記事内に広告を含む場合があります。

不登校で悩んでいる人へ|どうしたらいいかわからない時に読んでください

不登校 どうしたらいいかわからない
この記事は約10分で読めます。

不登校は普通に学校に通っている人には、とても想像できないくらい辛いものがあります。

時には叫び出したくなるくらい頭の中がごちゃごちゃすることもあるでしょう。

無限にも感じられるくらいの時間、嫌でも自分と対話させられるもの。だからこそ、混乱して「どうしたらいいか分からない!」となることも多いのです。

ここでは、頭の中がごちゃごちゃした時、どんなことをどんな風に考え、どうやったら楽に生きられるのかについてお話します。

大事なのは学校に行くことじゃない

不登校になると、問題が学校に行くか行かないかにばかり焦点が当たるようになります。

言い換えるなら学校に行かないことを問題視して、最終目標を学校に行くことに定めるようになるということです。

ですが、見る(考える)べきところは学校に行くか行かないかではありません。

大事なのはあなたがどうしたいのか?です。学校に行くか不登校のままかなんて、二の次。二の次どころか、人によっては考える必要もないかもしれません。

伝えたいことは何ですか?

伝えたいこと

あなたには何かしら伝えたいことがあるはずです。

・学校に行く意味が分からない
・毎日通い続けるのが辛い
・人間関係で問題が起こった
・同じことを繰り返しているみたいでイヤ
・学校に行くよりもやりたいことがある
・習い事or部活に行くのがイヤ
・習い事or部活をやめたくなかった など

人によって、伝えたいことは色々あるでしょう。

もしかしたら、何となく不登校になったというかもしれません。ですが、人が行動するには必ず理由があります。

中学生・高校生は人生経験がまだ少ないため、自分自身の気持ちの根っこの部分が分からない場合があります。あるいは、気持ちに気付きたくないパターンもあります。

ずっとゲームをしていたり、ネットに没頭してしまうのなら、自分自身と向き合うことから逃げているからかもしれません。何もしない時間というのは、必然的に自分のことを考える時間になりますから。

自分の気持ちから逃げることは一時的に楽になりますが、逃げる時間が長くなるほど、苦しくなってきます。

時には、自分と向き合う時間を作ることが大切なのです。

ちょっとずつでも良い、何なら1日に1分とかからでも良いので、自分が何を伝えたいと思っていたのか、どう思って生きているのか、どう生きていきたいのかなどを考える時間を作ってください。

自分を真ん中に置いて考える

自分と向き合う時にやって欲しいのが、他人の意見や考え方を徹底的に排除することです。周りの人の意見や価値観は全て無視してください。

周りの意見どころか、一般的に言われている善悪、俗にいう『当たり前』や『常識』も一旦排除してください。

何やっても良い、どんな考え方や価値観でも許される、というか誰も干渉してこないような世界にいると想定してみるのです。

こうやって考えることで、自分軸で物事を考えられるようになり、自分の本心が見えてきます。

本心というのはついつい周りの人の価値観に合わせてしまったり、負い目を感じてしまってごまかそうとしてしまうことがあるからです。

例えば、本心では「勉強が嫌だから学校に行きたくない」だとします。

「それくらいみんな思うこと」とか「それくらいで学校に行かないなんて甘えだ」と言われ続けてきた人は、無意識に違う理由…なおかつそれらしい理由を出してしまいます。

「人付き合いが上手くいかないから」とか「嫌がらせされた」とか。

要するに、一般的に認められやすそうなもの、不登校の理由として納得されやすそうなものを無意識に選んでしますのです。

あなたが不登校になったと思っている理由は本当に本心ですか?一度立ち止まって考えてみてください。

どんな理由だったとしても、恥とか悪いことだと思わないで、素直な気持ちで考えてみてください。そうすることで、あなたが本当に伝えたかったことに気付けるかもしれません。

