僕たちが在宅で仕事を始めた頃は、周りにそういう人はあまりいませんでした。不思議がられることも多かったです。
ですが、今はテレワークが珍しいものではなくなったどころか、推奨されたりもします。
上司の目の届かないところでのびのび仕事ができる、自宅にいながらいつでも仕事ができる、通勤の負担が軽くなるなどのメリットがあります。
その反面、いくつも課題を抱えているとも言われています。
ここでは、テレワークにはどんな課題があるのか考えていきましょう。
テレワークの課題として挙げられていること
テレワークの課題としては次のことが挙げられます。
- コミュニケーション不足になりやすい
- 仕事とプライベートの線引きが難しい
- データの共有がしづらい
- 人事評価基準が難しい
1つずつ紹介していきます。
コミュニケーション不足になりやすい
オフィスで仕事をしている時と違って、すぐ近くに仲間がいないのでコミュニケーション不足になりやすいです。
仕事の話はもちろん、ちょっとした雑談もこれまでよりは減ってしまいます。連絡を取り合うことはできますが、やはりすぐに話しかけられる環境ではない分、孤独を感じやすいと言えます。
なかでも、コミュニケーションを取るのが苦手な人は、テレワークだと余計にハードルが上がってしまうでしょう。
仕事とプライベートの線引きが難しい
在宅でテレワークを行っている人は、自宅にいることもあって仕事とプライベートの線引きが難しくなってしまいます。
家はくつろぐ場所なので、仕事モードに切り替えるスイッチが分からなくなってしまいます。監視の目もないので、気も緩んでしまうでしょう。振り向けばたくさんの誘惑があるのに、止める人も叱る人もいないなかで我慢するのはなかなか大変です。
また、服装も気の緩みにつながります。
ZOOMで打ち合わせのときは上半身だけお仕事用の服を着ればいいし、打ち合わせや会議の予定がなかったら一日中パジャマでもいいわけです。
楽ではありますが、それだと余計に仕事とプライベートの境界線を曖昧にしてしまいます。
情報共有がしづらい
会社にいたら、情報の共有は簡単にできましたが、テレワークとなると、従来のやり方では上手くいきません。
すべてにおいてオンライン化しなくては、全員に情報が行き渡らないので、PCに詳しくない人や年配の人だと、新しく覚えることが多くて苦労するでしょう。
情報がもれるリスクがある
オフィスでは、社内ネットワークに接続されていて、外部からの攻撃や不正なアクセスがないように、しっかり守られています。
ですが、テレワークの場合は自宅でインターネット、カフェや飲食店、コワーキングスペースなどで無料Wi-Fiに接続することもあるでしょう。
自宅のインターネットや無料Wi-Fiから情報がもれてしまう可能性はあります。
人事評価が難しい
テレワークは上司の目の届かないところで仕事をすることになります。
上司からすると、勤務状況が不透明で本人の実力で成果を出したのか、わかりにくいです。
結果主義と言えば聞こえは良いですが、別の視点で考えると努力を見てもらえないということでもあります。
まとめ
テレワークは今後も長く続いていくと考えられます。もしかしたら、
テレワークは最近になって注目を浴びるようになった働き方とはいえ、これを機に本格的に取り入れる会社も出てくるでしょう。
そして、これからも様々な課題が見つかると思います。
だからテレワークはダメなんだ…と、対策されるのをただ待つのではなく、自分にできることを考え、行動することで周りと差をつけることができるでしょう。