すべて外に出す

整理整頓をするときは、棚のなかにあるものを一旦すべて外に出すのが基本ですよね。

汚部屋の住人だったころ、棚にある物を床にすべて出しては量の多さにやる気をなくしていましたが、たしかに確実にキレイにできる方法でした。

自分の本心が分からないときは、本心だけをピンポイントで探そうとしてしまいますが、取っ散らかっている心のなかで本心だけを吊り上げるのは至難の業だと思います。

自分の本心を探すことは、棚の整理整頓と同じです。

一旦外に出して整理していくことで、本心を探しやすくなります。

肝心の心のなかにあるものを外に出す方法ですが、紙に書き出すのが一番簡単だと思います。

とにかくただただ浮かんだ言葉や台詞を紙に書いていくだけです。

どんな風に書こうと考える必要はなく、思ったようにただただ書いていくだけ。言語化が難しいなら絵や記号で表現してもいいです。

もう何も思いつかないところまで書き出したら、あとはひたすら紙を眺めます。

ズラーッと並んだ言葉たちを前にすると、勝手に自問自答が始まるので自分の本心が見つけやすくなります。

ポイントは、人として間違っていると思えることや、汚い言葉もすべて出し切ってしまうということです。

私が書きなぐった紙は、絶対に誰にも見せたくないので、紙の役目が終わったら小さく小さくちぎって捨てています。

この紙を破るという行為は、心のデトックスにもなると思います。

まとめ

自分の本心が分からないときの対処法を3つ紹介しました。

心のなかにあるものは、浮かんでは消え…を繰り返すので、まずは可視化するために紙に書き出すことからやってみてはどうでしょうか。

 

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