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夫の家事が雑だと思ったときにやる気を奪わない伝え方

家事をする夫
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夫に家事をやってもらうと「雑だな…」と思う妻たちは多いと聞きます。

うちの場合は、夫のほうが家事分担の比率が高いので控え目に言いますが、たしかに雑な部分は見られます。

ただ、夫はちょっと注意すると、すぐにやる気を失ってしまうので、絶対に強くは言いませんが。

とはいえ、ここぞというときには雑な部分をどうにかしてほしいとも思うわけです。(日頃の感謝も盛り込むことは忘れずに)

ここでは、夫の家事が雑だと思ったときに、夫のやる気を奪わずに伝えるコツをご紹介します。

ポジティブな伝え方で「注意」ではなく「お願い」する

夫の家事が雑だと思ったとき、ストレートに伝えるならこんな感じになります。

「掃除機のかけ方が甘いから、もっとすき間もキレイにやってね」

↑うちの夫なら、こんな伝え方をするとほぼ100%「じゃ~やーらない」か、「じゃ~お前がやって」のどちらかを言ってやる気をなくしてしまいます。

なので私は、注意ではなくお願いするような形で伝えています。

  • 「たまにでいいからここのすき間もやってもらっていい?」
  • 「ここのすき間もやってくれると助かるなぁ」

お願いベースだと夫は嫌な顔はしません。すんなり聞いてくれることが多いです。

お願いベースはあくまで「お願い」。断ってもいい空気は大事

お願いと言いながら、すごく圧をかけてくる人っていませんか?結局命令に近い感じになっているというか…。

私の場合は、元職場の上司や両親がそういうタイプに当てはまります。

私自身も、気を付けるようにしています。

夫は、ただでさえお願いベースで何かを伝えたとしても、「やらなくてはいけない」と思いやすい人です。もし私が圧をかけてお願いしたとしたら、ものすごくしんどそうな顔をするでしょう。

家事が雑な夫に対して、注意してもよくない結果にしかなりません。しかし、使い方を間違えてしまうと「注意」よりも「お願い」のほうが質が悪いのです。

本来ならNOと言えるはずなのに、圧によってそれができない。だけど、口調はお願いベース…。そういう矛盾は大きなストレスになってしまいます。

断ってもいい空気を出すときに心がけていること

お願いするときは断ってもいい空気を出すことが大切だとお話しましたが、具体的なこととしては次のことを心がけています。

明るく話す

注意とお願いの違いは色々ありますが、なかでも私は表情や声のトーンに気を付けています。

不自然じゃない程度に笑顔はあったほうがいいですし、声のトーンも低いより高いほうがお願いベースに近づきます。

断ってもいいんだよと前置きする

たとえば、洗濯物をシワでよれよれのまま干してしまう場合、きちんと伸ばして欲しいとお願いするときは「面倒なら私がやってもいいんだけど」前置きします。お願いしたいことよりも、この前置きを強調するくらいが優しい性格の夫にとっては合っていると思います。

お願いするときのテンプレートにしています。

語尾に力を持たせない

プレゼンや面接って話す内容はもちろん重要ですが、語尾の力って強いですよね。語尾が聞き取れないくらい小さかったり、語尾が「と思うんですけど…」と途中で切れてしまったりすると、自信がないと思われてしまいます。

普段の私はストレートに話すので語尾もはっきりしていますが、夫にお願いするときは語尾になるべく力を持たせないように気を付けています。

語尾の言い方を色々試してみた結果、「洗濯物のシワを伸ばしてくれると助かるかなぁ」とつぶやき風にしたら、うまくいくことが多くなりました。

夫の家事が雑になってしまうのは基本的にスルーがおすすめ

我が家では「家事はやってくれるだけでありがたいもの」という認識のもと、生活しています。

やってくれるだけでありがたい…とは、基本的には要望は言わないということです。要望を伝える前に、頼むくらいなら自分でやったほうがいいのではと考えるようにしています。

なぜなら、我が家には家事を仕事としている人はいないからです。家事のことで不満を持ったり、喧嘩をしたりすることを防ぐには、家事=仕事として認識しないことが大切だと思っています。

そのうえで、雑であることを指摘したほうがメリットが大きいと感じた場合はお願いベースで伝えるという感じです。

誰でも雑な部分はある。”お互い様の精神”で生活する

私が思う夫の雑な部分は、洗濯物のシワを伸ばさなかったり、掃除機のかけ方が甘い、ご飯を食卓に運ぶ前にテーブルを拭いてくれないといったところです。

そして夫が思う私の雑な部分は、トイレットペーパーの交換をしない、洗濯物を取り込むときに洗濯ばさみをちゃんと片づけない、食器の洗い方が甘いといった点なのだそうです。

「雑」という感覚には個人差が大きくて、さらに誰しも雑な部分は持っています。

そもそも具体的な正解がないものに対して「雑」だと不満を持ち、グチグチ言って喧嘩になるなんてもったいないです。

夫に雑であることを指摘し、直してほしいとお願いするときは、私だって雑な部分はあるということを念頭に置いて話さないと、「お前だって~」という反撃が始まってしまいます。

そうなるとただの揚げ足取り大会になりかねないので、絶対にやりたくありません。

昔、さんざんやってきたので…^^;

お互い様の精神で、一緒に成長していくのがベストですよね。

まとめ

夫がやった家事に雑な部分が見つかったとき、まず心に湧き上がるのは不満だと思います。

「なんでこれくらいもできないの?」「いい加減にやられたらこっちの仕事が増える」「怠けてばかりでムカつく!」といったイライラを感じるのは当然です。私もお願いベースで…なんて言っていますが、不満が先に心を支配することはあります。

こうした不満は我慢してしまうとどんどん蓄積されていくので、上手に解消していくことも大切ですが、このときにもお願いベースは役立ちます。

お願いベースで家事を頼むと、夫が気持ちよく応じてくれる可能性が高まります。夫が嫌な顔も見せずに「いいよ~」と言ってくれたら、抱えていた不満は一気に浄化されていくでしょう。不満どころか、感謝の気持ちすら湧いてくるようになりますよ。

二十代の頃は、不満=相手にぶつけることしか解消法がないと思っていましたが、年を重ねるにつれ解消法のレパートリーが増えてきて楽に生きられるようになったなぁと感じています。

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