どんなにショックだったとしても、一般的にくだらないと思われるような理由でも、一度答えを出してみてください。決定するのが怖いなら、仮定するだけでも良いです。

ここで大事なことは、自分の本心に気が付くこと。

辛いと感じること、重さ、考え方は人それぞれ。どんな本心だとしても、一度表面に出してあげることが大切なのです。

思いを全て書き出してみる

考えると言いましたが、できれば紙に思ったまま書き連ねる方が良いです。書くのが苦手という人はスマホとか、PCのメモ帳に入力するのも良いです。

自分の気持ちを視覚化することで、自分の価値観や思っていること、苦しいと思っていること、好きなことなどがハッキリと自分自身が理解できます。

善悪も常識も取っ払い、自由に思っていることを書き出してみてください。その紙やメモ帳に書いたことは誰にも見せることなく処分しても良いです。

気持ちを書き出している時は、同じ言葉を何度書いても気にしないでください。同じことを書くということはそれほど強く思っていることでもあります。

また、同じことを連続で書いていたとしても、ふと「自分は本当にそう思っているのだろうか…」と考えるきっかけになることもあります。

自由に書き出すことは、自分と向き合う上で非常に効果的な方法です。1日に1分だけでも良いのでやってみてください。

不登校でいることのメリットは何ですか?

不登校のメリット

あなたにとって、不登校でいることはどんなメリットがありますか?

こんな質問をされると「そんなもん1つもないよ!」って反射的に答えるかもしれません。

辛い毎日を送っている人からすると、怒りを感じるでしょう。だから、ゆっくり深呼吸して、あなたのことではなく、一般的なメリットとして考えてみてください。

分かりやすいメリットをいくつか挙げてみます。

・外に出て人に傷つけられる機会が少ない
・自由な時間が多い
・体調を崩した時でもゆっくり休める
・勉強しなくても良い
・自分と向き合う時間ができる
・家族と接する機会が増える
・嫌な人と付き合う必要がなくなる

あなたには当てはまらないこともあると思いますし、この中にはないあなただけのメリットが何かあるかもしれません。

そもそも、学校に行くのと不登校でいることを天秤にかけた結果、不登校を選んでいるのですから。仮に自覚がないにしても何かしらメリットはあなたの中に眠っていると思います。

こじつけでも何でも良いので、あなたの中にあるメリットを1つでも出してみてください。

このメリットがあなたのやりたいこと・なりたい自分に対して、無意識にブレーキをかけることになります。

本当にやりたいことから目を背けていませんか?

