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「つまらない自分が嫌い!」と思っている人へ|つまらないはそんなに悪いこと?

つまらない自分 嫌い
この記事は約10分で読めます。
・自分が話を始めるとシーン…ってなる
・自分と一緒にいる人は笑顔が少ない気がする
・会話をしていても相手のテンションが低い
・つまらないって言われたことがある

つまらない自分が嫌いだと思っている人は、こんな経験があると思います。

『コミュニケーションの取り方』みたいな本を読んでも、人と上手に話せなかったリ、最初は頑張ってみても結局今までの自分に戻ったり。

変わりたくても変われない自分が本当に嫌になってしまいます。

ですが、改めて根本的なことを見直してみると「なんで自分はこんなことで悩んでいたんだろう」と、不思議に思ってしまうものです。

私は人見知りをするタイプで、以前はつまらない自分が嫌いと思っていました。

ここでは、つまらない自分が嫌いと思っている人に向けて書いている記事です。

読み終わったら気持ちが楽になり、自分らしく生きられるヒントを得られるでしょう。

そもそもつまらないって何?

そもそも、つまらないって何なのでしょうか。

意味を調べてみるとこんな言葉が出てきました。

・面白みがない
・退屈
・しょうもない
・取るに足らない
・ばかばかしい
・心に感動をもたらさないもの
・意味がない など

こうして並べてみると分かるのですが、つまらないかどうかは何かに対する評価です。

本来、自分自身が評価することはできないのです。自分自身に対してつまらないと評価しているだけなら、あくまで自分の評価でしかありません。

また、Aさんにつまらないと言われたのであれば、あくまでAさんから見たあなたの評価でしかなく、BさんやCさんにとっては面白いかもしれないです。

私はゲームやマンガ、映画が好きです。一方で「ゲームがつまらない」「バカらしい」「子どものやること」だという価値観の人もいます。

どう感じるのかというのは人によって違います。

つまらないって誰にとって?

「つまらない自分が嫌い」と思っている人に、今一度考えて欲しいことがあります。

それは、つまらないって誰にとって?ということ。

誰かに「つまらない」と言われたとしても、相手の感想でしかありません。

あなたがその時話していた内容に対しての感想だっただけかもしれません。あなたの話全てがつまらないと思っている訳ではないでしょう。

そもそも、もし他人に対して全てがつまらないと言うような、傲慢な人間がいるなら早々に距離を置いた方が良いです。楽しませる努力をする価値すらありません。

なぜなら、その人は自分の方が優れていると思い込んでいて、あなた…というか誰に対しても興味がなく、最初から会話を楽しむ気がないはずですから。

話しを戻します。誰が誰に向けてつまらないと言っているのか、思っているのかを明確にしてみてください。

もしかしたら、あなたが自分自身をつまらないと思っているだけで、相手は楽しんでいる可能性もあるのです。勝手に判断して落ち込まないように気を付けてください。

相手は楽しく話をしていたのなら、それはそれで失礼ですよ。

相手の態度だけで判断するのは注意!

話をしているのに相手が浮かない表情をしていたり、ぼんやりと髪をいじっていたら「あ、つまらなさそうだな」と思ってしまうかもしれません。

ですが、相手の行動で判断するのは違います。

体調が悪いだけかもしれませんし、他に心配事があるのかもしれません。人の話を聞いている時にぼんやり髪をいじるクセがあるだけかもしれません。

つまらなさそうという態度だけで判断するのは人間関係を悪くしてしまう可能性があります。

悪いと思うから自分を嫌いになる

悪い 嫌い

『つまらない自分が嫌い』と検索してみると、変われるよとか、変わる方法とか、改善方法なんて情報がズラッと並んでいます。

これって、ひねくれた捉え方をするなら、変わらないとダメ、改善しないといけないとも捉えられます。こういう情報を調べるほど、無意識につまらないことは悪いことと思い込まされてしまうものです。

そして、そう思い込むと、上手くコミュニケーションが取れなかったと感じるたびに、「つまらない自分ってダメなんだ…」と思ってしまって、結果としてさらに自分を嫌いになってしまうこともあるのです。

