友達付き合いがめんどくさいと感じたとき、「付き合いをやめてみたらどうなるかなぁ」なんて思ったことは一度や二度ではないでしょう。
ただ、実行に移す人は圧倒的に少ないです。
友達がいなくなったら、それはそれで寂しくなってしまうことが分かっていますから。
とは言え、めんどくさいという気持ちを抱えながら、お付き合いを続行するというのもどうにかならないかと思うわけです。その友達に対しての罪悪感も抱えることも辛いでしょう。
ここでは、「友達ってめんどくさい」が起こる理由について深堀りしていきましょう。
人間関係を見直したいと考えている人の参考になれば幸いです。
友達付き合いが面倒に感じる理由は?
友達付き合いが面倒に感じてしまう理由は、あなたが冷たい人間だから…ということではありません。
”めんどくさい”という感覚は、あなたの心が発している大切なサインです。
思ってはいけないものとしてカテゴリせず、自分自身を見つめ直すきっかけにしましょう。
あなたがめんどくさいと感じる理由を探るには、次の6つの問いが役に立ちます。
問1.無理をしていませんか?
友達付き合いに限らず、あらゆる人間関係で相手への気遣いは欠かせません。
気遣いは、相手のことを気にかけて配慮するという意味です。
例を挙げるなら、友達が遊びにきたときに、お茶やお菓子を出すことが気遣いと言えます。
気遣いは適度なら、相手も自分もいい気持ちでいられますが、度が過ぎてしまうと大きな負担になってしまいます。
上記の例で言えば、友達が遊びに来るから…と、二時間以上並ばないと手に入らないようなスイーツをわざわざ買いに行くという行為は、度が過ぎています。
たまに無理をするくらいならいいかもしれませんが、こうした行為を毎回のようにしているなら「友達ってめんどくさい」という心境に至るのも自然な流れです。
次のような行為も、無理に繋がります。
- 疲れているのに、遊びの誘いを断れなかった
- 金欠なのに奢ってあげた
- やりたくないのに女子会の幹事を引き受けた
友達付き合い=無理をするという流れであれば、その方向性を変えない限り、めんどくさいという気持ちを持ち続けることになってしまいます。
問2.上辺だけの付き合いをしていませんか?
友達と深く付き合えばそれはそれで面倒なことはあります。深い故に喧嘩をしたり、友達の悩み事が自分事のように辛かったり、自分よりも優先に動くこともあったりします。
しかしそれらは、抱えてもいい面倒事に分類されると思います。
抱えきれない面倒事としては、たとえば上辺だけの友達付き合いが挙げられます。
上辺だけの関係なら、プライベートに関する話題は極力避けたいところ。
そうなると、話題は他人の噂話や今日見たニュース、流行しているもの、天気、最近オープンしたお店、食べ物、セール情報といった当たり障りのない雑談で場をつなぐしかありません。
雑談は、人付き合いをする上での潤滑剤にはなるものの、それメインで1時間、2時間と過ごしていると「これは一体何の時間なんだろう…」と無駄に思えてしまうことが、めんどくさいにつながっている可能性があります。
問3.他にやりたいことがあるのでは…?
時間を忘れて没頭できる趣味や資格取得のための勉強など、時間を割きたいことがある場合、友達付き合いはめんどくさいと感じてしまいます。
友達との時間も大切だから…と自分を納得させようとしても、他にやりたいことがあるなら自分の本心をごまかすことは難しいでしょう。
友達との時間を選んだのに結果としてめんどくさいと感じてしまうし、自分の時間も取れないしでいいことがありません…。
問4.みんなに好かれようとしていませんか?
みんなに好かれる人はまずいませんが、それを実現させようと必死になっている人がいます。
しかし、その行為は素の自分をさらけだすことや、友達ひとりひとりと深い関係を築いていくことを難しくしてしまうでしょう。
みんなに好かれたいという気持ちが強い人は、自分自身を愛せていないのではないか?とこれまでを振り返ってみてください。
つまり、自己評価が低いということです。
自分を愛せないから、他人に愛してもらうことでバランスを取ろうとしているのかもしれません。
問5.自分のことをちゃんと理解していますか?
空気を読んで…とか、みんなもやるから…といった理由で行動し続けていると、自分がどんな人間かを見失ってしまうことがあります。
「友達ってめんどくさい」と思ったのなら、自分はどんな友達付き合いをしていきたいか改めて考えてみましょう。
たとえば友達と会う頻度。週に1回は必要だという人もいれば、月1回で十分だという人もいます。
どんな会話をしたいのか、どんな自分でいたいのか、どんな友達と会いたいのか、何をして遊びたいのか、どこで遊びたいのか…など、挙げていけばたくさん出てきます。
これらが自分の意思とは関係のないところで決められていたとしたら、本来の自分とはかけ離れた付き合い方しかできません。そうなるとめんどくさいと感じるのも無理はありません。
問6.その友達はあなたにとってどんな存在ですか?
友達とは、対等な関係であり、お互いに気を許せる存在であるという条件は最低限満たしておきたいですよね。
しかし人と人との関係は、生活や仕事の変化や、誤解、距離感など、ちょっとしたきっかけからややこしくなってしまうことがあります。
そして友達は一生の友達もいれば、いつの間にか疎遠になったり、あんまり関わりたくないと思ったりとさまざま。
「友達ってめんどくさい」というのは、正確には「この人と一緒にいるのはめんどくさい」ではないか考えてみることをおすすめします。
もし特定の人物に対して思っているのなら、少しずつ距離を置くという選択肢もあります。
まとめ
友達ってめんどくさい…と思う理由について、掘り下げて考えていきました。
あなたに当てはまる項目はあったでしょうか。
めんどくさいという感覚が、あなたの心や人生に与える影響は決して小さくはありません。
ストレスがかかり、ネガティブな気持ちになり、行動の邪魔になってしまいます。
めんどくさいとは、性格の一部として表現されることもあります。
しかし、あなたの心が感じている本当の声を聞くきっかけにもなるということを覚えておいてください。
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