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「夜にお菓子を爆食いしてしまう…」そんな日々に悩んでいる人へ

夜 お菓子 爆食い
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気が付いたら、夜にお菓子を爆食いしてしまう…そんな悩みを抱えている人は、放っておいてはいけない問題が潜んでいるかもしれません。

それは、太ってしまうことが些細なことに思えるくらいです。

あなた自身が持っている問題が大きくなってしまったら、最悪、人生にまで大きく影響してしまう恐れもあります。

ここでは、夜にお菓子を爆食いしてしまう人が、どんなことに気を付けなければならないのか、どうやって向き合っていくべきかについてお話します。

不安や焦りかも…

お菓子を食べ過ぎてしまうとか、太ってしまうというのは、表面的な問題です。あなたを本当の問題から逃がすために、心が選択しただけかもしれません。

本当の問題とは何か?というと、あなたの中にある不安や焦り、恐怖心などの根本的な問題のことです。

こうしたマイナス感情の原因になっているのは、どんなことがあるのか、改めて考えてみてください。例えば、こんなことに心当たりありませんか?

・人間関係(家族・パートナー含む)が上手くいかない
・将来に対して不安を感じている
・仕事が上手くいかない
・友達が結婚した
・友達が出産した
・親しい人が亡くなった
・収入が減った
・恋人と別れた
・最近体重が増えた など

もし、当てはまるのなら根本的な問題を解決しないと、夜にお菓子の爆食いしてしまうのを止められないかもしれません。

このままだと、精神衛生上も良くありませんし、病気になってしまうリスクも上がってしまいます。

根本的な悩みの探り方

根本的な問題を知らないと、解決する方法も分かりません。ゴールも分からないままひたすらに走っているようなものですから。

とはいえ、あなたの中に隠れている根本的な問題は、深く探っていかないと分からないことが多々あります。

もしかしたら、自分が思っていたことと全然違っていることかもしれません。

私は、収入のことで悩んでいると思っていたのに、実は仕事が上手くいかなくて悩んでいたということがありました。

また、何に悩んでいるか気付いた時は、より具体的にしていく必要があります。

仮に人間関係に悩んでいたとしても、具体的に人間関係の何に悩んでいるのかを考えていきましょう。

・自分から話しかけられない
・話しかけられた時に応えられない
・嫌味がきつい
・自分だけを怒る上司がいる
・友達と喧嘩した など

人間関係の悩みと言っても、これだけ色々な種類がありますし、さらに細かく分けていくことができます。

「自分から話しかけられない」なら、過去に嫌なことがあったから、人に嫌われるのが怖い、話しかけ方が分からないなどがあります。

そもそも、自分から話しかけたくない(話しかけなくても良い方法を知りたい)かもしれません。

さらにそこから掘り下げていくことで、自分の本当の悩みに気が付きます。こうして、自分の根っこの部分を知るだけでも結構スッキリしますよ。

最初は悩みを断定しない

自分の悩みを知る時のポイントは、これ!と断定してしまわないことです。

上でも言ったように、収入で悩んでいると思ったら仕事で悩んでいたり、その逆である可能性も考えられます。

不満・不安・何かモヤモヤする・何かイライラするなど、負の感情が出てくるようなことを、ズラッと書き出してみてください。

書き出す順番とか、同じ内容とか考えずに、とにかくたくさん書き出してみるのです。

たくさん書き出してみると、「自分はこれについても悩んでいたんだ…」と、知らなかった自分に気が付くこともあります。

書き出した後は、改めて自分が書いたことを眺めてみて、その中で感情が揺さぶられるもの、内容が似ているものについて掘り下げていきましょう。

あなたの心を守るためにやっていること

どうしたら良いのかを伝える前に言っておきますが、爆食いはあなたの心を守るためにやっていることです。

食べ過ぎたことによって、罪悪感を覚えて結果的にストレスに感じているので、そうは思えないかもしれませんが、本来食べるという行為はストレス解消になるもの。

心の状態が良くない時、無性に食欲が湧いてくるのは、あなたの心を守るために、体がそうさせているとも考えられます。

ちなみに、ため息をするのもストレスで浅くなった呼吸を整えるためで、心身のリフレッシュをしているそうです。

このように、体は無意識のうちに心のバランスを整えようとします。

夜からお菓子を爆食いしてしまう自分が嫌になってしまう人もいますが、そのストレスがまた爆食いを呼び起こしている可能性もあります。

いっそ開き直って、お菓子を楽しんだ方がストレス解消に繋がり、爆食いを抑えられるかもしれません。

ストレスを感じても、幸せを感じても、食べることに変わりないのなら、なるべく楽しむように心掛けてください。

楽しいこと、嬉しいことを探す

人は見たいものを見て、自分の興味のあることしか意識しないと言われています。

同じ道を歩いていても、車の多さにうんざりする人もいれば、道のそばに小さく咲いている花に見とれる人もいます。

私が読んだ本で、そのことがすぐにわかる面白い方法が紹介されていました。

まず、あなたの周りにある赤い物を探してみてください。

どんな物があって、いくつあるのか、しっかり探しましたか?では、目をつぶってしっかりイメージしてください。

あなたの周りにある黄色い物は何がありましたか?