ですが、自分のことを嫌いになることは、”自分自身を守るため”ということは覚えておいてください。

心のダメージを和らげるのがネガティブな思考

もし、自分に対する評価が上手く会話ができる、相手を楽しませるのが得意だと思っていたとしましょう。それなのに、人から「あなたってつまらないね」「あなたの話興味が湧かない」なんて言われたらすごく傷つきます。

ですが、自分ってつまらないと思っていたなら、多少傷はついても浅くなります。

簡単に言ってしまえば、人からつまらないと言われる前に、自分で自分のことをつまらないというレッテルを貼っておくことで、言われた時の衝撃に備えているようなものです。

人間には危機管理能力が備わっています。そのために必要なのがネガティブな思考です。

例えば、「この道暗いから通るのやめておこう」とか、地震が来た時に備えて準備をしておくというのも、ネガティブの一つです。そうやってネガティブに考えることで、危険を回避できるのです。

「自分の人生には楽しいことしか起こらない」というように、ポジティブな考えは、何もない内は幸せなのかもしれませんが、何かあった時に対処できません。

上の例で言うと、暗い道でも平気で通って何か事件に巻き込まれてしまったり、地震が来た時に何も行動できなくなってしまうということです。

つまり、つまらないことが悪いことだとネガティブに考える理由は、自分を守るためなのです。

「面白い」は自分で生み出すもの

そもそもの話、つまらないこと自体は悪いことではありません。というか善悪すらありません。ただ価値観が違うだけです。

悪いがあるなら、つまらないと思う気持ちが悪いと考えます。

というのも、面白いと感じられるかどうかは、その人が楽しもうとしているかどうかが大きく関わっているからです。

試しに、映画を観る時、悪い評価ばかり読んでから観てみてください。嫌な部分ばかりが目に付いてつまらなく感じてしまいますから。

逆に、良い評価ばかりを見てから映画を観ると、今度は名作に感じられるくらい楽しめますよ。

つまり、つまらないと感じるのは、本人に楽しむ気がないだけで、楽しもうと思っているのなら、自然と楽しく感じるものなのです。

もちろん、育ってきた環境や人生経験などによっても変わりますが、それでも興味を持って相手の話を聞くことができれば、なんでも楽しく感じます。

もし、あなたのことをつまらないと言ったとしたなら、そもそも相手に楽しむ気がなかったということです。もしくは、あなたに対して勝手に期待し過ぎたかのどちらかです。

自分の本心を探してみる

自分の本心

つまらない自分が嫌いという人は、そんな自分をどうにかしたくて、色々調べてみたと思います。

本を読んでみたり、色々なサイトを見てみたり。その結果、「変わらないといけないのか…」「本当は変わるのは嫌」などと悩むかもしれません。

ですが、どうするかはあなた自身で決めても良いのです。

面白い人になりたいと思えば、面白い人になるための努力をしても良いですし、自分は変えられないから今のまま突き進むと決めるのも良いです。

自分がどうしたいのかを知るためには、まず自分の本心を探ってみることが大事です。

どんな自分になりたいかを具体的に想像してみる

自分の本心を知るポイントは、続けられるかどうか、続けた先に自分が幸せ・満足だと思えるのかです。

そのためには、具体的に想像してメリット・デメリットについてもよくよく考える必要があります。

例えば、面白い人になって多くの人から慕われる人になったとしましょう。

そのメリットは人脈が広がる、評価されやすくなるなどがあります。

ですが、デメリットは面白い人でいるためにテンションを上げ続ける、色々な人とコミュニケーションを取るために自分の時間が少なくなる、面白さを追求し続ける必要がある、などです。

デメリットも込みで想像した時「別に問題ない」「そっちの方が幸せに生きられそう」と思うなら、あなたの求めている姿かもしれません。「大変そう」「自分には無理かも」と思うなら、あなたのやりたいことではないことかもしれません。

小さな変化でも、人生に影響を与えるくらい環境がガラッと変わることがあります。そして、変化には必ずメリットもデメリットもあります。

こんな感じで、自分がなりたいかどうかを考える時は、良いところだけでなく、悪いところも含めて考えてみてください。良いところだけしか見ていなくて、成功した先に苦労だけが残ってしまった…なんてことになる可能性もありますから。

