私のように、人間関係を極力小さくしている人がSNSをやらないと言えば、「必要ないんだろうな」と納得されると思います。きっとかっこいいとはならないでしょう。
SNSをやらないことでかっこいいと言われる人は、「SNSを使いこなしてそうなのに、あえて距離を置いている人」です。
ここでは、SNSをやらない人がかっこいいと言われる理由を掘り下げていきます。
SNSをやらない人がかっこいいのは、自分を持っている人だと思われるから
SNSをやらない人がかっこいい理由は、自分を持っていることを感じさせるからです。
私は、子どもの頃から我が強かったのですが、それを必死に抑えて生きてきました。他人の批判に怯えていたからです。
なので、自分を持っている人への憧れはすごかったです。臆病な自分に対する劣等感からか、好きになる男性や友達は、自分を持っていることを感じさせる人ばかりでした。
そんな私が「あ、この人は自分をしっかり持って生きているな」と感じる基準は、比較することに関心を持たない人です。
自分と他人を比較するとか、周りの目を気にしていない。他人に勝手に価値を付けない…といった感じの人。
私は比較することに忙しい人間でした。そんな自分が嫌すぎて人間関係を手放したところもあります。
自分をしっかり持っている人は、比較に興味がない人。そして比較しない人にはこんな特徴があります。
- 誰にでも平等に接する
- 流行に流されずに、自分が好きなファッションを楽しんでいる
- 一人で行動することにストレスを感じない
- 他人の意見に振り回されることがない
- 将来の目標や夢に向かって突き進んでいる
- 嫌なことは断ることができる
- 他人の悪口や噂話に興味がない
- 他人の考え方を受け入れる器の大きさがある
- 自分のことをよく理解している
どれも人としてかっこいいなと思います。
SNSをやらない人というのは、上記のような印象を持たれやすいことから、かっこいいと言われるのではないでしょうか。
SNSをやらない人の魅力4つ
うちでは、私よりも夫のほうがSNSに興味がありません。
これまで、何のありがたみもなく十数年過ごしてきましたが、改めてSNSをやらない夫の魅力について考えてみたいと思います。
夫婦の時間を楽しめる
SNSをやらない夫を持つ最大の魅力は、夫婦の時間を楽しめるところです。
夫はスマホで漫画を読むのが趣味なので、スマホをいじることはありますが、会話をするときには控えてくれます。
SNSにハマると、目の前の人との会話がおろそかになりがちです。あの中毒性はどこからくるのか不思議です。
SNSのチェックがメインで、夫婦の会話は片手間に…。そんなことが当たり前になってしまうと、コミュニケーション不足から色々な問題が起こるでしょう。
会話をしているときはスマホはできるだけ控えるというルールは作っておいたほうがよいと個人的には思っています。
SNSに限らず、スマホには中毒性のあるアプリがたくさんあるので…。
うちは、夫も私もゲームアプリにハマったことがあります。
その頃は、時間を見つけてはゲームに飛びつき、夫婦の会話なんて本当にオマケのようなものでした。
外出中もスマホを見るタイミングばかりうかがっていました。
ある日、外出中に夫が「7時からイベントなのに間に合わない!」と苛立っている様子を客観的に見たとき、これはまずいのでは…と思うようになりました。
話し合った結果、夫はそのゲームアプリを消すことに。
もはや楽しんでいるのではなく、ログインしなくては…と追い立てられているような気分になっていたそうです。アプリを消すことでスッキリしたようでした。
私も私でパズルゲームをさせると何時間でもやり続けていました。それに、SNSにハマった頃は延々と他人の投稿を見続けていました。なので、夫が言う追い立てられているような感覚はよく分かります。
現在、私のスマホにあるSNSはインスタのみ、ゲームアプリはひとつもありません。
夫のスマホはSNSがゼロ、ゲームアプリはひとつあるけどマイペースに遊べるものなので、夫婦の時間は十分に楽しめるようになりました。
もし夫がSNSをやっていたら話し合いは難航したかも
夫にゲームアプリに執着しすぎでは?と話したとき、割とすんなり受け入れてもらいました。
しかし、それがSNSだったら話はややこしくなっていたのではないかと思います。
夫がやっていたゲームアプリは人と繋がることがあまりなかったのですが、SNSは人とつながる場です。
それを控えてほしいと言えば、とても嫌な顔をされたのではないかと思います。
スマホはSNSですぐに人と繋がることができたり、ゲームで暇つぶしができたりと、とても便利なアイテムです。
しかし、その便利さは使い方を間違えてしまうと、目の前の人との人間関係が崩れてしまうリスクがあります。
ほぼぼっちとして生きることを楽しんでいるけれど、それは夫がいてくれるからこそ。
そのことを忘れずに、いい距離感でスマホとは付き合っていきたいです。
ウワサ話やニュースに興味がない
私はネットで知ったウワサ話やニュースを、毎日のように夫に話します。
でも、夫は「え!そうなの~」「まじかー」「すごいねー」「そんなことどうでもいいよー」くらいの返事しかしません。
私の場合、心が乱されてばかりなのでSNSを見ないようにしていますが、夫はそもそも他人事に興味がないのです。
SNSを見なくても、余計な情報は仕入れてしまう私の心を、夫の無関心が浄化してくれているような気がします。
他人のことはどうでもいいと言い切る夫をかっこいいなといつも思います。
柔軟な心を持っている
「別にそれでいいんじゃない?」というのも夫の口癖です。
私が人間関係を小さくしたいと話したときも、家で仕事をしたいと言ったときも、夫は「いいんじゃない?」と言ってくれました。
私が常識にとらわれて苦しんでいるときは「普通や常識なんて、その他大勢が勝手に作り出した価値観でしかないんだから、気にすることない」と言います。こうして文章にすると、何だかまたかっこよく見えてきました。
他人や常識にとらわれないから、SNSにもとらわれないのでしょう。
悪いことを平気でするという訳じゃない
一応フォローさせてもらうと、常識にとらわれないというのは、非常識なことをするとかマナー違反を平気でするという意味ではありません。
人を迷惑をかけないようにしたり、不快にさせないようには気を付けつつ、自分のやりたいこと、行きたい道に進んでいくという感じです。
日中にわいわい騒ぐ若者に対しては微笑ましく(何なら羨ましそうに)見ているけど、夜中に騒ぐ人は不快そうな顔をします。
自分の気持ちを大切にできる
夫は自分の気持ちをとても大切にします。
私に遠慮して自分の気持ちを抑えることもありますが、表情に出るので分かりやすいです。笑
他人の評価よりも、自分の気持ちに正直な人なんです。
自分にとって心地よいことや好きなことを大切にする人が傍にいると安心します。
私は、自分の気持ちよりも立場とか、すべき思考で動いてストレスをため込んでしまうタイプなので、彼がいてくれると心強いです。
まとめ
SNSをやらない人がかっこいいと思われるとしたら、自分軸で生きていることを感じさせるからです。
自分軸で生きている人と一緒にいると、他人と比較することの無意味さや、いかに自分を大切にしていなかったかを思い知らされます。
もしあなたがSNSで心の疲労を溜め込んでいるのであれば、SNSをやらない人と一緒にいるだけで楽になれるかもしれません。
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