恐らく、改めて探してみないとわからないと思います。このことから分かるのは、愚痴ばかりを言っている人は悪い部分を探し、嬉しいことばかり言っている人は良い部分を探すということです。

お菓子を爆食いしてしまった時、ネガティブな状態になっていることが多いため、悪い部分ばかりに目が行きがちですが、本当にそうでしょうか?

食べている時に少しでも美味しいと感じませんでしたか?

まずは、1つだけでも良いので、お菓子を食べている時に良かったことを探してみてください。そうすると、芋づる式に色々出てきますから。

悪い=ダメではない

少し難しいというか、ややこしい話をします。これは、自分の心と向き合う時に役立つ考え方なので、ぜひ覚えておいてください。

それは、悪い=ダメではないということです。

お菓子を食べ過ぎてしまう、夜更かしをしてしまう、確かに体には悪いです。ですが、それ以上でもそれ以下でもありません。

体に悪い、ただそれだけです。

「自己管理もできないなんて…」「なんてダメな人間だ…」そうやって、自分を責めてしまうと、心を追い詰め、そのストレスが体に悪影響を及ぼしてしまいます。

考え方によっては、たまに羽目を外して好きなお菓子や食べ物をたくさん食べる、好きなだけ夜更かしをするのは、楽しいと思えるものです。

それがストレス発散になるのなら、良いと言えるのではないでしょうか。もちろん、やり過ぎると体に負担をかけてしまいますが。

必要以上にネガティブにならなくても良いですし、無理にポジティブにならなくても良いんです。

この考え方は結構難しく、私もなかなか成功することはありませんが、上手くいった時は楽になります。

心を楽にするには

心を楽にすることで、夜にお菓子を爆食いしてしまうのを止められる可能性はあります。

ただ、その方法は状況や人によって変わってきます。1つやって上手くいかなかったとしても、それは合わなかっただけです。

色々試してみてください。

話を聞いてもらう

人に話を聞いてもらうだけで、結構スッキリすることありますよね。

それに、話をしている内に自分の本当の悩みが見えてくることもあります。信用できる友達に色々話をしてみてください。

ただ、否定的に話をする人、あなたを正そうとする人に相談すると、落ち込んでしまうかもしれませんので、おすすめはしません。

・悩みを打ち明けられる人がいない時は…

友達が忙しくて話をする暇がない、そもそも周りに心の内側を相談できる人がいないという人は、自分と対話すると良いでしょう。

誰もいないところで、1人二役をするような感覚で自分と対話してみるのです。

聞き役をする時は、否定的な発言をするのではなく、大切な友達が悩みを相談してきたようなイメージで話を聞いてあげてください。

同じ悩みを抱えている子どもの話を聞いているような感覚で話を聞き、イメージの中で抱きしめるのも良いと言われています。

休みを取る

「もう疲れた」「眠い」「動きたくない」などと思うのは、体が休息を求めているサインだそうです。

仕事を休めそうなら、思い切って休みを取ってみてください。どうしても取れない場合は、休日を利用して心の休息を取りましょう。

スマホの電源を切って過ごしたり、癒しの音楽を聴いてゆっくり1日を送ったり、内観をしてみたり。

内観は自分の心の内側を知ることができて、今後の身の振り方…というか、生き方の方向性が分かってきます。※内観のやり方は色々あり、私は自問自答しています。

ただ、長いこと内観をすることなく生きてきた場合、体調を崩してしまうかもしれません。

私は、内観をすると熱を出したり、頭が痛くなったり、吐き気がしたり…、というように体調を崩してしまいます。

ですから、内観をする場合は2連休がある時の1日目にやることをおすすめします。

軽い運動をする

運動には心を安定させる効果があると言われています。「あ~疲れた~」くらいの運動をすると、どこか心地良く感じるのは、そのおかげかもしれませんね。

他にも、満足感や達成感を感じられ、自信にも繋がるなど、メリットもたくさんあります。

普段運動をしていない人は、有酸素運動(軽い不可を継続的にかける運動、いわゆるジョギングやウォーキング、サイクリングなど)が良いです。

軽くランニングをしたり、ダンスをするのもおすすめです。体が温まり、多少汗ばむくらいに抑えましょう。

それ以上やると逆に疲れすぎてしまいます。

私が整形外科の人から話を聞いた結果、普段運動をしていない人が無酸素運動(短時間で大きな力を必要とする運動、いわゆる筋トレや短距離走)は必ず体を壊すと言われました。

「必ず」というのを何度も強調していたので、本当にやらない方が良いと思います。

また、運動は食欲を抑える効果もあると言われていますので、小腹が空いた時に軽く運動をするのも良いかもしれません。

自分を許す

夜にお菓子を爆食いをすると、翌日には後悔の嵐で自分を責めてしまうかもしれません。

ですが、自分を許せないと思い続けると、そのストレスでまた同じことを繰り返してしまいます。そしてさらに自分を責め…という悪循環が始まってしまいます。

その悪循環から抜け出すためには、自分を許してあげることが大切です。

仮に、「まぁいいか」と思えたのなら、爆食いのストレスもかなり軽減されると思いませんか?

