夫が謝らないことでストレスを溜め込んでいる妻は多いでしょう。
「意地を張らずに、自分から謝ったほうが円満だから」と、こちらが大人になろうと努めても、これが何度となく、何年も続くとうんざりしてきます。
私も謝ってくれない夫にうんざりしているクチです。それは今でも続いていますが、前ほどはストレスが溜まらなくなりました。
ここでは、夫が謝らない心理について、私が調べたことや感じたこと、夫に聞いてみて分かったことをお話します。
自己肯定感が低いから謝らない
夫は恐らく自己肯定感が低めの人です。いつもではなく、仕事がかかわってくるときに自己肯定感が低い人の特徴が表れます。
何を言ってもネガティブな解釈をし、自分にはできないと決め付け、人と比べては自分を恥じ、この場から逃げ出そうとしてしまいます。
夫曰く、「妻にこそ味方になってほしいのに、お前まで敵に見える」と言っていました。
このときの夫は、たとえ私が手を差し伸べたとしても、それを攻撃の手だと思ってしまいます。
攻撃されていると思い込んでいる夫は、やり返すことで自分を守ろうとする。だから謝るどころではないのでしょう。
間違っていることを認めたくないから謝らない
私にはよく分からない感覚ですが、夫はこんなことをよく言います。
- 「自分が間違っているということにイライラする」
- 「お前の言い分に納得している自分にイライラする」
自分が間違っていようが、私の言い分に納得しようが、夫の心は晴れないということです。夫の言い分が認められない限り…。
タイミングが分からないから謝らない
自分が悪いと気づき、謝りたいと思っても、タイミングが分からなくて謝れないということも多いようです。
タイミングが分からないというのは、きっと私が感情的になっていることも関係しているでしょう。私が怒っていたら、素直になるのは難しいはずです。
今は、夫が謝るタイミングを探しているのかな?と感じたら、怒りは一旦収めてクールダウンに努めています。そのほうが謝りやすいのかと思って。
でもにじみ出てくる怒気があるのか、夫は私のクールダウンに気づいていないことが多いので、今のところあまりうまくいっていません。
本当はタイミングなんて関係ないんですけどね。自分が悪いと思った瞬間に「ごめんね」と言えたら楽なのに…と思ってしまいます。
許してもらえるという確信がないと謝らない
夫は、ケンカが終わって仲直りしてから、謝ってくることが多いです。
夫は私の様子を見て今なら謝罪を受け入れてもらえそうというときに謝ってきます。
今は、減ってきたと思いますが、私の態度で謝るかどうかを決めているところがチラホラと見受けられます。
謝ってくれるのはもちろん嬉しいです。しかし、謝罪とは、許してもらえそうなときにするものではないとも思います。
結局許されるから謝らない
うちの夫は、感情的になってつい言い過ぎたことについては、本気ではなかったから許してほしいという感覚が少なからずあると思います。
昔は、バリバリそれを感じましたね。怒っているときは制御ができないからどうしようもないという空気があって。
私としては、事実ではないことや、一部を切り取って膨らませた暴言を簡単には忘れることができません。
でも、喧嘩が終わったら許すしか道はありません。憎む道を選ぶなら離婚しかないので…。
結果的に許してしまう私が、謝らない夫をつくっているのかもしれないと悩んだこともありました。
私が謝らないと謝らない
私が謝ったあとに、夫が謝ることはとても多いです。「お前が謝れ」ともよく言われます。
しかし、ケンカのほとんどは、その火種が夫によってつくられたものなので、私から謝るというのは抵抗がありました。
火種というのは、たとえば夫が仕事でミスをしたとか、約束を破ったとかそういう感じのことです。
どちらが先に謝るか…なんて、どうでもいいことだ、くだらない…と思い、大人になろうと努力した時期もありましたが、何年も同じことが続くのでうんざりしてきたというのが正直なところです。
ケンカの火種が夫であったとしても、ケンカに発展した以上、私にも悪い部分はあります。言い方がきつかったとか、態度が悪かったとか…。
ただ、やっぱり火種は夫なんです。その火を燃え広がらせたのも夫です。原因の多くは夫が持っているのに、私にも悪いところがあるんだから謝罪しろと求めてくるのは、納得ができないのです。
私はきっと、くだらないことに執着しているんでしょうね。もし誰かに相談したら、笑われてしまうかもしれません。
それでも消化できないものが積み重なった結果として、私は今日も納得ができずにいます。
ちなみに、ケンカはほぼ夫のせいだと思っていますが、私が間違ってしまうことも多いです。ただ、ケンカにならないというだけです。
私は自分に非があると思ったときに謝るのが得意なんです。たとえどんなにブチ切れていたとしても、「あ、私に原因があったかも」と思うと、即座に撤回して謝ります。
そして夫は許すことが得意です。笑
すぐに歩み寄る姿勢を見せてくれます。
そう考えてみると、私は許すことが下手なのでしょう。いや、謝られないから許せないのか?
「謝ってくれたらいつでも許しますよ」という姿勢を見せられたらいいのかもしれませんね。
まとめ
夫が謝らない理由について考えられることを6つ挙げてみました。
まだまだ消化できないモヤモヤや課題はありますが、こうして分析してみると、私のストレスはかなり軽減できたと思います。
「今は自己肯定感が関係しているかも」「謝るタイミングを探しているのかも」などと、当たりをつけられるだけでも楽になります。
自分にもできることはあるかもと思わせてくれるので、夫が謝らない理由を考えてみるのはおすすめです。