本当にやりたいことに挑戦する。この言葉だけ聞くとポジティブな印象を受ける人が多いと思いますが、実際はすごく重いです。

というのも、本当にやりたいことに挑戦して失敗したら、精神的なダメージが大きいからです。

また、本当にやりたいこと・なりたい自分を家族や友人に話した結果、否定的な反応をされたら…。

上で紹介した方法で自分と向き合ったなら、本当にやりたいことを見つけたと思います。

ただ、次の問題はそれを叶えるためにどうしたら良いのか、家族にはどう伝えるのかなどの壁が立ちはだかります。その結果、どうしたらいいのかわからない…となります。

人によっては、気付かなければ良かったと落ち込むかもしれません。

ですが、気付かないフリをしていたらしていたで、訳の分からないイライラに支配されたり、急に無気力になったり、現状を人のせいにしてしまったりします。

知らない方が楽のように思うかもしれませんが、絶対にそんなことはありません。それは私が身をもって経験しています。

自分の本心ややりたいことを知ってしまった時は、消えてしまいたくなるくらいショックでしたし、気付いたところでどうしようもないという絶望感がありました。

その苦しみは時間が経つごとに受け入れられ、それを叶えるために一歩、また一歩と歩み出しています。

本当に辛いのは、どうしたらいいのかわからないのを放置することです。得体の知れないストレスを常に感じているのではないでしょうか。

それは、心の悲鳴なのか、好きなことに挑戦できないストレスなのか、精神に負荷をかけてきます。

失敗するのはとても怖いかもしれませんが、挑戦しない方が精神衛生上良くないです。一般的に言われている、やらない後悔よりもやる後悔というのは本当です。

キレイごとだと思わず、少しずつでも良いので、なりたい自分・やりたいことに近づく努力を始めてみてください。

なりたい自分に近づくには

なりたい自分に近づく

なりたい自分に近づくための考え方を伝えます。

やり方はそんなに難しくありません。なりたい自分になった時、どんな得(メリット)があるのかを書き出すだけです。

あなたが思いつくメリットを最低でも5個書き出してみてください。

メリットを書き出すことで、そこに向かっていく意味を改めて考えられますし、壁にぶつかった時に乗り越える力になります。

メリットを書き終えた後は、デメリットについても考えてみてください。

足を引っ張ってしまうのはデメリットの存在です。

いつもは漠然としか感じられないかもしれませんが、それを明確化することによって、どうして自分が足を止めてしまうのかが分かります。

また、なりたい自分になるメリットとデメリットを書き出していると、実はそこに向かうメリットよりも、デメリットの方が大きいと感じることがあります。

そんな時に、別の目標に向けて、改めて方向転換をするきっかけになります。

もしくは、この方向で良いのか、それとも違うアプローチをする必要があるのかなどについても考え直すことができます。

こうしたい!と強く望んでいても、それが叶わないのは自分の中にある本心が足を引っ張ってしまうのは珍しいことではありません。

大事なのは、それでも頑張る意味があるのか、それとも方向転換が必要なのかを考え直すことです。

ある程度努力を重ねると「ここまで頑張ったのに」と、手放すのが惜しくなってしまうもの。ですが、自分に向いていないことに向けて頑張り続けても結果は出にくいです。

それどころか、疲弊してしまって自己肯定感が下がり、足を踏み出す活力や勇気がどんどん奪われてしまいます。

簡単に諦めてしまうのも良くないですが、だからと言って無理にしがみ続けるのも同じくらい良くないものです。

そのバランスを考えながら、なりたい自分に近づいていきましょう。

家から出なくても生活していく手段はある

家から出ないで生活

不登校で悩んでいるあなたにとっては、考えたくないことかもしれませんが、生きていくためには生活をしていく必要があります。

あなたの本心が「ずっと家でのんびりしていたい」「一生ゲームだけをしていたい」というように、収入を得るのが難しい場合、生活を絡めて考えなければなりません。

現実問題、お金がないと生きていくことは難しいですから。

ですが、インターネットが普及してきた現在、家から一歩も出ることなく収入を得られる方法はたくさんあります。

・WEBライター
・プログラマー
・イラスト制作
・データ入力
・アンケートモニター
・電話スタッフ
・ハンドメイド
・動画編集 など

少し専門的な話が必要になりますが、サイトやブログを運営して広告収入を得る方法、YouTubeで稼ぐなどの方法もあります。

この中でも、自分にできそうなもの、興味のあるものから始めてみるのも良いでしょう。

買い物もネット上でできる

今ではネット上で買い物を済ませて、自宅に届けてもらえるようになりました。近所のスーパーの公式ホームページや、Amazon、楽天などで買い物ができます。

家から一歩も出たくない!という人にとっては安心ですよね。

まとめ

あなたは、以前のあなたよりも確実に前進しています。

その証拠に、どうしたらいいかわからないと検索して、最後まで読んでいるのですから。

前進したくないなら、途中でこの記事を閉じているはずですし、そもそも不登校に関して調べたりなんかしません。

それでも、ネガティブに考えてしまうのなら、行動したくない理由を探しているのだと思います。

そんな時は一度休憩して、動けそうな時にもう一度自分と向き合ってみてください。自分のペースでも良いので、確実に前に進んでいきましょう。

 

▼こちらの記事もどうぞ▼

不登校は本当に甘えなのか?不登校の弟を持つ私が考えてみた

不登校が甘えだって?なんJで言われていることは偏りすぎ

タイトルとURLをコピーしました