人は禁止されるとやりたくなる

人は禁止されるとやりたくなってしまうということがあります。心理学では、そのことをカリギュラ効果と言います。

夜からお菓子を食べてはいけない。ましてや爆食いなんて絶対にダメ!と言い聞かすことは、無意識にカリギュラ効果を発動させていると言えます。

1週間に1回だったら爆食いOKとか、夜からお菓子を食べる時はこれだけというように、新しいルールを決めて、一部解禁してみてください。

それだけで、スッと肩の力が抜けますよ。

心を楽にする言葉に耳を傾ける

世の中には、心を楽にする名言がたくさんあります。

言葉の力はすごく偉大で、数文字程度の言葉で人生が変わった人もいるくらいです。人生でないにしても、名言で心が楽になった経験はあると思います。

辛くなった時、名言に耳を傾けてみてください。気に入ったものがあるなら、紙に書いて貼りつけておくというのもおすすめです。

本当の問題を知り、考える

最近、私が聞いた言葉でハッとしたものがあります。それは、「悩むのではなく考えよう」ということ。

悩むのも考えるのも、似たようなものに感じるかもしれませんが、この両者には決定的に違うことがあります。

悩むというのは、答えが出ないことに思考を巡らせ、ずっとモヤモヤしている状態。

考えるというのは、どうやったらできるようになるのかに思考を巡らせている状態。

自分にかける言葉の違いを知ると分かりやすいです。悩むは「なんで?」「どうしよう」と声掛けしていることが多いのですが、考えるは「どうやったら良くなる?」「で、どうする?」と声掛けしています。

意識してやってみると分かりますが、なんでとかどうしようというのは、後ろ向きでなかなか答えに辿り着きません。ですが、どうやってと問いかけてみると、ある時ハッとひらめくことがあります。

人は、問いかけられると答えようとする習性があると言われています。

「昨日何時間眠りましたか?」

今、数字が出てきたり、何時に寝て何時に起きたかを考えてしまったのではありませんか?

こうやって、あなたの悩みに対して「どうやったら良くなる?」と、自問してみてください。すると、自然に解決策を考えようとしますから。

他にもこんな理由かもしれない

ここまで、精神的な部分に焦点を当てて話をしてきたのですが、それ以外の原因も考えられます。

ここからは、それ以外の部分についてお話します。

習慣になっているだけかも

ストレスから爆食いが始まってしまい、根本的な問題が解消したとしても、何度か続けてしまうと、習慣になってしまうことがあります。

美味しいお菓子を食べている時は幸せを感じられますから、夜に食べ始めて止まらなくなるのは、ある意味では仕方がないことかもしれません。

加えて、夜は脳が疲れていて、お菓子の誘惑に負けやすくなるそうです。

その習慣を断ち切るには、一気にやめるのではなく、少しずつ減らしていく方法が効果的です。

その他にも、以下の方法があります。

・食べても良い日を用意する
・食事はいつも通り食べる
・暇な時間をなくす
・睡眠の質を上げる など
以下の記事で詳しく説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

糖質依存かも

専門的な話になるので、ここでは詳しく説明できないのですが、糖質依存の可能性もあります。

簡単に説明すると、お腹が空いている訳でもないのに、お菓子を食べたくなったり、お菓子がないとイライラしてしまう状態のことだそうです。

この状態になると、体が欲している訳ではないのに、ついついお菓子を食べてしまうようです。

開き直って健康に良い物を食べるのも手

美味しい物を食べるというのは、本来はストレス発散になることです。体がストレスを発散させようとしているのに、気にし過ぎてストレスを溜めてしまってはもったいないです。

ということで、いっそ開き直って食べてしまうというのはどうでしょうか?

と言っても、お菓子ではなく体に良い物を選びましょう。

例えば、生野菜や果物、ナッツ類、魚などは栄養素が凝縮されていて、体に良いと言われています。

もちろん、食べ過ぎてしまうのは良くありませんが、お菓子の代わりに体に良い物を食べることで、罪悪感を減らすことはできるでしょう。

まとめ

夜にお菓子を爆食いしてしまうのは、根本的な問題を解決することが近道なのではないかと、個人的に思っています。

ただ、根本的な問題というのは、解決するまでに時間がかかることも多いです。努力も必要ですし、考え方を見直していく必要がありますから。

それでも、ちょっと行動を変えたり、誰かの言葉に耳を傾けるだけで、ある日突然心が楽になることもめずらしくありません。

私自身、状況が何か変わった訳ではないのに、ある一言でフッと気持ちが楽になるという経験は何度もあります。

一気に進めなかったとしても、1歩は確実に進んでいます。そうやって考え、少しずつでも、確実に改善へ向かってください。

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