疲れて帰ってきたら、とりとめのない話をいつまでも続けられて、イライラした経験ってありますよね。
疲れている時に限らず、口を開けば堰を切ったように言葉があふれてくるのを見ると、余計に疲労がたまってしまいます。
しかも、「今日は疲れているからちょっと…」というように、話を止めようとしようものなら、怒られてしまうというおまけつき。
結局、満足いくまで話を聞かないといけません。いつ終わるかもわからない話を。
そんな妻とは、どんな風にかかわっていけば良いのか、頭を悩ませている男性も多いでしょう。
ここでは、妻と話すとイライラする人に向けてどうやったら会話が楽しくなるのかについてお話します。
どうしてイライラするのか?
妻の話にイライラしてしまう理由はいくつかあると思います。
男性が会話をするときには、何かしら結論を求めていることがほとんどです。
妻と会話をしていてイライラしてしまうのは、多くの場合とりとめのない話で、結論が分かりにくいからだと言われています。
例えば、こんな経験はありませんか?
「今日は魚料理を作るって言っていたけど、どうしてモヤシ炒めなの?」と質問すると…
「それがさ、魚を買おうと思って○○っていうスーパーに行ったら、○○さんに会ったの。すると、旦那さんが魚にあたって入院したって聞いたのよ。うちはあなたが倒れたら生活が回らないじゃない!?だから魚料理は怖いかなぁと思って…」
正直、長い割には要領を得ないですし、この話から分かるのは魚を作るのをやめたってことくらいですよね。モヤシを選んだ経緯については一切語られていません。
男性からしてみると、こんなことは「魚にあたったという話を聞いたから魚料理はやめた」で済む話なのですが、女性は一から十まで話しがちです。
普通の時でも「で、何が言いたいの?」となりがちなのに、疲れている時にこんな感じで会話が展開されると、話しかける気も失せると思います。
ただ、イライラしてしまうのはどうしてなのか、もっと掘り下げて考えていかないと、その内夫婦関係を続けていけなくなってしまいますよ。
イライラする理由の掘り下げ方
自分がイライラしてしまう理由を掘り下げていくことで、気持ちが軽くなることは珍しくありません。
認めたくないかもしれませんが、妻と話をすることではなく、自分に原因が隠れていたということも割と多いです。だからこそ、掘り下げて考えることは大切なのです。
イライラの理由を掘り下げるには、疑問を投げかけて答えを出すというのを何回も繰り返していく必要があります。
例えば、話しが長いからイライラするとしたら、なぜ話が長いとイライラするのかについて考えます。その答えは人によって違いますが、仮に「やりたいことができなくなるから」だとします。
すると次は、「やりたいことは会話の後からでは難しいのか?」とか、「具体的には何をやりたいのか?」などと考えていきます。
こうして、少しずつ掘り下げて考えていくことで、自分がどうしてイライラしてしまうのかについて分かってきます。
これについては、自分の気持ちを理解するだけにしましょう。善悪を決める必要はありません。
また、本当にそう思っているのかについても考えてみてください。
「やりたいことができなくなる」だと思っていたことが、実際は「ただ会話をするのが面倒だったから」の可能性もあります。
その時その時でも答えが変わることがあるので、定期的に自分に質問し直してみて、自分の本心を探してみてください。
話に興味をもってみて
僕は妻と話をしていても、イライラすることはほとんどありません。あるとしたら、自分に対するダメ出し…というか、グチみたいな内容だったらイライラすることはあります。
ですが、雑談なら普通に楽しんでいます。まぁ、他のことをしている時とかは「ちょっと待って!」って思うことはありますが…。
楽しむためのコツは興味をもつこと。
何に興味をもったらいいのか?ということなんですが、話しの中に興味のある部分を見つけ、そこを質問して膨らませてください。たったそれだけで会話が楽しくなります。
妻も勝手に色々話してくれるはずですから。
例えば、話の中に登場する人物。よく、女性に対するグチで「当たり前のように友達が登場してくるのが嫌」という話を聞きます。
でも、友達について何かしら説明している、もしくはこれからする予定であることがほとんどです。もし、説明がなかったとしても「○○ってどんな人?」という質問をしてみてください。
女性は話すのが好きなので、嬉々として話をしてくれるはずです。
何もないなら、適当に興味の持てる対象を探してみてください。人物に限らず、出来事とかに興味をもつのもおすすめです。
オチはあなたが促してあげる
僕は、女性と会話をしていてオチについて気になったことは一度もありません。それに、男友達からもオチについて指摘されたこともないので、僕がオチについて欠落しているということもないと思いたいです。
そんな僕が何をしているのか、というと、オチを促すことです。
「その後どうなったの?」とか、「それでどうだったの?」というように、話を促すだけで話が盛り上がりますし、自分自身も楽しくなってきます。
このテクニックは、妻との会話以外にも誰とでも使えます。
日常会話をするメリットは大きい
今のあなたは、妻と話すとイライラするという気持ちでいっぱいかもしれません。
ですが、日常会話を大切にしていないと、いざという時に意思疎通ができなくて、大きなトラブルに発展してしまう可能性があります。
女性は日常会話をすることで信頼関係を強くしていきます。
話を聞いてくれる、気持ちを打ち明けることができるという存在が、信頼の証だと認識しているのです。なので、日常会話を大事にしている夫婦は、何かあった時に強いです。
お互いの価値観が理解できているから、すんなり話が進んでいくこともありますし、仮にぶつかったとしても、解決するまで話し合うことができます。
幸せな夫婦生活を送るためには、雑談することを楽しむための努力が重要なのです。
まとめ
男と女は別の生き物と言われるくらい、考え方やものの捉え方に大きな違いがあります。
時にはそれが原因で大喧嘩に発展することもあるでしょう。
ですが、お互いに根っこの部分を理解して、大事にすることができたなら、長く楽しい生活が送れるものです。