今の姿は自分が望んだ姿

今の姿は自分が望んだ姿と言われています。

恐らく、これを聞いたら「そんなの望んでいない!」と思うかもしれません。何を隠そう、私自身そう思いました。

「人とうまくコミュニケーションを取りたい、でもできない」
「楽しそうに会話をしてる人がうらやましい」
「(ドラマを観て)あんなに仕事に熱く生きられたら楽しいだろうな」

人とのコミュニケーションが円滑に取れない自分、仕事に対して熱くなれない自分に対してストレスを感じていましたし、嫌いでした。そして、それが上手くできている人を羨ましいと思っていました。

ですが、思い返してみると、私は仕事に熱く生きていた時期もありましたし、人とのコミュニケーションを上手く取れていた時期もありました。

確かにあの頃はすごく充実していましたし、かけがえのない仲間もできました。

ただ、あの頃と違うのは人とコミュニケーションを取る時間がないということです。いや、正確に言えばそれに時間を充てる気はありません。

プライベートの時間を使って遊びに行く、仕事が終わっても仕事の勉強をする、出勤日じゃないのに仕事をしに行くなどの行動を起こしていました。

今は、そんな時間があるならゲームしたいと思ってしまいます。

思い返してみれば、コミュニケーションや仕事に力を入れなくなったのは、プライベートが充実し始めて、他に時間を割きたくなくなった頃です。

言い換えるなら、今は仕事に熱くなるよりも遊びたい気持ちの方が勝っていますし、自分の時間を削って人と遊びに行く余裕もないということです。

結局、今のように人とあまりコミュニケーションが取れなくて、仕事は熱を入れずにこなすくらいが、自分にとってはちょうど良いと思っていることに気が付きました。

今でも羨ましいとか、そんな風に生きられたら楽しそうと思うことがあります。でも、そのたびに「あ、自分には向いていないんだった」と、思い出しています。

自分にたくさん質問してみる

自分に質問する

自分の本心を知る時に役立つのは自問自答です。こんな感じで色々質問してみてください。

・自分は本当につまらない人なのか
・つまらない人から変わりたいのか
・多くの人とコミュニケーションを取りたいのか
・面白い人と思われたいのか など

あと、返ってきた答えになぜ?なんで?と疑問を投げてみると深く自分のことを理解できます。

なんで面白い人と思われたい?→多くの人に好かれたいから→なぜ好かれたいと思う?→その方が楽しそうだから→でもそれを続けられる?

というように、どんどん深めていくと、自分の根本的な考え方や性格・性質、どんな人生が送りたいのかなどが分かります。

自問自答は書き出すことをおすすめします。視覚的にも自分を理解しやすくなりますから。

自分が分かったらあとは簡単

自分のことが分かったら、どう行動するべきかの指針が分かったと思います。

変わりたいという答えが出たのなら、面白い人やコミュニケーションの取り方を勉強していけば良いです。

今のままの自分が良いと思うのなら、周りの人に振り回されないようにするにはどうしたら良いのかを調べてみましょう。

こんな感じで、どこに向かいたいのかを考えて、自分が納得できる方へ向かって舵を切ってください。

まとめ

個人的に思うことではありますが、人生はもっと自由に生きても良いと思います。もちろん、人に迷惑をかけすぎない範囲でですが。

つまらない自分はダメだ、人から好かれる人の方が良いとか、自分を縛り付けていると自分のことが嫌いになります。私がそうでした。

人見知りだし、自分から話しかけられないし、そもそも人の名前を呼ぶのも恥ずかしくてできない。

そんな私はある時「別にできなくても良いじゃん!自分らしく生きよう」という考えに至り、それからというもの人見知りも改善し、自分から話しかけられるようになり、人の名前も呼べるようになりました。

不思議ですよね。そうじゃない自分はダメだと思っていた時はできなかったのに、できない自分でいいやと思ったらできるようになるって。

ダメという言葉は心の深い部分で、○○じゃなきゃいけないという言葉に変換されます。そして、○○じゃなきゃいけないと思うと余計にできなくなってしまうんだと思いました。

つまらなくても良い、と思って肩の力を抜いて人と接してみてください。不思議と相手が楽しそうに話をしてくれるようになりますよ。

私はそうでした。

もちろん、人付き合いが苦手だから無理しないと決めるのも良いです。自分らしくを合言葉に振る舞ってみてください。

きっと今まで以上に楽に生きていけますから。

 

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