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「学歴不要論をどう思う?」学ぶ大切さを大人になってから分かった

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最近、学歴不要論に対して、元2ちゃんねる管理人、論破王として有名な西村博之さん(通称ひろゆき)が反論したということで話題になっています。

「大卒と高卒だと、平均生涯年収の差が3~5000万円と言われてます。まともな企業でデスクワークだと大卒じゃないと応募すら出来なかったりします」と、学歴格差の一例を示すとともに、「現実に対して『高卒でも収入が高い人はいる』とか平均の意味が分かってない反論を見ると大学いかないとこうなるんだな。。と」
(引用:日刊スポーツ

学歴に関して色々な意見が飛び交っているので、学歴は本当に不要なのか、学歴が必要だと言われる理由は何なのかなど、あらゆる考えや情報を交えて、大学を中退した僕の意見を述べます。

高学歴であることのメリット

就職先の幅が広がる

高学歴の人というと、どんなイメージがあるでしょうか。

仕事ができそう、マナーや一般常識が整っていそう、教養がありそう、教えたことをすぐに理解しそうなど、プラスな印象が多いと思います。

企業も同じような印象を持っているとかんがえられます。

また、高学歴でないと就職が難しい企業もあるので、学歴が高い人ほど就職先の幅が広がるのです。

もし、あなたが経営者だったとして、中卒の人と東京大学を卒業した人が同時に面接に来たとしたら、どちらを採用したいと思いますか?

周りの人たちのレベルが高く、自分の成長に繋がりやすい

難関大学を合格した人の多くは、考え方というか優れた知能・能力を持っています。勉強に対する心構えはもちろん、効率的に学ぶ方法、仕事に対する考え方などが違います。

すると、日常的に行っている会話が変わってきます。

優秀な人材として活躍するにはどうしたら良いか、どうやったらより効率的に物事をこなせるようになるのかなど、優れた人とこうした話題で話し合っていくと、互いを高め合うことができます。

生涯賃金の平均が高い

冒頭のひろゆきさんの話でもありましたが、学歴で生涯賃金に差が出ることがデータで分かっています。

確かに、高卒・中卒に関わらず、成功する人は成功しますし、高学歴でも必ず高収入になれる訳ではありません。

ですが、6年以上早く社会人になっているのに、生涯年金にすると大学・大学院卒の方が5,000万円~6,000万円もの差が開いているそうです。

なぜ学歴不要論が論じられているのか

高学歴であることには様々なメリットがありますし、収入というデータもでているのに、どうして学歴不要論を唱える人がいるのかについて考えてみました。

学歴がなくても成功している人はたくさんいるから

ひろゆきさんに言っている人がいるように、学歴がなくても高収入を得ている人もいますし、成功している人もたくさんいます。

とくに、現代はネットを通して人気が出れば、成功できるので、一昔前に比べたら学歴がなくても成功しやすいのかもしれません。

また、人は普通とは違うことが印象に残るものです。東大卒が大企業に入社!というストーリーよりも、中卒が大企業に入社できたというストーリーの方が印象に残りますよね。

どうやったの?という意味でも気になりますし。

学歴が必要という当たり前の意見よりも、学歴不要と言われた方がインパクトに残るから、それを唱える人が多いのかもしれません。

学歴=能力じゃないから

学歴があるのと、能力があるのとはイコールではありません。

知識としては多くを学んできたかもしれませんが、実際にその仕事をしている人は、必要な知識や技術を現場で学んでいます。

場合によっては、現場で多くを学んできた人の方が、人材という意味では優秀かもしれません。

学歴がない人の励みになるから

学歴不要論を唱える人、学歴不要論を支持している人は、恐らく高学歴ではないでしょう。

なぜなら、そうやって考えた方がこれから生きていくうえでの励みになるからです。

もちろん、糾弾するつもりはありません。僕は大学中退なので、高学歴とは言えませんから。

正直なところ学歴不要論を信じた方が僕にとって都合が良いです。耳障りも良いですし。

ただ、学歴不要というとちょっと極端すぎる意見なんじゃないかと思ってしまうのも正直な意見です。

大学生もピンキリ

高卒の人や、現在高校生以下の人にとって、大学生のイメージってどんなものでしょうか。

絵に描いたようなガリ勉?ぼんやりしている?チャラチャラしている?

一言に大学生と言っても、本当に色々なタイプの人がいます。

僕が通っていた大学は、難関というほどでもなかったからか、ガリ勉っぽい人はほとんどいませんでした。

クラスに一人はいる目立つ人みたいな人がそこそこいて、あとは普通…っというか何と言うか、そこら辺にいる高校生がそのまま大学に来たみたいな人が大半でした。

大学生と言っても、単位さえとっていれば良いと思う人もいれば、将来、自分の就きたい仕事のために一生懸命努力する人もいます。

人に出席を取らせておいて平気でサボる人もいました。僕の大学は点呼ではなく、出席カードの提出だったので、簡単に代理出席ができましたから。

きっと、難関の大学を受かった人の中にも、本気で勉強に取り組んでいない人もいるでしょう。

学歴不要論を後押ししているのは、大学を出たとしても、自分の能力を伸ばしてこなかった人がいるからだと思います。

将来どんな仕事をするのかで変わる

学歴不要かどうかは、どんな仕事に就きたいのかどうかにもよります。

身体を使う仕事、営業職、福祉系の仕事、警備員、運転手、接客業、飲食店などは、学歴に関係なく働ける可能性が高いです。資格が必要な場合はありますが。

もちろん、自分で起業する場合も学歴は関係ありません。

ただ、安定して高収入を得たいと思っているのなら、学歴はあった方が有利になります。

起業するにしても、ある程度頭が良いというか、知識があった方が良いですし、大企業で働きたいという場合は、学歴を重視される可能性があるからです。

学歴不要という人と、学歴は必要という人の意見が分かれるのは、一概には○○が正しい!とは言えないからでしょう。

学び方や考え方を学ぶことが大事だと思う

僕がこれまで生きてきて思ったのは、学び方や考え方はすごく重要だということ。

学がある人・教養がある人は、話していると何となくわかります。これに関しては、学歴とは関係ありません。

高学歴な人でも「学がないなぁ」と感じることがありますし、学歴がない人でも「教養がある」と感じることがあります。

学があると感じる人には、こんな特徴があります。

・自分の意見もしっかり持っているのに、相手の意見もちゃんと耳を傾ける(全否定しない・多角的に物事を考えられる)
・情報を鵜吞みにしないで、信じる根拠を持っている
・言いたいことが分かりやすい
・誰にでもわかりやすいように話す
・接していて気持ちが良い

このようなことは、大学に行っても教えてくれないと思います。ですが、こうしたことができている人は、高学歴の人が多いように感じます。

じゃあ、どうやって教養を深めることができるのか、というと本を読むことです。

本をよく読んでいる人は、自然と教養が身につきますし、生きていくうえで役立つ考え方が学べます。

読書量と年収は相関関係があるというデータがあり、読書量が2倍になると年収は3倍になるそうです。

高学歴の人は本を読む習慣のある人が多いから、自然と教養が深くなっていくのでしょう。

成績が良いだけではダメ

これは僕の個人的な考え方なのですが、勉強ができているだけではダメだと思っています。

僕の近所の大学生は、深夜2~4時の住宅街で、仲間たちと大きな声を出して騒ぐ人がたくさんいます。酔っ払っているというのを言い訳にして。

その様子を見ていると、「頭が良いだけじゃダメなんだな」と感じます。

常識とは、マナーとは…を説くつもりはありませんが、結局人のことをより深く考えられる人間は、仕事でもプライベートでも上手くいきやすいと思います。

まとめ

以前に比べると学歴は重要視されなくなった風潮があります。

パソコン一台で成功を収めている人もいますし、起業して成功を収めた人もいます。

YouTuberなんかも、学歴に関係なく成功できる職業の一つですよね。とはいえ、有名なYouTuberは、バカみたいなことをしているようで、色々考えているなぁと感じます。

学歴は不要かもしれませんが、教養は深めた方が何かと有利になるので、成功したい人は本を読む習慣を身に付けることをおすすめします。

 

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